初めての登壇に踏み込めないあなたへ
こんにちは、freddi です。この記事は エンジニアと人生 Advent Calendar 2020 の 15日目の記事としてゆるっと書いてます。ポエティックなやつです。
さて、今日の僕の記事ですが、「初めての登壇に踏み込めないあなたへ」というタイトルで書いています。これは登壇したくてもできないと悶々と思う方向けなので、「登壇したくない」という方は無理に読んだり、書いてあることを実践する必要はありません。
僕のところに、たまに「登壇したくてもまだ抵抗があるから悶々としている」という相談がきます。いい機会なので、その人たちが持っている心理的不安を覗こうと思いました。その不安は大まかな例として、
・ 目の前に機会があるのに、何か話したくても何を話せばいいかわからない
・ ガチ勢の〇〇さんがいるので、まずいことを言ったら刺されるかも
というものがありました。これらから私は、
・自身の知識不足に対する不安
・周りの目から見て、ちゃんとした登壇ができるかに対する不安
という不安が根本的な原因である、とおもいました。多分これ以外にもあるかもですが、僕が観測しているものはまだこれら2つだけなので、本記事でもその2つにフォーカスしたいです。
多分、悶々と悩んでいる方々は、これらの原因になる不安をどうにかしてセルフで和らげる方法を知らないのだな、と思います。これは悪いことではありませんし、最初は誰でだってそうです。
ではどのようにして、これらの不安を緩和していけばよいのでしょうか?
・自身の知識不足に対する不安
まず、なにか新しいことを勉強して短期間で勉強して、それを登壇する、いわゆる「登壇駆動勉強」という手段を取るのもいいかも知れません。
登壇駆動勉強の肝は、他人を巻き込む締切というものがあります。なので否応なしに短期間に集中して勉強しないといけないし、プラス資料作成までやらないといけません。とりあえずネタはないけど、登壇駆動勉強前提で登壇枠に入れる、というチャンレンジで不安を切り抜ける方法があります。
登壇駆動勉強はいい所が他にもあり、短期間で新しい知識を取り入れられる+登壇資料作成という形で言語化できるので、知識のインプットがより多くなります。
既存のネタでもし知識不足で詰まっていたら、「登壇駆動開発」でアプリ・デモまで作ってみて、そこから「これを使ってよかったところ・嫌なところ」といったネタを生成するのもありです。
要は、知識不足が心配なら、締め切りつけてディープに知識をつければいいじゃないという考えです。
・周りの目から見て、ちゃんとした登壇ができるかに対する不安
最初から100%面白いものを作れる人なんてそうそういないので、不安を持ちつつ今できる限りの資料で最初はやってみるといいと思います。いちばん大事なのは、自他からフィードバックを行って、改善していくことです。そのときに実はこの不安というものは、反省を促すものになるのではないかなと思っています。
イベントで登壇するとき、他人からの指摘というものは厳しいものはそう多くはなく、むしろ手助けしてくれる方がたくさんいます。ガチ勢の〇〇さんは初心者には意外と優しくて、むしろフィードバックとして次何をやればいいかとか、どんな感じにすれば紹介したものが改善されるかを教えてくれることだってあります。むしろ、そういうガチの人達がいる中で登壇するのは、いいチャンスだと思っています。
もし、誰かがあなたの登壇に対して悪口・マウントを取ったり揚げ足を取られたりしたら、それは大体のイベントでご法度にされているので、即運営の人と相談しましょう。
という感じで、2つの不安に対しては私は上記のようにセルフ緩和しています。
ふと思えば登壇というものを始めたのは6年前で、自己紹介LTというものをe-zuka Tech Nightというイベントでしたのが初めての登壇です。今思うとあれは痛々しいものだったのですが、それからTech Night には毎回参加しては LT をするようになりました。https://ezukatechnight.com/etn40_report/ とかを見てもらうと若々しい頃の自分がいます。このときはLTには毎度応募しては、毎度失敗作のようなものを上げていました。
僕は間違ったことや他人を傷つけるようなことを言わなければ、こんな感じでどんどんできる限り挑戦するは良いと思っていて、場数を踏んで慣れていったり、毎回反省しては次作る資料やトークにそれが反映できていれば、より良くなると思っています。これら2つの不安は、その反省に大いに貢献するのではないでしょうか。
ですが、逆にこれら2つの不安というものは、完全に消し去るのは良くないとも思っています。それらが完全に消えると、反省する習慣も消えてしまいます。なので、これらの不安に打ち勝つのではなく、緩和しつつ共存するのがいいのかな、と僕は思っています。
まだまだオンラインイベントの開催が主になっている時期で、十分にチャレンジする機会はあると思うので、上記のことを参考にしてもらってチャレンジしてもらえればな、と思います。
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