武闘派双極魔弾!ネクラツインパクトナイト
■はじめに
今回は自分がかなり引きずっている自然・光・闇文明(所謂、ネクラカラー)のカードで成立させたナイトデッキの構築を紹介します。
今のナイトデッキといえば《魔光大帝ネロ・グリフィスⅡ世》を使用したループデッキが主流かと思いますが、個人的にはその手のループデッキは好みではないため、ループしないタイプのナイトデッキの構築を考えることにしました。
ナイトデッキと言えば、水・光・闇文明(所謂、ドロマーカラー)が主流ではありますが、今回はナイト版《フェアリー・ミラクル》である《爆獣パンダ・ブーリン / 魔弾パンダフル・ライフ》がどうしても使いたかったので、今回のような構築になりました。
《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》の登場でかなり救われたデッキタイプなので《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》は感謝してもしきれません。
オマケではループするナイトデッキが好みではない理由について紹介します。
また、以前に考えていた構築も紹介します。
それでは構築の紹介に入ります。
■構築の紹介
・コンセプト
《魔弾パンダフル・ライフ》でマナ加速し、《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》で制圧&展開しよう
ナイトカードがツインパクトになったのでツインパクト軸にした構築にしよう
・メイン
・超次元ゾーン
※今回は必要最低限のカードのみ紹介します。
■各カード解説
<メイン>
・レレディ・バ・グーバ / ツインパクト・マップ×4
初動及び自然文明確保分な1枚。
<効果:レレディ・バ・グーバ(以降、クリーチャー面)>
■ S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■このクリーチャーは攻撃できない。
<効果:ツインパクト・マップ(以降、呪文面)>
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からツインパクトカードを1枚、手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。
まずクリーチャー面は、S・トリガーで9000以下のクリーチャーを除去することができます。
しかし、攻撃することができないため、バトルゾーンに出た後は《復活の祈祷師ザビ・ミラ》で破壊するまでなにもすることができないことが欠点です。
次に呪文面は、ツインパクトカードを回収できるため、今回採用している殆どのナイトカードを回収することができます。
3枚の中から選べるため、状況に応じて回収するカードを変えられることができます。
また、1コストの呪文なので、最速で《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》のG・ゼロ条件を達成できます。
ナイトデッキに不足しがちな3文明目を確保しつつ、今回の構築と親和性の高いカードなので4枚採用です。
・全虹帝 ミノガミ / ハザード・パクト×4
地味だけど器用な1枚。
<効果:全虹帝 ミノガミ(以降、クリーチャー面)>
■マッハファイター
■このクリーチャーが出た時、ツインパクトカードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンにあるツインパクトカードの枚数よりコストの小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
<効果:ハザード・パクト(以降、呪文面)>
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがツインパクトカードなら、カードを1枚引く。
まずクリーチャー面は、■このクリーチャーが出た時、〜。の効果で少しだけ《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》素出しに貢献することができます。
特に《パンダフルライフ》は頻繁には使わないカードなので良くマナ置きの対象になります。
そしてマッハファイターと■このクリーチャーが攻撃する時、〜。の効果で除去と展開を行うことができます。
特にナイトデッキは序盤に《魔光ドラム・トレボール》が並べることが大事になってくるため、マナゾーンから直接出せるようになることは画期的です。
この効果で参照するカードはツインパクトカードですが、出せるクリーチャーはツインパクトカードでなくて良いため、マナが伸びきった後は《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》や《復活の祈祷師ザビ・ミラ》を出すこともできます。
注意点はマナゾーンから出せるクリーチャーはマナゾーンにあるツインパクトカードの枚数よりコストが小さいクリーチャーであるという点です。
これによって若干の使いにくさを感じる部分が出てきます。
非ツインパクトカードも多少入っている今回の構築ならではの欠点になります。
次に呪文面は、初動になるマナ加速です。
ツインパクトカードが豊富に採用されているため、1ドローできることが多いですが、非ツインパクトカードも入っているため時々外れます。
