貧乏大学生、金持ち大学生

大学生の中で貧乏、裕福とはなんだろうか。企業をしている人は社会的には「個人事業主」で、大学生という身分と個人事業主という身分の、二重の身分の持ち主である。しかし、このような起業家は大学生の総人口の中の数%にも満たないと思う。では、他の大半の「大学生」という身分のみを持つ大学生の中の、貧乏と裕福を分かつ、いわば分水嶺というべき判断基準は一体何なのだろうか。

僕は、それを親の保護であると考える。大学生は学業の他にアルバイトなどで収入を得ているが、所得税の扶養内にいる場合や、社会保険の扶養内で収入を抑えている人がほとんどだし、仮に、両者の扶養を気にせず働いたところで、大学生活との兼ね合いから、社会人以上に働くこと、乃至社会人以上に給与を得ることは不可能と言える。これによって、税金などの兼ね合いから、大学生個人の稼ぎは、その大学生活における裕福と貧乏の判断材料の一部にはなり得るが主要な要因ではないと考える。よって、他に考えられるのは、親からの保護の手厚さであると考える。

 ここで、手前味噌の話にはなるが、僕は地方の田舎の大学に通っている。周りは、裕福で大学1年生から自動車を買ってもらったり、綺麗な1LDKのマンションに暮らしている人もおり、その人はバイトはしていない人が多く、生活費は親負担であると聞いた。対照的に自分は、当初寮生活を強いられ、パソコンは旧型で何度も停止し、量を出られる条件として生活費は自己負担。車なんて、買ってもらう予定はなく、自分で買う余裕もない。ほんとは、大学院で勉強したいこともあったが、現状の生活があと何年も続くことを考えると、気が沈んでしまう。どうしようか。

 親からの手厚い保護があれば、もっと知りたいこと、勉強に時間を割くことができるのに、、、。この状態になって、初めてあの言葉の真意がわかった。

「やめたいならやめなさい。勉強は贅沢なんだから。」

勉強をすること、それを取り巻く全ての状況が整って勉強をすることができる。もし、今大学に行こうか、どこの大学に進学しようかを考えている人が、このnoteを見てくださっているなら、高校生活の中で、親に媚を売ることが重要だ。それだけ大学生活は困窮し、苦しい。現大学生の方も是非一度考えてみてほしい。自分は今、勉強することは贅沢なことだと感じていますか。

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