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発達障害ではないけれども

僕は、先天的に記憶力、持続力、集中力、筋力が人よりやや劣っていた。
小学校でも、なんでみんなと同じ様に勉強してるのに、みんなは勉強が出来て僕はできないのだろう?と不思議に思っていた。

喧嘩も弱く、サッカー部だった僕はシュート力なんかも人より弱かった。

とても不思議だった。

しかし、それらは"障害"と言う程でもなく、"やや劣る"程度な訳で、だから成果も出すことができないが、今の能力にほんの少しの運が加わると、成果を出すこともあった。

なので僕は何の努力もせずに行けないと言われていた大学にもなんとか卒業して、今では一部上場企業に勤めている。

この様に"やや劣る"訳だから、非常に生きづらい。

今も仕事でレポートを打っても誤字脱字が多いし、客先に聞かなくてはならない事を平気で忘れる。
なので、会社にいるのに精確の悪いマウントを取りたがる人々の格好の餌食である。

そして、そのような過酷な世界で僕が伸ばした能力が『頑張らない力』だ。

今までも頑張るとその先には挫折がある。
頑張らないと成果を出すことがある。

これが不思議であったが、そんな僕が苦手としているボーリングをしていたときの事、37歳にして覚醒してしまったのだ。

ここから、僕の生きる道が見えてきた。

母親が勝手に占い師に僕の将来を占ってもらったら『大器晩成』と言われていたらしい。
ついに晩成する時がきた。
晩成、晩成、万々歳。(よくわからん)

人より劣る僕の成果の出し方についてまとめていく。


1.力に頼らない

上にも書いたが、僕は筋力が人より劣る。
正確には、筋力は人並みにつくのだけれども、力の伝え方がいまいちわからない。
ボーリングでも、力が弱く友人のように勢いよくピンを弾くことができない。
ネットで調べると『振り子理論の為、真っ直ぐ腕を後ろに振り、その反動で真っ直ぐ投げる』これが一般人なボーリングのスコアを上げる方法だ。

しかし、僕にはあの重い球を持って、振り子のようにボールを投げきることができない。
必ず腕がぶれてしまうのだ。

そのブレてしまう理由はどこかに力が入っているのと、大きく後ろに腕を振るので、僕の筋力では耐えきれないのだ。

この事に、37歳になって気づき、極力振り幅を小さくしてコースに特化してなげる。
ストライクは取れなくてもスペアは取る。

この作戦にしてから、アベレージスコアが一気に伸びた。
ボーリングが苦手から得意にかわった。

学生時代に僕をバカにしていた、アイツやあの子を見返したい。

この経験で2点気づきがあった。
1.力に頼らない
2.常識は通用しない

2.人と同じレールで戦わない

孔子は言った『戦わずして勝つ』
そんなん出来れば苦労しないわ!って思っていたけど、苦労してはダメなのだとボーリングで気づいた。

例えば、小学生の頃、記憶力の悪い僕はひたすら漢字を書いて覚えた。
母親に怒られ、泣きながら書き続けた。
テストでいい点が取れないから、再テストで良い点を取るしかないのだ。

しかしこれは、今思えば記憶力が低い僕が、非常に無理して、しかも苦手な分野で、ハンデが大きい中で戦っているのだ。

孔子がいたら『やめておけ』って絶対に言うだろう。

そう、無理することは、ハンデを背負いながら生きる事だ。
僕は人よりハンデを背負うモノが多い。知力、体力ともにだ。
だからもう、頑張る事は辞めておけ。頑張らないで勝利を収める方法を考えろ。
その様に思う。

人と同じレールで、人と同じやり方、人の勝利の方程式は僕には適さない。

まず、それに気づくことが第一歩だ。

3.人当たりだけ良くする

こんな僕の不思議に、『アルバイトは落ちない』というものがある。
僕は笑ってごまかす能力が高く、どんな時でも笑顔を出すことができる。
蛭子能収さんが、笑ってはダメなとこ(葬式とか)で笑ってしまう。と言っていたが、僕も同じである。
しかし、この笑顔、真面目、爽やかといった印象を与える。
爽やかな印象を与えるには、声のトーンや文字数なども関係してくるんだけど、それはまた別の話で。
アルバイトの面接は学力は必要としない。
なので、僕は殆どのアルバイトで受かることができる。
この方法で、行けないと言われていた高校、大学、会社に入る事ができている。

知力、体力に劣る僕は、知力、体力を使わない『人当たり』を良くして生き延びてきたのだ。

3.ポジティブに生きる

これは超得意。何故なら、知力も体力も使わないから。
僕は昔から無駄にポジティブだ。知力、体力が劣っているのにも関わらず、そして人と比べても人より劣るのに『できそうだ』と思う。

そこに根拠など何も無い。

何となく出来そうに感じるのだ。
結果、出来ないんだけどね。この出来ないのは、必ず知力、体力の壁にぶち当たるからなんだ。

今は壁にぶち当たれば、別の方法を考えるのだけど、今までは、兎に角挫折を繰り返した。
でも、謎にポジティブだから、挫折してもめげず、常に別のなにかにチャレンジしていた。

僕は今も営業成績がビリだけれども、人一倍ポジティブではある。

4.バカを恐れない

このように、成果を出せない人間なのにポジティブだと皆さんはどのような印象を持たれるだろうか?

そう、『あいつはタダのバカだ』と思われるのだ。
そして人はバカにされる事を嫌がる。
しかし僕はバカな自分が大好きなのである。バカを愛している。
失敗は、笑い話になる。
バカな事をどんどんやっていきたい。

確かに、人から怒られたりするのは、僕でも心がめげることがある。

それでもバカを恐れると前には進めないから、僕はバカの道を選んでいる。

5.結局良く言われてる事と同じことを書いてる

『頑張らない』をテーマにした本が好きなのだが、結局同じことを書いてしまっている。
しかし、僕が言いたいのは、ただ頑張らないではなく、頑張らなくても成果を出す方法を探そうよってことである。

そして、頑張らなくても成果を出す方法は"必ずある"と一般的な本には書いてあるけど、"きっとある"くらいが適切なんだろう。

僕の場合は、知力、体力が人より劣っているので、その2点を避けるけど同じ成果を得られる方法を探す事が大切なんだ。

例えば、女の子にモテる方法として、ビジュアルと財力がある。
僕はどちらも人より劣っている。
しかし、ビジュアルについては、香水を使えば清潔感をアピールすることができるし、財力だって、稼ぎをのばすのではなく、使い方を工夫すればある程度ある様に魅せる事はできる。

この様に『ビジュアル、財力』に対し、一般的な方法で真っ直ぐぶち当たるのではなく、じゃあ顔が悪いならどこで補うか。どこなら無理せず補うことができるか。
それを考えて実行するしかないのだ。
(僕は香水はつけてないけど)

6.結局薬局

僕は優秀ではない。
今までは、ポジティブが故に努力でなんとかなると思ってきた。
しかし、優秀ではない僕が努力をしたところで、それは負け戦なのだ。

プロボーラーに俺はなる!

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