普段のナイトデッキでは触れられない部分に触れることができるクリーチャーであり、初動にもなるカードなので4枚採用です。
・天地命動 バラギアラ / 輪廻暴冥×2
文明確保兼S・トリガーの除去カードな1枚。
※自由枠です。
<効果:天地命動 バラギアラ(以降、クリーチャー面)>
■このクリーチャーが召喚によって出た時、自分のマナゾーンにあるカードをすべてアンタップする。
■輪廻∞:このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたまま唱えてもよい。そうした時、自分の《天地命動 バラギアラ》1体につき、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。(その呪文のコストは支払う)
■T・ブレイカー
<効果:輪廻暴冥(以降、呪文面)>
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
■コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
今回このカードを採用した理由は
・自然文明と闇文明を持つカードである
・S・トリガー持ちの除去カードである
・ツインパクトカードである
の3点を満たすカードだからです。
その中でも今回このカードを選んだ理由はクリーチャー側の効果にもあります。
クリーチャー側は■このクリーチャーが召喚によって出た時、〜。の効果でマナが全部アンタップするため、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の効果で破壊できるクリーチャーの数が無料で1体増えるということです。
輪廻∞はあまり使用する機会はないですが、ブロッカー等を除去しつつ攻め手を増やすことができます。
地味にマナ加速もついているため、《全虹帝 ミノガミ》で出せるクリーチャーのコストを大きくできる可能性があります。
次に呪文面は、S・トリガーも付いていて除去も展開もできます。
ナイトクリーチャーとナイト呪文は基本的にコストが低い設定になっているため、あらかじめナイトカードの呪文面を使用してこのカードの墓地蘇生効果に備えることもできます。
以上より、わりと噛み合いは良いカードなので2枚採用です。
・黒豆だんしゃく / 白米男しゃく×2
触れられないところに触れるための1枚。
<効果:黒豆だんしゃく(以降、クリーチャー面)>
■T・ブレイカー
■相手の、「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を持つクリーチャーが出た時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。
<効果:白米男しゃく(以降、呪文面)>
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
まずクリーチャー面は、■相手の、「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を持つクリーチャーが出た時、〜。の効果でちょっとしたロックをかけることができます。
またターン指定がないため、S・トリガー等による逆転のチャンスを少しだけできないようにすることができます。
次に呪文面は、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す効果がメインになります。
《ツインパクト・マップ》でも《魔弾グローリー・ゲート》でも《天雷の導士アヴァラルド公》でも回収できない《復活の祈祷師ザビ・ミラ》をマナゾーンから手札に戻すことが主です。
また、手間はかかりますが《全虹帝 ミノガミ》の効果でマナに置いたツインパクトカードを回収することで実質墓地回収することも可能です。
《全虹帝 ミノガミ》やナイトカードで回収できない範囲をカバーしつつ、フィニッシュの際にも役に立つので2枚採用です。
・魔光騎聖ブラッディ・シャドウ×4
実は抜くに抜けない1枚。
<効果>
■G・ゼロ:このターンに自分が呪文を唱えていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーを破壊する。
基本的には緩い条件のG・ゼロで出せるブロッカーが目立つと思います。
【速攻】系のデッキに対してはそこも重要です。
しかし、このカードの最も大事なところは何も気にせずにマナゾーンにおける光闇のカードであるということです。
今回の構築では早めに《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》を出すことが重要になってきます。
そうなると、《魔弾グローリー・ゲート》を使用して《魔弾アルカディア・エッグ》が撃てるようにしなくてはいけません。
そのためにはマナゾーンに光文明と闇文明のカードが必要になってきます。
また、ナイトデッキのメインエンジンは《魔光ドラム・トレボール》、《天雷の導士アヴァラルド公》、《魔光王機デ・バウラ伯》と全て闇か光文明です。
加えて、妨害手段である《魔弾バレット・バイス》、《魔弾デュアル・ザンジバル》は闇文明です。
そう考えていくと気軽にマナゾーンにおけて光闇文明を確保できるこのカードはとても重要な役割を持っているカードということになります。
今回の構築を様々な面で支えるな重要カードなので4枚採用です。
・魔光ドラム・トレボール / 魔弾バレット・バイス×4
