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サラリーマンなら「副業」か「資産運用」か?

サラリーマンが収入を増やしたいと思った場合、なかなか本業での収入アップが見込めない現在、新しく始めるなら「副業」か「資産運用」の2択になるかと思うが、よく考えてから始めないと後々大きな差が出てしまう。

「副業」には時間が必要で、「資産運用」には種銭が必要。

どちらも大事なものでなのでしっかり違いを知ったうえで始めたい。

「副業」と「資産運用」には3つの大きな違いがある。

1つめは「税金」の問題。

「副業」は総合課税、「資産運用」は分離課税となることくらいは、覚えておくといい。

仮に、350万円の課税所得のサラリーマンAさんがいるとして課税所得と同額の「副業収入」と「資産運用収益」を手にした場合の税金を比較してみよう。

「副業収入」を選んだサラリーマンAさんの税金は、総合課税で所得税の税率は23%となり、80万5000円の税金がかかる可能性が出てくる。さらに本業の税金も増えている可能性だって出てくる。

これと住民税の10%。ざっくりいうと35万円増える結果になる。

一方、「資産運用収益」を選んだサラリーマンAさんは、分離課税なので20.315%の税率。71万1025円の税金の支払いで本業の税率は変更がない。

住民税は分離課税の20.315%のうち5%なので、これ以上増えない。

同じ利益でも税金の額に大きな差が出てくるのが分かるだろう。

2つめは「レバレッジ」の問題。

信用取引をすすめるわけではないが、資産運用は株式だろうが不動産だろうが為替だろうがレバレッジをかけることが可能だ。

レバレッジはリスクではあるが時間をショートカットできる利点がある。

副業でレバレッジをかけるとするなら1馬力を10馬力にするため人を雇うとか外注するとか、もはやビジネスといえるリスクを取る必要が出てくる。

3つめは「複利」の問題。

アインシュタインが言ったとされる「人類史上最大の発明は複利」というセリフはあまりにも有名。

この複利を有効に活用するイメージが「副業」の場合イメージできない。

資産運用では簡単にイメージできる複利の運用なんだが・・・

複利は時間の経過とともに威力が大きくなっていく。

もちろんうまくいくことが大前提だが、副業で収入アップした自分の10年後と資産運用で収入アップした自分の10年後、どちらが裕福になっているイメージだろうか?

もちろん得意なほうを伸ばしていったほうが結果は良くなっていくので、理解したうえで両方小さく始めてみるのが一番いいような気はする。

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