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Switch(有機ELモデル)のゲームカードスロット修理

巷に溢れていそうなSwitchの修理記事です。

使ったもの
・+ドライバー
・Y字ドライバー
・はんだごて
・はんだ
・はんだ吸い取り線
・フラックス
・低融点はんだ
・ピンセット
あるといい
・置換用の放熱グリス
・メガネ型ルーペ

ジャンクで有機ELモデルのSwitchを安く買えたのですが、ゲームカードがうまく読めませんでした。
接点復活剤を塗ったり試したのですが、いろいろいじってるうちにスロット内のピンが折れてしまい修復不可能な事態に。

しゃーないので修理部品を探したところ、Aliexpressでも3500円くらいする…
※liteだと1000円くらい、液晶モデルだと2000円ちょいくらい
有機ELモデルのゲームカードスロット部品はmicroSDとイヤホンジャックがセットになっているので高いんですね。

Aliだとこんなもん

16500円で買ったジャンクに3500円かけるのはなんか負けた気がするのでDLC専用で使おうかなーとも考えたんですが、メルカリでゲームカードスロット"だけ"の部品が安く売ってたので、だめでもともとで交換してみることにしました。
※Aliだと時間はかかりますが送料込み300円くらいで買えます
ミスってもボード買って交換すりゃいいしね。

単品で送料いれて300円くらい
10個セットでも1500円とか 業者か

まずは分解しないことには始まりませんが、iFixitが詳細な手順を出してくれているので迷うことはありませんでした。
iFixitの分解手順

普通のドライバーには入ってないであろうY字ドライバーはAmazonで1000円以下で買えると思います。自分は手持ちのドライバーセットで対応できました。
任天堂ハードをいじるなら持っておくと便利ですよね。

で、外したボードがこれ。(写真撮り忘れたのでiFixitから)

ここから壊れたカードスロットを取り外すんですが、はんだが固ってぇ!
ググったら基板から部品を外すのには低温はんだを使うといいらしい。
※メルカリ等で500円程度で買えます
もともとのはんだに低融点はんだを混ぜこんで融点を低くして、部品を外す際の時間的余裕を作るんですね…

端子と固定している足を外し、カードスロットを外して残ったはんだを除去したのがこちら。

端子とプレスコネクタが近くてめちゃ作業しづらい。コネクタが少し溶けました。
このあとはふつうのはんだで新しいスロットを付けて…

はんだが汚い

あとは逆の手順で組み立てれば修理完了です。
ほんとは放熱グリスを付けなおすほうがいいんですが、この機体は量がたっぷりあったので使いまわしちゃいました。
ネジ止めする前に、ドーターボードとシールドプレートだけ付けてスロットが動作するかの確認してからのほうがいいですね。
自分ははんだ不良で3回くらいやり直しました。

カード読み込みヨシ!

修理した感想ですが端子が細かくて何度もブリッジショートしました。確認に目を凝らしすぎて疲れたのでハズキルーペ(的なもの)が欲しくなりました。

Switchは分解も簡単なんで、修理費用をケチりたい人は自分でやるのもありかと思います。ボード交換ならはんだ付けもいらないし。
もちろん自己責任でどうぞ。


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