欲しい部分が1枚になったせいで扱いがかなり難しくなった1枚。
<効果:魔光ドラム・トレボール(以降、クリーチャー面)>
■自分の「ナイト・マジック」を持つ呪文を唱えるコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
<効果:魔弾バレット・バイス(以降、呪文面)>
◎相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
■ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文の◎能力をもう一度使ってもよい)
まずクリーチャー面は、このクリーチャーがバトルゾーンにいればいるほどナイト・マジック持つ呪文を唱えるコストが低くできるため序盤に出しておきたい重要カードになります。
次に呪文面は、バトルゾーンにナイトがいる場合には2枚分の手札破壊ができます。
最近は強力な手札を減らさないカードが増えている上に、捨てる手札は相手が選ぶことになっているため、適当に撃つよりはタイミングを見計らって使用する必要がある呪文であると感じます。
そして、欲しい部分が1枚になったせいで扱いがかなり難しくなったとは、クリーチャーとしてバトルゾーンにいて欲しいのに妨害するためには呪文として積極的に使用していく必要があるということです。
まとめると、クリーチャー面と呪文面で使用用途が矛盾したカードということです。
そのため、クリーチャーとして使用するか呪文として使用するかタイミングを見計らうことが今までのナイトデッキよりもシビアになっていると感じます。
しかも、今回は4枚しか採用していないので余計にそのように感じます。
クリーチャー面、呪文面共に必要な状況が多いカードなので4枚採用です。
・爆獣パンダ・ブーリン / 魔弾パンダフル・ライフ×4
使いたかったナイト版《フェアリー・ミラクル》な1枚。
<効果:爆獣パンダ・ブーリン(以降、クリーチャー面)>
■このクリーチャーの召喚コストを、自分のマナゾーンにある呪文1枚につき1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
<効果:魔弾パンダフル・ライフ(以降、呪文面)>
◎自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文の◎能力をもう一度使ってもよい)
まずクリーチャー面は、あまり使用しませんが後半になればなるほど軽量で出せるようになります。
今回はツインパクトカードが多いので今までよりも早めに出すことができるようになります。
コスト軽減の対象はマナゾーンにある呪文の枚数なので注意です。
次に呪文面は、バトルゾーンにナイトがいれば2枚分のマナ加速ができます。
《魔光ドラム・トレボール》から繋げると3マナ2マナ加速になるため、ナイト版の《フェアリー・ミラクル》になるということです。
使いたかった1枚なので4枚採用です。
・魔光帝フェルナンドVII世 / 魔弾デュアル・ザンジバル×4
軽量除去な1枚。
<効果:魔光帝フェルナンドVII世(以降、クリーチャー面)>
■このクリーチャーの召喚コストを、自分の墓地にある呪文1枚につき1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある呪文1枚につき -1000される。
■W・ブレイカー
<効果:魔弾デュアル・ザンジバル(以降、呪文面)>
◎相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-2000する。
■ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文の◎能力をもう一度使ってもよい)
まずクリーチャー面は、墓地にある呪文の枚数だけコストが低くなります。
今回の構築では墓地回収や墓地蘇生が頻繁に行われるため、あまり活躍できません。
そして、■このクリーチャーが攻撃する時、〜。の効果で除去しつつ攻めることができます。
パワーマイナスなので、タップキルにも強く出れます。
次に呪文面は、パワーマイナスで小型クリーチャーやメタクリーチャーを除去することができます。
ナイト・マジックで2回使えることが魅力です。
しかし、最近はメタクリーチャーでも平気でパワーが2500以上になってきているため、あまり大きな活躍はできなくなってきました。
とはいえ、役には立つナイトカードであり、ツインパクトカードでもあるので4枚採用です。
・魔光王機デ・バウラ伯 / 魔弾グローリー・ゲート×4
優先的に使用したい1枚。
<効果:魔光王機デ・バウラ伯(以降、クリーチャー面)>
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時、呪文を1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。
<効果:魔弾グローリー・ゲート(以降、呪文面)>
◎自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からナイトを1枚手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
■ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文の◎能力をもう一度使ってもよい)
