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【ARC Welder】APKをどうしてもAddできない人の為のメモ書き

「ARC Welder」を実際に使ってみるも上記画像から進めなかった人は、次の方法でなんとかなるかもしれません。

対策その1:「App Runtime for Chrome (Beta)」もあるか確認

通常、ARC Welderを追加した時に同時に拡張機能に追加されるはずの「App Runtime for Chrome (Beta)」。しかし何らかの理由で消えてしまうこともあるようです。念のため、拡張機能に追加されているか確認しましょう。
無かった人はARC Welderを一旦削除して、もう一度chromeウェブストアからダウンロードしましょう。

対策その2:「Native Client」フラグを有効にする

まず、上のアドレスバーに「chrome://flags」と入力します。すると「Experiments」にアクセスできます。ここの左上に「Search flags」と書かれた検索ボックスがあると思いますが、そこに「Native Client」と入力して下さい。そうすると一つだけ検索に引っかかるので、そのフラグを「Disabled」から「Enabled」に変更して下さい。
最後にChromeブラウザを再起動し、再度「chrome://flags」にアクセスして、「Native Client」が有効になっているか確認しましょう。

対策その3:初回起動時に選んだフォルダーの中にAPKファイルが入っているか確認

ARC Welderの初回起動時に作業用のフォルダーを選択するよう求められると思います。実はARC Welderはここで選んだフォルダーでしか読み書きできないのです。なので、APKファイルを入れておくフォルダーを予め作成しておいて、そのフォルダーを選択するようにしましょう。なお、一度選択すると再度インストールするまで変更できないので慎重に!
作業用のフォルダーはWindowsなら確認できますがMacではできません。
Windowsでの確認方法は「chrome://apps/」をアドレスバーに入力し、ARC Welderのアイコンを右クリックすると出る「アプリ情報」を選択します。
Macの人は作業用フォルダーがどこかわからなくなってしまった場合、再インストールするのが早いと思います。
また、作成したフォルダーの権限を変更する必要が場合によってはあるかもしれません。

......と、ここまでのことは既に試した人も多いかと思います。それでも上記画面から動かない場合、以下を試してみて下さい。
※なお、ここから先を試す場合は自己責任でお願いします。

対策その4:「apk_to_crx.zip」の中の「attr_map.py」を編集

まず、Chromeの拡張機能が保存されているフォルダーを探します。
(Macの場合:「~/Library/Application Support/Google/Chrome/Default/Extensions」)
この中の「emfinbmielocnlhgmfkkmkngdoccbadn」フォルダーを開き、中にあるフォルダーを開きます。その中の「apk_to_crx.zip」というファイルをコピーし、どこか適当なところで貼り付け、解凍します。
解凍したフォルダーの中にある「attr_map.py」を開き、

ATTR_ID_TO_NAME_MAP = {
   0x01010000: 'android:theme',
   0x01010001: 'android:label',
   0x01010002: 'android:icon',
#      :     (省略)     :
   0x010103f0: 'android:windowTranslucentNavigation',
   0x010103f1: 'android:advancedPrintOptionsActivity',
#  以下3行を追記
   0x01010572: 'android:compileSdkVersion',
   0x01010573: 'android:compileSdkVersionCodename',
   0x0101057a: 'android:appComponentFactory'
}

追記部分を追加して下さい。
そして、「apk_to_crx.zip」の中身を全てZIPファイルに圧縮し直して、先ほどの場所の「apk_to_crx.zip」と差し替えます。
ARC Welderを再起動します。

これで大体のアプリで次の画面に進めたと思います。まあ実際に起動してみると大体sad pluginの画像が表示されて終わりなんですけどね......。

(恐らく)する必要がないこと:「-no-sandbox」フラグをつけて起動

たまに「-no-sandbox」フラグをつけてChromeを起動しないといけない、みたいなことが書かれていますが、筆者が試したアプリでは必要ありませんでした。

おまけ:一部のコンピューターではプラグインが読み込めない?

不思議なことに、他のパソコンでは動くにも関わらず、一部のパソコンでアプリを起動しようとすると、プラグインの読み込みに失敗して動かせないことがあります。
個人的にはIntelの世代が関わっているのではないかと思っているのですが、こればっかりはわかりません。
ARC Welderの更新に期待します。

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