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リスクをチャンスに変える攻めのFXトレーディング

これまでにない規模の台風や豪雨といった異常気象、慢性的な気温上昇による海面水位の上昇・・・。これらは地球温暖化の影響といわれていますが、ひと昔前では考えられない出来事が多発しています。

このように頻繁に発生する「気候変動リスク」がマーケットにも影響を与えるようになったことから注目度が増しています。

例えば、今年2月にアメリカ南部を記録的な寒波が襲ったニュースがありましたね。影響が最も大きいとされたテキサス州では大統領から非常事態が宣言されるまでに至りました。

事故や停電が次々と報告され、州内にあるサムスン電子などの半導体工場も生産再開までに数週間を要する被害となり、主要産業である石油関連施設も否応なく閉鎖。マーケットでは石油価格が一気に上昇し、アメリカ経済は一時深刻な状況に陥りました。

しかし、このような報道が注目されるのはごく短い期間でしかありません。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、いつの間にか異常気象があったことさえ、記憶から抜けて落ちてしまいます。

ですが、警戒心を解くのはまだ早い!数週間、数カ月後に経済指標の数字として、その影響が再び表面化する可能性があるからです。

例えば、4月発表予定の米1-3月期GDPが市場予想よりも悪化するというネガティブサプライズが発生した!なぜ?と理由を考えてみると、「そういえば!その時期に寒波に襲われていた!」と思い出す。これを逆説的に考えるならば、事前にGDP悪化を予測できたということに!?

FXトレーダーの立場であれば、指標発表時は円高に進む可能性があるという相場シナリオを立てることも可能でしょう。マーケットはどこまでいっても不確実な世界です。だからこそ事前に想定しておくことが重要です。

私たちの周りには様々なリスクが存在します。そこからどのような相場シナリオを描くことができるか、日頃から思考を巡らせる訓練をしてみてください。一般には想定外とされるネガティブサプライズを利益に結び付けることも可能になるはずです。スキル向上は日々のトレーニング次第です。

PS.
FXで稼ぎたいというあなたの意志が本物であるならば、4つの事前準備(1:学習、2:理解、3:練習、4:環境)が必要です。ひとつクリアしていくごとに、FXでの成功への道が徐々に開けてくるはずです。

【ちょっと四方山話】
本日、10月8日は「FXの日」って知ってた?10月4日の「投資(とうし)の日」は、語呂合わせだからわかりやすい。

だけど、10月8日は語呂がヒットしませんね。実は、1998年(平成10年)4月の外為法の改正によって、個人が直接外国為替(FX)を取引できるようになり、ダイワフューチャーズ(現ひまわり証券)が日本初の個人投資家向けのFX取引サービスを開始したのが、同年の10月8日のことでした。

当時は取引できる通貨が米ドル/円だけで、手数料も片道10銭、電話注文のみだったのは驚きです。そこから比べると、現在のFXトレーダーの取引環境は、本当に恵まれていますよね。頑張らねば!!

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