まずクリーチャー面は、墓地から呪文回収という非常にシンプルな効果を持ちます。
しかし、このクリーチャーのおかげで《ハザード・パクト》として回収して《全虹帝 ミノガミ》を出すことができるようになるなど、ナイト以外のカードに対してもサポートができます。
次に呪文面は、バトルゾーンにナイトがあれば山札の上6枚からナイトを2枚回収することができます。
ナイトなので呪文やタマシードも回収することができます。
一方、ナイトしか回収できないため、適当に使用していると終盤に《復活の祈祷師ザビ・ミラ》や《黒豆だんしゃく / 白米男しゃく》が回収できない状況に陥り決定打に欠けてしまう場合が出てきます。
また、《魔弾アルカディア・エッグ》の効果で《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》を出す際には墓地に《魔弾グローリー・ゲート》があることが条件なので使用優先度はかなり高めです。
《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》を早期に出すための条件であり、ナイトデッキのメインエンジンの1つなので4枚採用です。
・天雷の導士アヴァラルド公 / 魔弾アルカディア・エッグ×4
最早当たり前になっている3コストで3ドローできるカードな1枚。
<効果:天雷の導士アヴァラルド公(以降、クリーチャー面)>
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から呪文を好きな枚数手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
<効果:魔弾アルカディア・エッグ(以降、呪文面)>
■S・トリガー
■相手のアンタップしているクリーチャーを1体選び、破壊する。
■《魔弾グローリー・ゲート》が自分の墓地にあれば、《魔光大帝ネロ・グリフィス》を1体、自分の手札から出してもよい。
まずクリーチャー面は、今回はツインパクトのカードを多めに採用しているため3コストで3枚ドローできるカードになっています。
一見《魔弾グローリー・ゲート》と同じような使用感になりますが、ナイトではないツインパクトカードを回収できることがこちらの利点になります。
そのため、3マナで動く際に先を見据えて《魔弾グローリー・ゲート》を使用するかこちらを使用するかという選択を迫られます。
次に呪文面は、除去と《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》の踏み倒しになります。
5コストなのでマナを支払っても撃ちやすいコストになっています。
《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》を早期に出せる唯一のカードであり、優秀なドローソースなので4枚採用です。
・真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー×4
ループしないナイトデッキも押し上げた1枚。
<効果>
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の墓地にある呪文1枚につき、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、それらのクリーチャーはアンタップしない。
■自分が呪文を唱えた時、その呪文のコスト以下のナイトを1枚、自分の墓地から出してもよい。
■自分の他のナイト・クリーチャーに「ウルトラ・セイバー:ナイト」を与える。(自分のナイトが離れる時、「ウルトラ・セイバー:ナイト」を持つクリーチャーをかわりに破壊してもよい)
今回の構築を作る理由になったカードです。
まず、■このクリーチャーが出た時、〜。の効果でバトルゾーンにある相手のブロッカーをタップしたり、バトルで破壊するための的を作ったり、《魔弾アルカディア・エッグ》で出た時には相手の打点を減らしたりと攻めにも制圧にも受けにもなる効果を持っています。
次に、■自分が呪文を唱えた時、〜。の効果で今までになかった展開ができるようになりました。
特にナイトのメインパーツになっているクリーチャーはコストが低いカードが多いため、連鎖してクリーチャーを展開することができます。
墓地から出すカードはナイト限定ですが、参照する呪文は指定がありません。
例えば、《白米男しゃく》を使用した後に墓地から《天雷の導士アヴァラルド公》を出して手札を増やすということが可能です。
また、墓地から出すナイトにはカードタイプの指定がないため、タマシードを出すことも可能です。
加えて、この効果は任意ですので呪文として再使用したいカードがある場合はあえてクリーチャーとしてバトルゾーンに出さないこともあります。
注意点としてはナイト・マジックを使用した呪文の場合、ナイト・マジックはあくまでも対象の効果をもう1回使う効果なので呪文を2回使ったことにはなりません。
つまり、ナイト・マジックを持った呪文を唱えても墓地から出せるクリーチャーは1体だけということです。
自分も分からなくなっていたややこしい部分になるのでしっかり把握しておく必要があります。
最後に■自分の他のナイト・クリーチャーに〜。の効果で強力な耐性を付けることができるため、攻撃する時はもちろん、攻撃をブロックする時にも使い回したいクリーチャーでウルトラ・セイバーしてあげる事でアドバンテージに大きく差をつけることができるようになります。
