見出し画像

またひとつウォール街に伝説が刻まれることに・・・。

昨夜トレーディング界の世界的巨匠、テクニカル指標MACDの開発者でもあるジェラルド・アペル氏の訃報が届きました。

彼の功績の恩恵でどれだけのトレーダーがマーケットの惨劇から救われ、未来を掴んできたことでしょう。

MACDが考案され発表されたのは1979年。1987年10月19日のブラックマンデーにおいても、その機能は素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。

それまでの時代は、まだまだPCが普及するに至っておらず、トレンドの見極めといえば移動平均線くらいでした。精度の高いタイミングを計るMACDの出現は、まさにトレーディング界の革命だったといっていいでしょう。

今やテクニカル指標の王道として地位を確立したMACDは、世界中のチャートソフトにおいて採用されています。

「自分のアイデアを伝授することによって失うものは何もない。人々が有益だと判断してくれるなら、私はハッピーだ」(アペル氏談)

私たちは使命感をもって、あなたの叡智を今の世代、そして次の世代に引き継いでいきます。どうぞ空の上からトレーダーたちを優しく見守ってください。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

古くからアペル氏と友人関係を築いていたアレキサンダー・エルダー博士もツイッターで追悼メッセージを送っています。


PS.
MACDは、移動平均線から算出した期間の異なる2本のラインを使い、売買タイミングやトレンドを分析することができる指標です。

ツールの設定時に、どのくらいの数値を目安にするかは、採用する移動平均線や銘柄によって異なりますが、実際に自分の使用するチャートに表示してみると、指標が示すサインが見事にはまっているから驚きです。

ちなみに弊社では、アペル氏自らがMACDについて解説したセミナーの映像商品(日本語字幕付)を日本で唯一取り扱わせて頂いております。

こちらです。開発者本人から正しいMACDの使い方が学べます。しっかり学び直したいという方にはおすすめです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?