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怒鳴り声は真正面から受け止めない

先日「産後うつ」がトレンド入りしてて、なんだろうと思ったらこんなツイートが発端だった。

この人が言ってることはまったくもって意味不明なのでスルーするとして、「怒鳴る\怒鳴られる」っていう状況には小さいころから身近にあった。

まぁ兄弟げんかはもちろんだし、お父さんから雷が落ちることもあったし、学生時代の部活動でも顧問に怒鳴られながらビンタとかされたり、怒鳴ってパイプ椅子ポーンとかもあったし。バイトでも怒鳴ってくるお客さんいたし、社会人になってからもすごい怒鳴ってる人を見てきた。

理不尽な理由で怒られることが大半だったんだけど、昔から怒鳴られてたおかげで、「負けるか精神」と「客観的に見れる」っていうスキルを得ることができたのは良かったと思う。メンタルもつよつよになった。なので、いろんな人に怒鳴られても平気になったぽやけんの怒鳴られエピソードを紹介します。

これは自慢じゃなくて、苦しんでる人の視点を変えるきっかけになってほしい

怒鳴り声を聞くだけで手が震えてしまったり、何も考えられなくなる人にはたぶん「え・・・なんでそんな風にできるの・・・」って謎しか与えないと思うけど、少しでも視点を変えるきっかけになると良いのですが…!!

※一部、体罰や怒鳴りに関してトラウマがある人は不快に思われるかもしれません。また、全ての怒鳴りパターンに網羅しているわけではなく、あくまで私が遭遇した怒鳴りパターンから編み出した回避方です。
心が安定している時に見るか、ブラウザ閉じたほうがいいかもです。自分の心は自分で守ろう!

■ビンタしながら壁においやっていく顧問

学生時代の部活は運動部に所属していたんですが、その時は体罰っていうキーワードが目立つ前で、そこそこ強豪校だったので先生から怒号やビンタ、髪の毛掴まれたり蹴られたりパイプ椅子が飛んできたりが日常的でした。(だから昔の運動女子は髪の毛が短かったのかもネ★)
※力は抑えてやってるって感じだったと思う

ビンタする時は怒りながら近づいてくるんすけど、その時部員の子は後ろに下がっていっちゃって体育館の壁に追いやられるんですよね。

私はそれがすっごいムカついたのと「後ろに追いやられるからいかんのや!」と思い、ビンタされても肩をどつかれても後ろに下がらず、前のめりに向かいながら「ハァァイ!!!」って返事してました。笑

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すると先生のほうがビックリして「・・・!次ちゃんとやれよ!」って捨て台詞吐いて顧問の椅子に戻っていきます。だいたい壁に追いやったら怒鳴るの終わり、って流れが形成されてたのに、それを見事ぶち壊しました。

相手に「あ、コイツ違う」って思わせる行動

そこからは「あいつは後ろに下がらん向かっていく」っていうのが伝わったのか、パイプ椅子だけになりました。それも避けたりしてたけど。

その先生のことは嫌いでもなかったし、卒業してからも会って話したりしてます。全員信頼関係があったかは不明ですが、当時は体罰とか思ってなかったかな。(体罰がなくなり、ビンタの代わりに外周走らされるほうがしんどかった)

■コールセンターで怒鳴られる日々

コールセンターでは相手の顔が見えない分、すっごい上から怒鳴ってくる人が多かったです。怒鳴る割合は男性が多かったですね。法律チラつかせたり上司出せって言ってきたり、女っていう理由でバカにされたり。

初めての社会人で日々怒鳴られたりクレーム対応したりで疲弊していって、「なんでこんなに知らん人に怒られないかんのやろ。もう辛い。辞めよう」と思って上司に相談すると、上司から一言。

「ぽやけん個人に言うてるわけじゃないから、右から左にツーツーって流すくらいに考えて、もうちょっとやってみん?」

聞く人によっては「それができないから言ってんじゃああぁぁんかぁぁぁバカかよぉぉぉおお」ってなるようなアドバイスだと思うんですけど、当時の私は20代前半で仕事もまだまだ経験できてなかった分、なんでも盗む・受け入れる姿勢で「そっか!!!そうっすよね!!!✨」という発想になりました。