また、このクリーチャー自体はバトルゾーンにあるナイトクリーチャーの数だけ耐性を持つことになるため、■自分が呪文を唱えた時、〜。の効果との噛み合いから見ても非常に厄介な効果であると言えます。
今までのナイトデッキには足りなかった制圧力・展開力・耐性を1枚でカバーしつつ、自身も強力なアタッカーになるため4枚採用です。
・爆獣イナバ・ギーゼ / 魔弾ソウル・キャッチャー×3
遂に無限回収ができるようになった1枚。
<効果:爆獣イナバ・ギーゼ(以降、クリーチャー面)>
■自分の他のナイトに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
<効果:魔弾ソウル・キャッチャー(以降、呪文面)>
◎クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
■ナイト・マジック(自分のナイトがあれば、この呪文の◎能力をもう一度使ってもよい)
まずクリーチャー面は、ほとんど召喚することがないため、基本的には呪文面を使用して墓地に落とし、《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》の効果で墓地からバトルゾーンに出すことが主になります。
また、スピードアタッカーの付与ということで《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》と役割が被りますが、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》が除去された時の保険といった感じなります。
加えて、《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》のウルトラ・セイバーの対象にもなるため、除去耐性を持った詰めのクリーチャーとして使用することができます。
次に呪文面は、このカードがツインパクトになったお陰で使い回すことができるようになりました。
よって、ナイト・マジックが使える状態では墓地のクリーチャーを好きなだけ回収することができるようになります。
今回の構築では全てのカードがクリーチャーかツインパクトカードであるため、墓地にあるどのカードも回収することができます。
追加分で《復活の祈祷師ザビ・ミラ》に2枚分の枠が必要になるので3枚採用です。
・復活の祈祷師ザビ・ミラ×2
雑な決定打な1枚。
<効果>
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の他のクリーチャーを好きな数破壊する。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンから出してもよい。
■(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
今回の構築では《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》のおかげで展開力を得ることはできたのですが、攻撃できるクリーチャーのパワーがあまりにも低いという問題が残ったままになっていました。
これは今回の構築が水文明を採用していない故の欠点にはなってしまうのですが、そこをこのカードによって無理やり解決しました。
まず、相手プレイヤーを攻撃できないクリーチャーを破壊してフィニッシュクリーチャーである《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》に変えてくれます。
また、このカードが2枚ある状態では《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》を使ってクリーチャーをバトルゾーンに1体ずつ増やすことができるループを行うことができます。
<初期盤面>
バトルゾーン:《復活の祈祷師ザビ・ミラ》1体と《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》1体、その他クリーチャー1体
墓地:《復活の祈祷師ザビ・ミラ》1体
その他:手札、マナゾーン、墓地にクリーチャー複数体
《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》攻撃時、墓地から《復活の祈祷師ザビ・ミラ》をバトルゾーンに出す。他2体のクリーチャーは手札、マナゾーン、墓地のいずれかからバトルゾーンに出す。
《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の効果で元々バトルゾーンにいる《復活の祈祷師ザビ・ミラ》と《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》、その他1体のクリーチャーを破壊する。
《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》が破壊された時サイキック・セルは全て超次元ゾーンに戻る。
《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の効果で合計3体のクリーチャーが破壊されたため、超次元ゾーンから《頂上龍素 サイクリタ》、《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》、《頂上の精霊 ミラクルZ》をバトルゾーンに出す。
