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【懐古録】全日本ジムカーナ選手権第5戦

ジムカーナは観るだけのMeeOneです。
初観戦が、全日本ジムカーナ選手権初のダブルヘッダー開催となってしまい、戸惑いながらも2試合観戦したど素人です。
今回は初観戦の失敗を活かすことができたのかをポイントにお話します。


1.突然応援する選手が増えちゃったわけ

推しの選手がいても、そこだけ観るだけはもったいないので、第5戦ももちろん朝一観戦です。
でも、ジムカーナの朝は早いが苦手な私は、時間をお金で買い、会場から車で15分の場所に宿泊。

第4戦観戦後に砂川市を観光し、宿泊地へ向かった私は駐車場で驚愕する。
さっきまで見ていた競技車両で駐車場が埋め尽くされている( ̄□ ̄;( ̄□ ̄|( ̄□ ̄||( ̄□||||
考えてみれば、会場から近い宿泊地なんだから当たり前。よく部屋が取れたな。
近くに駐車させることが怖くて、比較的空いているスペースに駐車させたのに、一般客が考えることは同じなのか、数十分後に外に出た時には、私の車周辺だけが混んでいた。
普通の車の隣に停めることを考えますよね普通。

そんなご縁もあって、第5戦は知っている車両が、ぐーんと増えたわけです。
選手の朝は早く、私が出発する時間帯には駐車場はガラガラでした。

普通車だけが残る駐車場

そんなことから、同じところに宿泊されていた選手に急に親近感。走行時になんとなく力が入って見てましたね。

2.第5戦の注目点

初のダブルヘッダー開催ということから、前日に勝利した選手は気分がのり、負けた選手はもう負けたくないという意志を感じる走り。
この日は前日よりも少しだけ全体が見やすい位置を陣取り、なんとなく観戦方法がわかった私は、心なしか余裕が出てくる。
よく知らない選手もしっかり観ようじゃないかとコースを見つめました。
土曜日よりもコースが高度に感じたのは気のせいでしょうか。そんな中でも攻めたライン取りと高速スピードで駆け抜ける技術はさすがです。
でも、やっぱりその結果からパイロンタッチと脱輪も増えました。
細かいことはわからないので、見た時の印象と感覚でしか感想を書けないことがもどかしい。
砂川で初成立したPE2クラスは、地元北海道の選手達が出場してくれたから。ありがとうございます。
このクラスでは全日本常連の河本選手が圧倒的なタイム差で優勝。
河本選手のパドックが目の前だったので、試行錯誤しながら嬉しそうに自撮りしている姿が印象的でした。
PN1クラスでは、中根両選手が逆境からの脅威的な這い上がりを見せてくれたり、一本目脱輪2本からの立て直しを図った斉藤選手。
PN2の地元では負けられない意思が伝わる小野選手。この日、小野選手の走りはいつもの飄々とした感じよりも覇気がある迫力ある走りに感じました。

3.レジェンド山野選手

PE1クラスで連勝を決めた山野選手。
真夏日にもかかわらず、慣熟歩行の時も、走行後も、常にレーシングスーツを着用されていました。
それは置いといて、優勝が決まったあとに、ギャラリー席の前をゆっくり歩いて、一人一人に「ありがとうございます」と声をかけてくれました。
この日、グループで観戦に来ていた若者男性は色めき立ち、写真撮影をしてもらい、嬉しそうにされていました。

4.それで推しはどうなのよ?

私が応援しているBC2の広瀬選手。
第4戦で惜しくも僅差で2位になってしまい、負けられない第5戦。
第4戦でのやらかしを踏まえ、もう絶対に邪魔はできません。この日、何があってもパドックには行かないと心に決めた私。
第1ヒートを祈るような気持ちで見つめます。
際どい攻めが流石です。
ただ、遠くから見ると気がつかないパイロンタッチがあり、思わず「あぁ〜」と声が出る。でも調子は良さそうです。
もちろん、第1ヒート後も慣熟歩行後も私はパドックには近付いていません笑

5.運命の第2ヒート

路温が異常に上昇し、悪条件の中で驚異的な追い上げを見せてくれた広瀬選手。
結果、コンマ1秒で届かず2位。
第2ヒートトップのタイムを叩き出し、ライバル選手の第2ヒート生タイムよりも速い数字をマークした。
でも、これがジムカーナ。

6.こんな時にサービス精神なんていらないのに

私が悔しがったって仕方がないのに悔しかった。
ご本人の悔しさなんて計り知れない。
今日はそっと帰ろうと心に誓って、BC3を腑抜け状態で観戦した(ごめんなさい)

そんな時に、広瀬選手が目の前に現れた!
一目でわかるくらい悔しさが滲み出ている。
こんな時に、いちファンを気遣わなくたっていいんですよ…。嬉しいけど泣きそうになりました。
「一本目は攻めたライン取りして、早いスピードで入り過ぎたからパイロンタッチしてしまった。そこを避ければタイムいけたかな」
「2本目はあれが精一杯」
「わざわざ観戦に来てくれたのにすみません」
そんなこと全然なのにね。それでもね、2本目は凄かった、でも悔しいは伝えました。
でも、心に響きました。この選手を応援していて良かったなとも思いました。

7.お前はパドックへ行くのか!?

パドックへ行かずに帰ろうと思っていた私に、ある人が「ファンならちゃんとお疲れ様でした。ありがとうございました」は伝えに行きなさいと言ってきた。
でも、今日はそっとしておきたい。

それなら、第4戦で戸惑う私にとても良くしてくださった広瀬選手の奥様にお礼を言って帰ろう。
行くなら今だ!と、車両保管中で広瀬選手がいない時間を見計らってパドックへ向かいました。

広瀬選手は家族で戦っています。
もちろん奥様も悔しいはずなのに、「ありがとうございました」と声をかけてくれました。
そして、「もうすぐ戻ってきますから、会っていってください」と。
え、無理ですよ…会えませんよ…と思いつつも、後押しされて、お礼だけ伝えて帰ろることに決めました。

車両保管から戻られた広瀬選手は、車両にお子様2人を乗せて戻ってきました。微笑ましい。
もちろん、私がパドックにいるなんてご存知ありません。ほんと、すみません。

2日間のお礼をしっかり伝えました。

広瀬選手の奥様からいただいたみかん

北海道といっても会場まで距離がある私に、奥様が道中で食べてくださいと、みかんをくれました。
甘くてとってもおいしかった。

8.まとめ

・選手の精神力は超人
・でもデリケート
・レジェンド山野選手はスター
・選手は帰りのフェリーに向けて撤収に必死
・広瀬選手ありがとうございます

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