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セリエA第31節

破竹の11連勝で首位を快走するインテル。優勝はある程度決まりつつある中で、CL権と降格争いは引き続き白熱の様相を呈しています。残り8試合、1つでも落としたチームから脱落が見える緊迫の2ヶ月が始まります。そうした中で今節は上位/下位でそれぞれ直接対決がありますので注目ですね!
(アタランタvsユベントス、ナポリvsインテル、カリアリvsパルマ)

前節、基本Pinnacleにして調子取り戻せた感あったので今節も同じように進めてみます。それと、今節はFBref.comを用いたデータを基に考察する試合を増やしました。あまり細かくは触れきらないかもしれないので、質問があればコメントかTwitterアカウントまでご連絡ください。
それでは宜しくお願い致します!

Crotone vs Udinese

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✅BTTS&over2.5@2.24(Pinnacle)

クロトーネといえばOver。6試合連続で5ゴール以上が決まる異例事態です。
でもってアウェイではBTTS率リーグ2位の73%のウディネーゼ。クロトーネは過去1-1で終わったのは全体30試合で1試合のみ。少し欲張ってもいいでしょう。あまり細かい考察は不要かと思います。大将、いつもの!

Sampodoria vs Verona

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❌Verona AH0@2.00(Pinnacle)

いつしか流行った「独自データ」によると、サンプドリアの得意なタイプは「守備からシュートまでの手数が少なく」「ロングパスの割合が多く」「空中戦はそこまで強くない」なチーム。ちなみにサンプドリア自身がそういうチームなので、同スタイルでは練度が上、という見方もできます。
ヴェローナはそのいずれにも(さほど)当てはまらないですし、ヴェローナは手数少ないロングボールチームは逆にお得意なのも考えると、アウェイとはいえアンダードッグのこのオッズはちょっと魅力的。ヴェローナのチーム特性上ロースコアを想定すると引分ケア必須ということでAH0にベットします。


Sassuolo vs Fiorentina

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✅Sassuolo over1.5@2.25(Pinnacle)

前回対戦時は1-1のドローに終わったカード。わりとイーブンオッズがついていますが、フィオレンティーナは割とドリブル積極的なチーム相手に劣性になる傾向があります(本当は更にドリブル抉ってクロス積極的に放り込むチーム嫌い)。セリエA最高のドリブラー、ジェイミー・ボガを有するサッスオーロも全体、ホームそれぞれ直近5試合で得点中と攻撃好調です。ベラルディとカプートの復帰可能性も監督から示唆されており、ここはサッスオーロ寄りに見たいと思います。(19:47追記 結局ベラルディのみ復帰でしたね!)

Cagliari vs Parma

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✅Cagliari AH-0.25@2.00(Pinnacle)
❌Total yellow cards(Parma) over2.5@2.12(Marathon)

カリアリは正GKクラーニョを欠いて首位インテルを迎えた前節。ここでゴールマウスを守ったのが今季初出場のVicarioでしたが素晴らしい活躍でインテルを慌てさせることに成功、試合後もコンテは彼の活躍を称賛していました。

降格圏に沈む両チームにとって、この試合の引き分けに何の価値もありません。勝利あるのみです。ある程度タフな試合が見込まれますが特にパルマは次節がユベントス戦ということを加味すればよりこの試合にコミットしてくるでしょう。両チームトータルの警告数も考えましたが、最近のカリアリの圧倒的良化と対非保持チームの相性、パルマの平均警告数が比較的多いこと、主審のVareliさんも平均4.67枚とそこそこ多いことも加味した上でオッズを見た際にパルマに限定した方が魅力的だったためこちらにベットします。
後は素直にカリアリ勝利寄りのベットですね。パルマはカラモアとコンティといったスタッツ上の貢献度が高い選手を欠くのもマイナス点です。カリアリには残留を目指して欲しいところ!

Milan vs Genoa

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❌Milan(Corners)-3.0@1.877(Pinnacle)

ミランはイブラヒモビッチの前節の退場の影響で今節欠場。退場の発端が聞き間違いでは?など議論が生じていますので興味がある方は調べてみてください。DAZNのコンテンツFootball Freaksでも触れられてますよ。
ジェノアはボールを握ろうとする上位チームには順当に敗れることが多いのですが、ミランはそこまで保持に拘らず、中盤制圧に重きを置くタイプのチームです。イブラの不在も相まってオッズほど楽な試合にはならない予感がしています。下書き段階ではジェノアプラハンにしていたくらいです。
ゲームプランとして、ジェノアは上位相手にはより明確に中央を固めてきます。その結果として与コーナーが大きく増え、自身の回数は1~2回程度になるケースが多いです。ただでさえ前線中央の支配力が通常よりは下がるし代役かも?のレオンもサイドに流れがちなのでミランのコーナーは増えるでしょう。ややハンデがきついですがそれでもクリア可能と見てこちらにベットします。

Atalanta vs Juventus

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❌Juventus over1.5@2.46(Pinnacle)