《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》の持つGP覚醒リンク効果により《頂上龍素 サイクリタ》、《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》、《頂上の精霊 ミラクルZ》が《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》に覚醒
1に戻る
以上のように、クリーチャーを大量展開できるためバトルゾーンにクリーチャーがたくさんいる際に出すことで一気に勝ちに近づきますが、自身が8コストであり、その上8コスト未満でこのクリーチャーを踏み倒してバトルゾーンに出せるカードを採用していないため、序盤の扱いにくさはどうしてもぬぐえません。
2枚あればなんとかなるので2枚採用です。
<超次元ゾーン>
※《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》についての紹介は《頂上龍素 サイクリタ》と同じ項目で紹介します。
・13番目の計画/サファイア・ミスティ×1
本当に困ったときに採用する1枚。
<効果:13番目の計画(以降、ルールプラス面)>
■自分は、デッキの枚数を5枚増やしてゲームを開始する。
<効果:サファイア・ミスティ(以降、クリーチャー面)>
■自分のターンの終わりに、自分のカードがバトルゾーンとマナゾーンに合計40枚以上あれば、自分はゲームに勝つ。
■(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
まずルールプラス面では、デッキの採用枚数を強制的に5枚増やすことができます。
今回はこの効果によって《爆獣イナバ・ギーゼ / 魔弾ソウル・キャッチャー》と《復活の祈祷師ザビ・ミラ》ができ、足りないリソース面とデッキパワーを上げることができました。
逆にそれらを採用しないとどうしても決定打に欠けてしまうため、どうしても5枚分増やす必要がありました。
次にクリーチャー面は、出すことができません。
今回は5枚増やせるだけで十分なので1枚採用です。
・頂上龍素 サイクリタ/勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th×1
お手軽フィニッシャーのパーツその1な1枚。
<効果:頂上龍素 サイクリタ(以降、覚醒前面)>
■このクリーチャーを自分の超次元ゾーンから召喚してもよい。
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
■このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
■(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
<効果:勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th(以降、覚醒後面)>
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、クリーチャーを合計3体まで、自分の手札、マナゾーン、または墓地から出す。
■自分の他のクリーチャーに「ブロッカー」、「ジャストダイバー」、「スレイヤー」、「スピードアタッカー」、「マッハファイター」を与える。
覚醒前面では構築上超次元ゾーンから召喚することができません。
ジャストダイバーは覚醒しても引き継ぐため、除去されにくいフィニッシャーを作ることができます。
覚醒前面のままで使用することを想定していませんが、手札破壊効果を《魔弾バレット・バイス》と合わせることで戦いやすくすることができます。
覚醒後面はまず、■このクリーチャーが攻撃する時、~。の効果でどんなクリーチャーでもバトルゾーンに出すことができます。
出し方は手札、マナゾーン、墓地からそれぞれ1体ではないため、手札から3体でもいいですし、墓地から3体でもいいです。3体までであればどのゾーンから出すかは自由です。
次に、バトルゾーンにあるクリーチャーには「ブロッカー」、「ジャストダイバー」、「スレイヤー」、「スピードアタッカー」、「マッハファイター」を与えることができます。
「ジャストダイバー」だけはバトルゾーンに出したクリーチャーのみに適応され、このクリーチャーが除去されても効果が残ります。
他の効果はこのクリーチャーが除去されると効果がなくなります。
1枚あれば十分なので1枚は採用です。
・頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ/勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th×1
お手軽フィニッシャーのパーツその2な1枚。
<効果>
■このクリーチャーを自分の超次元ゾーンから召喚してもよい。
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■GP覚醒リンク:自分の《頂上の精霊 ミラクルスZ》と《頂上龍素 サイクリタ》がある時、それら1体ずつとこのクリーチャーを裏返しリンクさせる。
