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FP2級3級横断式最短合格講座⑥

今回は相続時精算課税制度の実技から1問出題。

すんなり解ける人はそのまま、
よくわからんって人は先に解説読んでね。

解けた人も暦年贈与との違いあるから、解説読んでくれたら嬉しい。

完全オリジナル
紙コップ、ペットボトル理論だよ。わかりにくかったら普通に暗記してね。

問題

父親の雷蔵さんからの賃貸マンションの建物の贈与について、
長男のピッコロさんが相続時精算課税制度の適用を受けた場合の贈与税額を求める次の〈計算式〉の空欄(1)~(3)に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。

なお、長男ピッコロさんは、雷蔵さんからの贈与について、これまで相続時精算課税制度の適用を受けたことはない。

また、問題の性質上、明らかにできない部分は「 a 」で示してある。

〈計算式〉
3,000万円-(1)万円=a万円
a万円×(2)%=(3)万円

解答
(1)2500万円(2)20%(3)100万円

解説。まず、暦年贈与と相続時精算課税制度の違いから説明するよ。

暦年というのは1/1日から12/31日までの事だよ。誰もが110万円の紙コップを自分専用で持ってる。

その紙コップにみんながお金をただで注いでくれる。これを贈与と言う。

例えば、父親から100万円、友人から100万円注いでもらうと、110万円しか入らない紙コップは90万円溢れてしまう。

溢れた90万円に贈与税がかかるよ。

一方で相続時精算課税制度は2500万円のペットボトルだよ。

違うのは、ペットボトルは例えば父親から、相続時精算課税制度を選択すると、父親がペットボトル2500万円を管理する。もちろん自分自身の紙コップの110万円は残ったままだよ。

ただし、父親から注がれるお金は一生涯、父親が管理するペットボトルに注がれていくよ。その額が2500万円を超えると、超えた額に20パーセントの税金がかかるというわけ。

別の人から注がれるお金は、別途自分の紙コップ110万円で健在だよ。因みに父親もペットボトル、母親もペットボトル、その他は紙コップとかもありだよ。

一応贈与時精算課税制度の内容も貼っとくね。

相続時精算課税の適用条件は、贈与者が60歳以上の父母・祖父母、贈与を受けるのが推定相続人である20歳以上の子・孫であること

因みに住宅取得の目的の相続時精算課税制度の場合は贈与者の年齢要件は無くなるよ。

では今回はこの辺で。

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