そこからは、クレームや怒鳴り声も自分に言ってるんじゃない!これはコールセンターのきゃさりん(※)に言ってるんだ!と第三者の視点で聞くようになりました。
(※)きゃさりん・・・コールセンターのコールネーム(仮)

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ゲームをしている側のように、物事を客観視する

怒鳴られてる間も落ち込まずに、「この話でなんでここまで怒ってるんだ?」と疑問のほうに意識を持って行ったり、「(恋愛シミュレーション的に置き換えて)この人を攻略するルートはどう展開しようかな」とか。あとは怒鳴ってる相手に逆にグイグイ「え!ということは、○○をしようとしたのに●●になってしまったということですか!?」ってこっちも声張り合って質問しまくると向こうが冷静になって「お、おうよ・・・!」ってなったりもしてた。

上司に変われと言われても変わらず、数週間対応を続け「本当はお前にこんなこと言いたくないんや」と落ち込み、「お前もガンバレよ」と応援されるまでになりました。

この当時のコルセンの体制が良いのか悪いのかは置いておいて、この仕事のおかげで多少の怒鳴り声を聞いても平気になったと思います。コルセンでこっちから電話は切れないっていう状況もあり、じゃあクリアするにはどういう感じで進めようかなって考えに至ったというか( ゚Д゚)

■目の前で怒鳴るおじさん

別の仕事で私がリーダーみたいな感じで仕事をしていたところに、助っ人として60歳手前のおじさんが現れました。

当時は十数人くらいいるメンバーで9割女性、1割男性という構成だったんですけど、おじさんが着任してしばらくして、このおじさんが「怒鳴る」というスキルを持っていることが発覚します。

初めてそのスキルを発動したのは見積もりの打ち合わせ中。見積もりを出した業者に対して会議スペースで「お前らはバカか!!!!」と机を叩きながら怒鳴りだした。

会議スペースはパーテーションで区切られているだけで、怒鳴り声がオフィス内に響いた。当時いた女性陣は「怒鳴り声」にトラウマを抱えているようで、その声が聞こえてしばらく手が震えてました。
本人曰く「戦略」と言っていたが、最終的にセンター長がその相手へ後日謝りに行ったらしい。何度か「大きな声は周りも怖がるのでやめてほしい」と注意はしたけど、徐々に声を荒げることが増えていった。

そんな扱いに困っている時、またスイッチが入ったのか、確認しないと分からないという答えに苛立ち、「だから分からないじゃなくて!!!!」と怒鳴りだした。

みんながビクビクと怯え、手が震えだす。すかさず立ち上がり「なんすかなんすかどうしたんすか~(´◉◞౪◟◉)」と仲介に入ると、顔を真っ赤にして声を荒げてなんか言ってくる。

怒ってる人ほど冷静に見るといろいろすごい(語彙力

その時の私の脳内はこんな感じでした。

・60手前のおじさんが顔真っ赤にして何怒ってんだろ
・ツバ飛ばしてくんなよ汚いなぁ!(ジェスチャーあり)
・あ、鼻毛出てる( ゚Д゚)

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そんなことを考えていると、おじさんは温度上昇が終わったのか、フーフーと呼吸をしてる。とりあえず話は終わったらしい。

「とりあえず自分では判断ができないので○○さんへ確認するので待ってもほしいってことなので待ってくださいー。」とまとめたけど、また顔が赤くなっていく。

「ちがう!!!!!!」ってまた怒鳴る。ツバ飛ばすなやめろ。

コールセンターの時は相手がお客さんだったので攻略方法はいろいろ考えてたけど、今回は相手が社内の人なので、ドストレートにいくことにした。

「すんません。これって大きな声出したら解決するんすか?(小声の低音)あと周りのみんなの顔見て?怯えきってます。●●さんが一番(年齢的に)大人ですし、ここは落ち着いてもらっていいですか。

子犬のようにプルプルしてんだよぉ!!!