■(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
覚醒前面では構築上超次元ゾーンから召喚することができません。
また、覚醒前面のままで使用することを想定していませんが、ガードマンによってマッハファイターなどに強く出ることができます。
GP覚醒リンクによって、どの順番でも覚醒用のパーツが揃えばすぐに覚醒させることができます。
1枚あれば十分なので1枚は採用です。
・頂上の精霊 ミラクルスZ/勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th×1
お手軽フィニッシャーのパーツその3な1枚。
<効果>
■このクリーチャーを自分の超次元ゾーンから召喚してもよい。
■ブロッカー
■自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。
■(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
覚醒前面では構築上超次元ゾーンから召喚することができません。
一応、ブロッカーを持つため打点を減らすことができます。
また、自分のターンの終了時にアンタップするため攻撃後も安心してブロッカーに戻ることができます。
1枚あれば十分なので1枚は採用です。
・轟く覚醒 レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒 ドギラゴンX×1
お手軽T・ブレイカーな1枚。
<効果:轟く覚醒 レッドゾーン・バスター(以降、レッドゾーン面)>
■進化:光のクリーチャー1体の上に置く。
■P侵略:自分の光の、サイキックではないコマンドが攻撃する時、自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、超次元ゾーンに置き、その後、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。
<効果:蒼き覚醒 ドギラゴンX(以降、ドギラゴン面)>
■P革命チェンジ:自分の水または闇のコスト5以上の、サイキックではないドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーはブロックされない。
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨てる。
■自分の手札を捨てた時、次の自分のターンのはじめまで、自分の他の多色クリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。
まずレッドゾーン面は、《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》からP侵略することができます。
また、P侵略条件は自分の光の、サイキックではないコマンドが攻撃する時ですが、進化条件は光のクリーチャーなので、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の効果でバトルゾーンに出す際には《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》や《魔光王機デ・バウラ伯》などの光のコマンドではないクリーチャーから進化させることもできます。
次に、■このクリーチャーを、バトルゾーンに出した時、〜。 の効果では手札を超次元ゾーンに置くことは強制なので、序盤の手札が減りやすい時に多用すると結構な痛手になります。
しかし、相手のパワーが1番大きいクリーチャー全てをタップさせ、次の相手のターンのはじめにアンタップさせない効果は手札が1枚もない状態でも発動させることができるため、手札0枚になっても効果自体は安心して使用できます。
ドギラゴンX面は使用できません。
攻撃できないクリーチャーを攻撃できるようにすることができるカードなので1枚は採用です。
■採用候補カード
・■フシギバース 持ちのクリーチャー
《爆獣パンダ・ブーリン》が非常に出しやすいクリーチャーになったため、後述する《ハニー=マーガニー / 「こっちは甘いぞー」》と合わせることで強力なクリーチャーをバトルゾーンに出しやすくすることができます。
・ハニー=マーガニー / 「こっちは甘いぞー」
<効果:ハニー=マーガニー(以降、クリーチャー面)>
■アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。
<効果:「こっちは甘いぞー」(以降、呪文面)>
■S・トリガー
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体手札に加え、残りを墓地に置く。
フシギバース効果を持つクリーチャーを採用する場合は採用候補に挙がります。
今回の構築では全てのカードがクリーチャーのカードタイプを持つため、3枚の中から好きなカードを1枚回収することができます。
また、今回の構築では活躍しにくい《魔光帝フェルナンドVII世》を出しやすくすることができます。
アビスラッシュ持ちということで打点を増やすこともできるため非常に汎用性の高いカードです。
・凶鬼01号 ドケイダイモス/アレックス・ギアーズ
<効果:凶鬼01号 ドケイダイモス(以降、クリーチャー面)>
このクリーチャーを墓地から召喚してもよい。
