『時間革命』の感想・ネタバレ【ビジネス書レビュー】

※この記事は2020年6月5日に書いたものです。

ビジネス書レビュー第3回。

購入したのは、堀江貴文さんの『時間革命』です。

正直に言うと、私にとってはこの本はいまいち勉強にはなりませんでしたでした。というのも、この本に書かれていることは私の中ではもう数年前に通過済みというか、理解できていた事だったからです。

以下ネタバレ有りです。

この本の内容を一言で説明すると、「時間はとにかく大事」ってことです。時間はお金よりも大事で、時間=人生なので、楽しいことや夢中になれることに時間を使うべき、という感じです。全く同意です。


この本の第一章で『堀江の言いたいことは大体わかった、と思えば最後まで読む必要はない、いますぐ投げ捨ててくれ』と書いてあったのですが、時間の大切さについて分かっている人はこの本を読む必要はないと思います。
この本に書かれてることは、時間を無駄にするな、やりたいことがあるならとっとと行動しろ、他人の時間を奪うな、という内容です。とにかくそれを最初から最後まで訴えてる感じ。


私が時間の大切さに気づき始めたのは、社会人になって数年経った頃だったと思います。ずっと「やるべき事」優先だった人生だったのが「やりたい事」を優先するようになったら楽しくて時間が足りなくなって、「お金を払うから時間が欲しい!!」と思うようになりました。「タイムイズマネー」という言葉の意味を心の底から実感したのがこの頃です。その頃はまだ「時間=お金」だと思ってましたが、今では「時間>お金」だと思ってます。そのぐらい時間の価値を高く感じている人にとっては、この本はあんまり必要ないのではないかなと思います。

この本がどんな人にオススメかと言うと、時間の大切さに気づき始めたばかりの人です。時間ってもしかしてすごく大事なのでは…?と考え始めた人にとっては、この本はその考え方の後押しをしてくれると思います。あと、時間の大切さについて全く考えたことがない、という人もこの本を読んでほしいです。考える切っ掛けになるかもしれません。時間の大切さに気づくのは早ければ早いほど良いと思います。

私はこの本から新しく学ぶことはほとんどありませんでしたが、1つすごく面白いなと思う部分があって、それは第36項の『ぼくは「不老不死」を本気で考えている』という話です。私もいつからか「無限に生きたい」と思うようになりましたが、それは当然無理な事だと思って諦めていました。でも、世の中には本気で不老不死を目指している人が結構いるようで、海外の資産家は長寿に関する研究に賞金を用意していたり、人体の冷凍保存技術に多額の投資がされていたりするそうです!夢があっていいですね~!!


この本を買うかどうか悩んでる人がいたら、悩んでる時間が勿体ないのでとりあえず買ってちょっと読んでみて、不要だと判断したら途中で読むのをやめて売っちゃえば良いと思います。悩む時間がもったいないから買っちゃえ、と考えられる人は、時間を無駄にしない行動が出来ているのでむしろ必要ない本かもしれません。


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