1.10 圧倒的な「パワー」は全てを凌駕する

(日記です。)

昔に比べて、悩むことは少なくなった。物事に執着することは減ったし、自分にコントロールできないものを諦める技術が身についた。

また、自分がコントロールできるものは「ある程度はうまくこなせる」というような自信もついた。

しかし、やはり自分自身について、ネガティブ寄りの課題感を感じることもあって、それは「チームの生産性」を上げる技術が不足している、というものだ。

これは組織に対する影響力への課題感ではなく、チームに対する影響力への課題を感じているというのがポイントである。チームというのは少人数で形成されているから、「自分が影響を与えられる度合いが高い」、つまり、コントローラブルじみた挙動をするわりには、実際のところ、「生産性・効率性が高く、かつみんなが楽しんでいるチーム」というのを形成するのは非常にハードだ、と思う。

人には自分の仕事のやり方があるし、チームマネジメントをしている立場の人間であっても、やたらと他人の行動に口を出すのはNGだ。けれど、ときにはメンバーに対し「もうちょっと責任感・自律感持って動いてほしいなあ」という期待が顔を覗かせることがあって、そして当然だが、メンバーに対してそういう期待を直接伝えることはチームの雰囲気を悪化させるので(そもそも、そういうこと言っても非定量的・精神論的な指導となることが目に見えていて、言われた側としてはかなり不快感は強いが、具体的な対策は与えられないので、変化しようがないというケースになることも想像できる)、なんとか自分で伸びてほしいという意思のもとに権限を渡したりするわけだけど、権限を貰った側も能力的にタスクを完了できなかったり、そもそも権限をもらったら責任が伴うという価値観をあまり意識しておらず、「自分が決定権あるけど責任取るのはマネージャーの仕事」感が漂ったりする空間になるということもある。(権限を貰った側が、マネージャに対して責任を押し付けるのはダメ寄り)

やっぱり、チームマネジメントは結構勉強しないとしんどい世界観だと思う。ドラマとかでは「やる気があれば一つになれる!」的なチームを見せられることがあるが、実際はやる気という指標だけでは一つにはなれない。現実はもっとシビアできびしいのだ。

ぐだぐだと書いたけど、チームを前にすすめる技術に特効薬はないのは理解していて、一つひとつ、ゆっくりと課題をクリアしていくのが肝要なのだとは思うが、そうは言っても「そんなゆっくり歩いててゴールまで何年かかるんすか?w」という感じも一方ではあり、結局のところ自分がチームをコントローラブルにするためには「圧倒的なパワー・能力」を身につけ、チームの目的を最高に達成し続け、「ちょっといびつなところもあるけど甲子園で無双してるから許される野球チーム」みたいな、メリットでデメリットを凌駕する状態を作るのが大事なのかもな、と思う。

ということで、自分が内なる力を発揮することで問題をバリバリ解決していくマッチョ戦法も見せていきたいが、この戦法の問題点は自分が別に内なる力をとくに持ってないし、全くマッチョでないために実現性がないというところなので、やはり、現実に即した解決策を発見する力を得たい、もっと力がほしい、どうしてぼくはこんなに弱いんだ、力……力があればみんなを救えるのに、となる。

以上です。

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