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日本語、トライアルレッスンから本レッスンへのつなげかた

時々ですが、トライアルレッスンの希望をいただきます。トライアルレッスンとはいわゆる本格的にレッスンをする前のお試しレッスンの事で、原則無料。トライアルレッスンのいいところは、もちろん生徒さん側はどんな先生なんだろう、どんなレッスンをしてくれるんだろう?と事前に知ることができますし、教える側も逆にどんな生徒さん?どうして日本語を勉強したいのか?などのニーズを探って、実際のレッスンの準備をすぐに開始することができます。

現実、私の場合はどちらかというと、すでに私のレッスンを受けたいと思ってくれていて、そのお試し版って感じが多いのですが(そのためほとんどがトライアルをやってそのままレッスン申し込みとなります)例えば、よくある、先生と生徒のマッチングサイト(教師が事前登録。その言語を習いたい生徒さんが先生を探すパターン)では、だいたいどこでも30分や1時間の無料トライアルレッスンが受けられるようになっていると思います。ただ、これを利用して無料でトライアルレッスンをかけもちしている人も実際は多いのかな?と思うことも正直あります。もちろん、先生との相性はレッスン内容以外にもとても大切なので、お金を払ってレッスンを受ける以上、自分と相性がいい先生に出会うまで探すというのは当然なんですが、たくさんの先生がいる登録サイトから自分を選んでもらいたいとなると、トライアルで来てくれた人のハートをがっつりつかんで、そのまま申し込みにつなげたいところです。

私がしているやりかたはとても簡単で、多分ほとんどの人が実行してると思いますが、参考にしてるのは以前に見たYoutuberが「どうやってYoutube動画の登録者を増やすか」という説明動画でした。Youtubeなので、バズをおこすとか、関連動画にのるとかの説明もあったのですが、その中で「いかに動画を最後まで見てもらうか(視聴維持率)」が大事だという話がありました。

動画を飽きずに最後までみてもらうには、最初のほうで「後半ではこんなことを話します、是非最後までごらんください」と宣言すると、もちろん興味がない内容ならどんなに力説しても無理ですが、「じゃあちょっと最後まで見てみようかな」となる人が意外と多いんだとか。そして、この考えってトライアルレッスンでも使えるんじゃない?と思ったのです。

私の場合はトライアルレッスンは最初にレベルチェックをおこないますが、ほとんどの人が、なんとなく日本語ができるようになりたいなぁという目的でレッスンを依頼してくるので(JLPTなどをのぞき、海外の場合は最初からきっちり目標がある人は稀有です)最後に私とのレッスンでは、こんなことができるようになる、こんなことを学べる、サポートはこんな感じと、どどーんと見せ、日本語を初めてやるような人の場合はPDFはもちろん、仮名表とかおみやげつきにしています。

そうすると、学習者さんの方もなんとなく日本語いいなぁ、面白そうだなぁとぼんやり思っていたものが、自分が半年後、1年後とかにだいたいどんなことができるようになってるのかのイメージがつくので、じゃ、やってみてもいいかなとレッスンを依頼してくれるようになりました。

そして大事なポイント!
トライアルレッスンってお互いかなり緊張します。私も何回やっても毎回どんな人かな?気に入ってもらえるかな?とドキドキです。なるべく、通常よりちょっぴりテンションあげて挑むようにしていますが、実際に決まるまでは落ち着かなかったり・・もちろんダメだったケースもありますが、こればかりはご縁!もし申し込んでもらえなくても、また次回があるのでいい練習になったと思って前向きにいきましょう~。
みなさんのレッスンがまくいきますように!

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