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を2枚選び、捨てる。
<効果:アレックス・ギアーズ(以降、呪文面)>
S・トリガー
相手のアンタップしているクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
《天地命動 バラギアラ / 輪廻暴冥》の入れ替え候補その1です。
このクリーチャー自体は墓地からも召喚できるため、墓地回収の手間が省けることはありがたいです。
また、闇のコマンドなので《時空の禁断 レッドゾーンX/終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》が採用しやすくなります。
・龍装車 ピオドーロ/毒汁100%
<効果:龍装車 ピオドーロ(以降、クリーチャー面)>
マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
バトルゾーンに出たターンの間、クリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。
<効果:毒汁100%(以降、呪文面)>
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
《天地命動 バラギアラ / 輪廻暴冥》の入れ替え候補その2です。
クリーチャー面も呪文面も非常に使いやすいメタクリーチャーです。
《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》と合わせてかなりテンポを遅らせることができます。
自分にも効果が及んでしまうことが弱点ですが、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》を出す際には《復活の祈祷師ザビ・ミラ》でこのクリーチャーを破壊しておけばいいだけなのであまり痛くありません。
《天地命動 バラギアラ / 輪廻暴冥》の枠と言っていますがメタクリーチャーなので、採用するなら4枚にした方がいいと思います。
■まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
様々なナイトカードがツインパクトになったおかげで水文明を採用しなくてもある程度息が続くようになったことはとても嬉しいです。
また、ナイトデッキはどうしても固定枠が多くなってしまう傾向にあったため、ツインパクトになったおかげで大幅に枠が削減されたことも嬉しいです。
ただ、最近の強化が既存のカードをツインパクト化させるか新たな「魔光大帝ネロ・グリフィス」が増えるかしかないため、サムライのような新規も出て欲しいと思ってしまいます。
ただ、サムライに関しては当時あまり環境で活躍できていなかったこともあり、これだけ強化の差ができてしまうのは仕方のないことだと思ってもしまいます。
とにもかくにも好きな文明で好きな構築を作成することができたことは嬉しいです。
改めまして、ここまで読んでいただきありがとうございました。
■おまけ:ループするナイトデッキが好みではない理由
こちらはループをするメインのクリーチャーがバトルゾーンに出してもそのまま勝ちに直結しないということが理由になります。
例えば、《ヘブンズ・ゲート》で《音感の精霊龍 エメラルーダ》と《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》は出したターンにそのままループして勝ちまで持っていくことができます。
一方、《ヘブンズ・ゲート》で《魔光大帝ネロ・グリフィスⅡ世》ともう1体のクリーチャーをバトルゾーンに出しても相方のクリーチャーが破壊効果を持っていない場合は、破壊効果を持ったカードを使うためのカードを使うためのラグが生じてしまいます。
そうなると様々なメタで妨害されてしまうため、個人的には美しくないと感じてしまいます。
ただ、【ナイトループ】に対するメタに関しては《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》のおかげで大幅に改善されています。
また、前もって《百発人形マグナム》を出しておくなどの前準備が必要な場合も好みではありません。
それはループパーツは除去されることが前提だと思っているからです。
加えて必要なループパーツが多くなってしまうことも美しくありません。
そのため、【天門ループ】や【ドッカンデイヤーループ】などは美しさが極まっていると感じます。
■おまけ:以前までの構築紹介
《真紅の魔光大帝ネロ・グリフィス・マイヤー》が出るまでは下記のような構築を考えていました。
これは足りないドローソースを《サッヴァークDG》で補いつつ、好きなカードである《「戦慄」の頂 ベートーベン》で締めるという構築になっています。
ただ、《サッヴァークDG》の効果を十二分に発揮できないことが欠点でありかなり微妙に感じていました。
加えてナイトカードは単色のカードが多いため無色という4つ目の文明が加わることで構築の難易度が非常に高くなってしまいました。
最後に今回もおまけまで読んでいただいてありがとうございます。
今回の内容を受けて皆さんも新たなナイトデッキを作成してみませんか?
それではまた次に読んでいただける日まで―。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?