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ご先祖様におねだりしてはいけません

本日7月26日は「幽霊の日」。貞淑お岩が夫である伊右衛門に毒殺され、幽霊となって復讐するという実話をモデルに江戸の中村座で初演(鶴屋南北作)されたのが、1825(文政8)年のこの日でした。そう、あの有名な『東海道四谷怪談』です。

薬と偽られ毒を盛られたお岩の顔は、ひどく腫れあがり醜く変貌していまいます。夫に裏切られたお岩が怒り狂って失踪して以降、呪われた家は不幸続きとなり一族断絶となる話。

よく『番町皿屋敷』と間違われますが、皿を割った罪を押し付けられて、古井戸に投げ込まれた悲劇の女性はお菊さん。

夜な夜な「1まーい、2まーい・・・」と井戸の底から皿を数える声がするというアレです。この2人に『牡丹灯篭』のお露さんを加えて、日本三大幽霊と呼ばれているのだそうです。

怪談なんてものは迷信にすぎないと真向から否定する人もいるでしょうが・・・、そういうこともあるかもしれないと意識することが、正しくいようとする心の戒めになる!?

神様が空から見ているとか、ご先祖様があの世で泣いているとか、確かに非科学的ではありますが、心理的な影響はけっして小さくはないでしょう。そんなものはナンセンスと片付けてしまえば、お墓も仏壇もお盆の慣習なども全部無意味なものになってしまいますよね。

もう半月もすれば、ご先祖様が帰ってきます。手を合わせて心のなかで語りかけることは、今の自分への問い掛けの意味もあるといいます。迷いや悩みを打ち明けることで心が整い、それらを乗り切るきっかけになるといいですね。

間違っても、儲かる株を教えてーなんて、ご先祖様におねだりしてはいけませんよ。それこそご先祖様が泣いてしまいます。

PS
ちなみにこんな諺があります。「幽霊の正体見たり 枯れ尾花」。尾花とはススキの穂のことを指します。幽霊かと思ってよく見ると枯れたススキの穂であった。実体を確かめてみると案外、平凡なものであるということ。出典:大辞林 第3版(三省堂)

人は恐怖心に支配されてしまうと枯れススキでさえ幽霊に見えてしまう。つまり、気の持ちようで見間違いや思い違い、勘違いなどを引き起こしやすいということですね。結局、人にとっては見えないということが、一番の不安要素であるわけです。

昨今の株式市場も不安材料ばかりが耳目に触れるので、どうしても危険だと先入観を植え付けられますが、個別企業の中身をしっかり見ていくと案外、平時と変わらない動きをしているものです。

周りが過剰に恐れて手を出しづらいときこそ、企業の正体を暴く銘柄分析に力を入れましょう。誰もが正体を知ってしまう頃には、株価はすでに上昇してしまっているのですからね。

PPS
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