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【香水メモ】BYREDO LA TULIPE

【香水】BYREDO LA TULIPE
【香調】フローラル
【購入時期】2020/10
【購入した場所】SARA STYLE

  チューリップという花の品種は現在3500種以上あり、その中でも芳香を持つものは「カンキツ様の香り、ハチミツ様の香り、青臭い香りなど、バラエティに富んでいる」らしい。しかし、ローズ等の花と比べて香り立ちが弱く、今まで香料として使われたことがないため、チューリップそのものの香りを知っているという人は少なそうだ。LA TULIPEは、そんなチューリップの香りを再現した香水だ。

 これはきっと、「青臭い香り」に分類されるだろう。フローラルだけど、甘さはかなり抑えられている。花きよりも、葉や茎を手折ったらこんな香りがするのではないだろうかと思えるようなグリーン感だ。ベチバーの土臭さもほんのりと漂っていて、チューリップにふさわしい春の香りがする。安くなっていたので全くシーズンオフの時に買ってしまったが、春になったら浴びるように纏いたい。緑の汁まみれになりたい人には最高の一本だと思う(言い方)。ちなみに、夫も好きだと言うのもあって購入を決めたが、後日もう一度嗅いでもらったら好きじゃないと言っていた。私も含め、凡人の嗅覚とは本当にあてにならないものである。

 香水を少しずつ集めてきて、グリーン感のあるものが好きだと気づいた。The Different CompanyのTokyo Bloomとか、エスティーのプレジャーズとか。でもそのジャンルだけだと物足りなくて、節操無しに色んな香りに手を出している。好みがはっきりしている人って、香水選びも上手だろうし、素敵だなと思う今日このごろだ。

<参考>
・チューリップの香気成分解析と香りの分類  naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/flower/2013/flower13_s12.html
・『455種のガーデニングプランツの育て方がひとめでわかる本』

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