大声出せばいいと思ってる

怒鳴る人って、自分の圧で相手が委縮するのを見てガンガン進んでいくことが多い気がします。そんな声でしか圧をかけられない人を見て「こんなヤツに委縮なんかするかよ」と冷静に正論をぶつけたくなるというか。

世の中理不尽なことだらけだけど、だからって怒鳴られるのは意味不明!

大声に怯んだり委縮したりする相手を見て、今だと言わんばかりに畳みかけるところなのに、「大声出したら解決するの?」という明らかに「解決しない」っていう答えしかないので相手も「えっ?」ってなるんすよね。

俺怒鳴ってるのに!こいつビビらないの?ってなるんですよね。

( ゚∀ ゚)<やっぱり大声出すしか解決方法がないもんねーーー??
( ゚∀ ゚)<でも解決しないから大声出さないでね??(煽る

おじさんは何も言えず、顔を真っ赤にして部屋を出ました。その時に近くにあったゴミ箱をマンガのように蹴つってたのは笑いそうになった。

※怒鳴る人に対して思い切り小ばかにするのも良くないことやとは思うけど、自己防衛も含めて冷静な判断をするためにふざけて意識を反らすことも必要だと思う!ただ、手を出されてしまうかもしれないので、あくまで頭の中で考えてるだけで、決して言葉で煽ろうとはしないこと!

私が脳内で「鼻毛出てんなー」って思ってても、周りの人には伝わらないし、怒鳴った声はみんなの頭の中に響いてる。この後はチワワのようにプルプルと震え、顔面が真っ青になっている女性陣を落ち着かせ、上の人へ相談・報告などをまとめるのに半日の時間を消費しました…。

大声出すしか解決策が出てこないのかなって思うと可哀そうに見えてくる

こういう人を見ると、大声出すしかないんだね、うんうん・・・ってなる。
でも、怒鳴る人はシンプルというか、ネチネチと嫌味言ってきたり無視したりっていうめんどくさいタイプに比べると感情を出すっていうストレートな動きなのでこっちもシンプルに考えられるんですよね…。ネチネチタイプのほうが立ち回りしっかりしないといかん気がする。

まぁ、その怒鳴りおじさんもミッションを与えられて取り組んでいたものの、思うように進まなくてイライラが募っていたのもあるだろう。でもそれはそれ。イライラを怒鳴りに変えて周りに悪影響を与えるのは間違ってる。

男性の大きな声にトラウマを抱えてたり、怖くて動けなくなったりする子は私の周りにもけっこう多くて、そういう子たちはいろいろ怖い思いをしてきてるんだろなーと思いつつも、「いや私もけっこう怒鳴られてたわ!」とも思う。

以上のエピソードから、経験の上で培った怒鳴り声に負けない方法を挙げてみると、

・自分が怒鳴られてると思わない(受け流す)
・いけるならグイグイいっちゃう(引かない姿勢)
怒鳴ってるのを客観的に見る(第三者視点でお楽しみください)
大声出してもだいたい解決しない(怒鳴られる=考える時間)
・負けず嫌い(なんで怒鳴られにゃあかんのじゃ精神)

いかに客観的に怒鳴ってる人を見れるかがポイントですかね。そしたら見る世界が変わってくると思う。「そういえばなんでこの人怒ってるの?大声出してんの?怒鳴って躾けられんの?鼻毛出てんの?」って。

怒鳴ることで解決できることはない。怒鳴ることで相手を威圧して支配してるだけで根本の解決にはなんにもならない!そんなことも分からない大人には絶対なりたくないですね^^★

ということで、怒鳴り声を聞くだけで手が震えてしまったり、何も考えられなくなる人は、もし理不尽な怒鳴り声に遭遇してしまうことがあったら、

・え、怒ってんの?って思う
・すっごい怒ってね?ってマジマジとみる
・大声出して解決する問題だっけ?と考える
・こいつを黙らせる返しはねえか考える

これを思い出して少しでも自分の心の逃げ道を探してみてください!だいたい鼻毛出てますから!

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