【香水メモ】GUERLAIN HABIT ROUGE（アビルージュ）

【香水】GUERLAIN　HABIT ROUGE
【香調】オリエンタル
【購入時期】2020/7
【購入した場所】ゲランカウンター
【購入に至った経緯】夫を香水沼に引き入れるためのオススメメンズフレグランスをTwitter上で募ったところ、こちらが挙がった。

　ある日、夫が私の香水に興味を示した。マスクに少し香りづけをするために、突然使い始めたのだ。私は、夫を香水沼に引き入れる大チャンスだと思い、Twitterにてフォロワーの皆様にオススメメンズ香水を募ったところ、アビルージュが挙がった。

　早速ゲランのカウンターに行き、試香して一発で好きになった（私が）。聞くと、豪華ノベルティの特典もつくという。買わない理由がなかった（私が）。店員さんに「夫が香水に興味を持ち始めて」と話すと、「素敵ですね！」とプレゼント用に包装してくださったが、専ら私が使っている。肝心の夫は、残念ながら「好きでも嫌いでもない」とのこと。でも、もはや当初の目的はどうでもよくなっていた（ひどい）。私はこれで見事ゲラン沼にハマり、その中でも1，2を争うほど好きな香りに出会えたのだ。あの時回答してくださったフォロワー様方には感謝しかない。

　アビルージュは、とてもスイートな香りだと思う。ムエットに鼻を近づけて息を吸い込むと、バニラの甘い気流が舌にまで届くようだ。でも、オレンジが甘くなりすぎるのを抑えていて、ライムやパチョリの苦みが格好いい。そして控えめなレザーが、「どちらかと言えばこれはメンズ用香水です～」と時折思い出させるように香り立つ。でも男性じゃなくたってつけたくなる。いや、つけるべきだ。つけよう、みんなで、アビルージュ。誰も拒絶しないスイートな香りだ。

　公式サイトによると、アビルージュは「1965年、フレグランス史上初のオリエンタル系メンズフレグランスとして発売され」たとのこと。歴史が長い香水だけど、現代でも大活躍できる素敵な香りなので、そのことに当時の私は驚いていた。名香というのは、必ずしも古めかしい香りではないようだ、と香水初心者の私は一つ学んだのだった。