退職証明書とは
「退職証明書」とは、
離職票と同じく、退職者が希望する場合にのみ企業側が発行する書類である。
ただし、全ての退職者に対して発行する義務はありません。
しかし、退職者から求められた際は即座に発行しなければならない。
理由なく拒否するなどの対応をしてしまうと労働基準法違反として罰せられる。
退職証明書が必要なシーン
退職証明書が必要となるシーンには大きく3つある。
①転職先から求められたとき
転職先から求められて提出するときです。
履歴書や職務経歴書の記載内容や退職理由を確認するために、新たに雇い入れる人に対して「退職証明書の提出」を求める場合があります。特に、実務経験の有無や賃金などは前職での実績を参考にするため、採用トラブルを回避するために有用とされる。
ただし、退職から2年経過後に転職活動を行う場合は、前職の会社が退職証明書を発行する義務はなくなっていますので、発行してもらえない可能性もあります。そのときは転職先にその旨を報告しましょう。
②国民健康保険・国民年金の加入手続き時
国民健康保険や国民年金の加入手続きを行うときです。
一般的には離職票を使うのですが、前述のとおり離職票が手元に届くまでには日数がかかります。その場合は、離職者が依頼さえすれば、会社の一存ですぐに発行できる退職証明書で代用することが可能です。
③失業保険の手続き時
ハローワークで失業保険の手続きを行うときにも、離職票が手元にな場合は退職証明書を使用することができます。
すぐに失業給付を受け取りたい(離職票が手元に届くまで待てない)、1日も早く手続きを済ませたいという場合は、退職証明書をハローワークに持参して相談する
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