今節のビッグゲームその1。そして最も予想が二分されるであろう一戦です。
CR7が筋肉系の損傷のため今節は欠場、帰ってきたディバラとモラタが2Topを組むことが予想されるユベントス。個人的には今チームの攻撃の核はキエーザですし、直接FKの得点可能性を考えれば言うほどダメージではないのでは?と思ったりもします笑。直近5試合でxGの平均が2.0を上回っているのも攻撃面での好調の証左と言えるでしょう。
一方、アタランタはロメロの欠場の方が影響は大きいでしょう。レギュラーメンバーで最もxGに貢献しているのがルイス・ムリエルですが、次いで貢献度が高いのがハテブール、ゴセンス、そしてロメロです。
実際に彼の欠場した試合でのアタランタの戦績は下記の通り芳しくありません。彼らのリーグ戦5敗のうち3敗が含まれており、4/5試合で複数失点を喫しています。

【リーグ戦におけるロメロ欠場試合一覧】
vs トリノ 4-2 win
vs サンプドリア 1-3 Lose
vs ヴェローナ 0-2 Lose
vs パルマ 3-0 win
vs ラツィオ 1-3 Lose

アタランタの攻撃力を加味すれば勝敗自体はなんとも言えませんが、データで見れば攻撃好調のユベントスの得点に期待したくもなります。ユベントスの複数得点であるover1.5にベットです。

Bologna vs Spezia

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✅BTTS&over2.5@2.06(Pinnacle)

前回対戦時はスペツィアが優位に試合を進めるも後半に2点差を追いつかれ結果ドローに終わったカード。実際、ボローニャの傾向として前線から激しくプレスをかけてくるチーム相手に苦戦する傾向があり、リーグ5位の前線プレス割合を誇るスペツィアはやはり苦手たりえる相手です。
一方でスペツィアも8試合連続失点中、特に後半だけで13失点と守備に大きく課題を抱えています。共に攻撃偏重の傾向もあり、ボローニャはキーマン冨安を欠き6試合連続失点中ということも考えると前回同様打ち合いになりそうです。BTTS&over2.5にベットです!

Lazio vs Benevento

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❌Benevento AH+1.0@2.48

ラツィオ自体がそこまで攻撃力の高いチームではないですし、彼らが得意なのは相手がある程度ボールを保持してくれてショートカウンター発動機会を提供してくれるタイプのチームです。ベネヴェントはそれに全く当てはまらないですし、ラツィオはエースのインモービレがゴール欠乏症、1試合あたりのxGでチーム最高値のジョーカー、フェリペ・カイセドを欠く以上、膠着を打破できる可能性も低めと見ざるを得ません。この時期のプロビンチャの粘り強さがセリエAの醍醐味ですし、複数点差がつくカードとは思えないのでベネヴェントのプラハンにベットします。

Torino vs Roma

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✅BTTS&over2.5@2.00(Pinnacle)

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このグラフ、Tweetでは「ローマは前線プレス多めのチーム苦手」の文脈で紹介しましたが、翻せば消極的なチーム相手には優勢に試合を進められる可能性が高い、ということで今節のトリノ相手には相性上有利な可能性があります。
ただ、ローマは緊張感のあるアヤックス戦を終えた直後で肉体的/精神的負担は残っているでしょうし、引き続きスモーリングは不在です。
トリノに目を移せばベロッティ、サナブリアら攻撃陣の実力は順位表1桁クラスでコロナ延期後は平均1.5得点を決めています。
リーグ2位のBTTS率69%のトリノとリーグ4位のover2.5率67%のローマ。ここは素直にBTTS&over2.5にいきましょう。

Napoli vs Inter

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➖Napoli AH0@2.25(Marathon)

前回対戦時はルカクのPKで辛くも勝利したインテル。彼らの傾向としてサッスオーロやローマ、ボローニャに苦戦する様子を見せるように、ボール保持に拘るチームが苦手説があります。その点ナポリはリーグ屈指の質の高いポゼッションを見せるチームなので、彼らの連勝を止めうる期待の星となるでしょう。
対インテルは結局はルカクを楽にさせないか、に尽きます。ハキミの攻め上がりもルカクの安定したポストあってこそです。そうした際にやはりナポリのクリバリ、マノラスの2CBは非常に心強いです。オスピナの代役で出場するメレトもユベントス戦での活躍は記憶に新しいですし、現状アンダードッグですがナポリの勝機は十分にあると考えます。
DNBで2.25倍は大変魅力的に見えるので、今節最後の試合はナポリの奮闘に期待してこちらにベットします。

結果報告

【今節】
収支: +0.55u 的中率: 50.0%
【通算】
収支: +7.32u 的中率: 51.22%
回収率: 103.0% 平均オッズ: 1.939

【良かった点】
・サッスオーロ優勢予想は◎
・結果点の取り合いが多い試合が多く、BTTS系が上手くハマった
【改善点】
・意気揚々とユベントスとナポリを推したけど結果には結びつかず。アタランタvsユベントスみたいなカードは事前じゃ丁半博打になっちゃいますね。
・警告数、コーナー数がハマらない。色々と理由は思い浮かぶけど、結果としてこの2項目で-7.4uという足の引っ張りっぷり。残りの試合予想ではこれらは禁止にします(´;ω;`)

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