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ドル/円にトレンドラインを引いてみた。

FPOの白石です。外国為替市場の最大の特徴は「トレンド」が出ること!

2020年は概ね下落トレンドでしたが、今年1月6日の102.592円を底にリバウンド。2021年は上昇トレンドをキープしています。

さて、今年のドル/円の値動きを再確認するためにも(日足チャートに)「トレンドライン」を引いてみました。

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1月6日安値102.592円を起点、1月21日安値103.328円を終点として、上昇トレンドライン(黄線)を引きました。次に1月12日高値104.332円を起点とし、チャネルライン(ピンク線)を平行に引きました。

2月5日、17日ともチャネルラインに上値を抑えられ(青丸)、一旦下落するもトレンドライン手前でリバウンド。1月、2月は見事にチャネルの範囲内に収まっていることが見て取れますね。

3月に入りチャネルラインをブレイクすると、上げ足を速め3月31日の高値110.964円まで上昇。4月19日に再び元のチャネル内に戻りますが、4月23日には107.477まで下ヒゲを伸ばすものの、ここでトレンドラインにサポートされて反転。

その後の上昇局面では、またチャネルラインが二度もレジスタンスとして機能(赤丸)。現在(執筆時点)は、ちょうどトレンドライン上で、足踏み状態となっています。

さて、次の展開はどうなるでしょう?次のトレード戦略として考えられるのは(あくまで白石の見解です)、トレンド継続が有力シナリオと考え、買いエントリーか。

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トレンドラインとほぼ平行にある75日間移動平均線(赤線)もきれいに上昇を示しています。

ストップロスは、それらを割り込みさらに「3月に急騰からの調整で一時的に上下のヒゲを伸ばし、ボックス相場を形成したときの安値水準(1つ目の黄緑丸)」を割り込んだあたりでしょうか。

ここは直近安値で反発した水準(2つ目の黄緑丸)でもありますね。もし、この水準(緑線)を明確にブレイクするようなら、一旦撤退すべきでしょう。

さて、どうなるか!?しばらくチャートを追ってみてください。

大事なことは、トレンドラインを引くことで、トレード戦略が立てやすくなることです。計画性のない売買は必ずといっていいほど、心理的な動揺でミスをしがちです。

損をできるだけ小さく、利をできるだけ伸ばす!これがFXで勝ち残るための常套手段です。そのための近道こそが「トレンドライン」を極めること。外国為替市場の最大の特徴を捉えずして、利益を狙っていくのは、逆に難しいと思いますよ。

※上で記した戦略は、参考程度にみてくださいね。実際の売買は投資家の責任において実践してください。

PS.
そもそもトレンドラインの引き方がわからない?以下の記事では「外国為替市場のトレンドを読み解く方法」として、トレンドラインの基本の「き」から解説しています。

以下の記事ではFXトレーダー必須のアプリをご紹介しています。こちらも併せてご覧ください。


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