セリエA第26節
いつもこのnoteって週末の開催に向けて平日ちょくちょく書き溜めてるんですけど、今節はミッドウィークに試合があったのでその貯金がありません。土日の方が作業時間が限られることもあり今節もヘルシー路線になりそうですがご容赦ください。
今節は累積欠場者は少ないので一覧には出しませんが、メインどころではフィオレンティーナのリベリー、ローマのクンブラが欠場です。前者は違いを生み出せるだけに影響は避けられないでしょう。
それでは今節も宜しくお願いします!
Spezia vs Benevento
➖❌Spezia AH-0.25@1.826(Pinnacle)
中2日かつアウェイに乗り込むベネヴェントに対してスペツィアは中3日。またスペツィアはつい最近まで離脱者多数でやりくりに苦労していましたが殆どが復帰しており、逆にシーズンの負担が少ないメンバーが多い点も踏まえるとコンディションでは彼らが有利です。スペツィアはCFを務めるヌゾラ、ガラビノフが全くタイプの違う二人で、交代策からガラリとアプローチを変えられるのも今後楽しみな点ですね。
ベネヴェントも受けて構えるタイプのチームですが最近は残念ながらそのままチャンスシーンまで持ってかれるケースが多く、データ上でもxGA(失点期待値)が2点台に近い試合が殆どです。
チームスタイル上、またセリエB時代から陣容に大きな変更はなく監督も変わらないことからも互いにとってやりやすい相手ではあります。勝敗は何とも言えませんが、スペツィアは迎撃型のチームには弱くヴェローナやサンプドリア、パルマ等にはしっかり失点しています。両チーム得点機会がそれなりに訪れると見てBTTSにベットします。
最近はスペツィアのアグレッシブさが認知されて好印象派が増えてるように感じますが、ベネヴェントも決して引きこもりチームではなく非常にバーティカルな意識の高くデザインされたチームです。昇格チーム同士で観戦されない方も多いと思いますが個人的には好ゲーム期待のカードなので楽しみにしています!
と、19時くらいの段階では書いていたのですが、ベネヴェント監督のインザーギの会見で、ベネヴェント側のキープレイヤー、スキアッタレッラとインシーニェ(ナポリのインシーニェの弟です)の欠場が明言されました。
そうなると、冒頭の日程面を含めスペツィア有利と見ざるを得ません。ロースコア展開のドローへのリスクヘッジを含め、スペツィアAH-0.25にベットします。
Udinese vs Sassuolo
✅Corner Sassuolo0@2.05(Pinnacle)
前回対戦時は両チーム合わせてシュート数6本、枠内に至っては僅か1本のスコアレスドローという驚きの塩試合を見せたカードです。その試合まではサッスオーロの平均得点が驚異の3.0点だったのが、以降は歯車が狂ってきたこともあり少なからずリベンジの気持ちは持って臨むのではないでしょうか。
サッスオーロはover,BTTS傾向のチームでウディネーゼは対照的にunder傾向のチーム。正直スコア系の予想は丁半博打に近くなりそうで避けたいところ。
となると残りは主にはコーナーかイエローか、となる訳ですがここではコーナー、サッスオーロハンデ0を採択しようと思います。ジョレンテ獲得後は中央に早めに当てる形が増えてきたウディネーゼ。基本は彼らが受ける形、サッスオーロがサイドから牙城を崩す展開が想定されることからも、アウェイチームのコーナーが増えてくると見てこちらにベットします。
Juventus vs Lazio
❌Lazio DC@2.08(Marathon)
ザブック投稿済。デリフトにボヌッチが出場不透明、CLも見据えるとあまり無理もさせられない中で中2日→中3日という強行軍のユベントスに対して、ラツィオはトリノ戦の延期もありコンディション面では圧倒的に分があります。特にデリフトが間に合わないor温存(前述の両者OKだったらCL見据えてボヌッチ優先説が有力)の場合はユベントスは守備でもビルドアップでも一段レベルが落ちてしまう形になります。ラツィオの引分込みで2倍を超えるのであれば遺憾ですがベットしたいと思います。夜余裕あればあとで加筆するかもしれません。
Roma vs Genoa
❌over1.5&Roma win@1.81(Marathon)
(3/7 9:39に追記、ベット変更です)
ジェノアの正GKペリンの離脱が発表されました。ペリンの代役候補のGKは2名いますが、いずれも今シーズン全ての試合で失点をしており、強豪相手には複数失点どころかナポリには6失点を喫しています。被シュートも決して少なくないジェノアにとってGKのクオリティは勝敗直結な中で、いくらローマが何名かターンオーバーをするとしても0-0の可能性が低いとなればUnder→Overにベット項目を変更したいと思います。
前節は辛くも勝利を収めたローマ。ディアワラの活躍はポジティブな要素ではありましたが、見ていてビルドアップに関してイバニェスの不在の影響を強く感じました。下記は以前のnoteからの引用です。
ダービーでは手痛い経験をしたイバニェスですが、彼の攻撃センスはローマにとって非常に重要な要素です。CBでありながらProgressive passの本数はチーム4位、Dribble attemptもチーム7位、そして前線にドリブルで運んだ距離はチーム1位! ローマの攻撃を前に進める上でのKey personです。
シーズン折り返してからの下位チームは非常にリアリスティックなサッカーをしてくる中で、彼の離脱はローマの得点数にも影響を及ぼすのではと考えています。なのでローマの複数得点の可能性は以前よりかはやや低めに見ています。いつの間にか10得点を決めチーム得点王になったヴェレトゥの離脱もまた痛い。なんで彼フランス代表選ばれないんですかね?
更にはローマはこの試合ターンオーバーの可能性が高いと報じられています。具体的にはムヒタリアンとペッレグリーニに休息を与えるとのことで、これが当日実際に行われるとローマの得点力はやはり落ちると見て良いでしょう。
ジェノアも一時期よりも攻撃に関しては落ち着き、監督交代当初の目的であった残留を達成するために現実主義モードに移ってきたように感じます。ローマが省エネで来るのであれば彼らからすれば勝ち点1をもぎとれればそれでOK。受けて構える形でロースコア展開に寄せてくるものと思われます。イメージで言えば0-0で終えたアタランタ戦のような試合展開を理想としてきそうです。
となるとスコアとしてはunder寄りで、ミラン相手にとうとう土がつきましたがホーム&格下相手には無類の強さを誇るローマ優勢はブレないと考えて上記項目にベットします。
ジェノアにはローマ所属歴のあるデストロ、ストロートマン、ザッパコスタ、ルカ・ペッレグリーニ(負傷中)。ローマ生まれローマ育ちのスカマッカくん(イタリア期待の若手FWですよ!)がいるので、それぞれローマを苦しめない程度に程々に活躍して欲しいです。
Crotone vs Torino
✅BTTS@1.833(Pinnacle)
トリノのコロナ問題でまた試合自体できるのかわかりませんが、彼らの多くの主力が感染しているのはネガティブではあります。最下位クロトーネにとって、残留を争うライバル相手に勝利を収めるチャンスである側面は否めないでしょう。
このカードにおいての引分はほぼ無価値、敗北と変わらないことを考えれば特にクロトーネはいつも以上に前がかりに攻めてくるでしょう。最近はBTTS No.1の座をサッスオーロに譲っていますが、クロトーネの失点力(特にホームでは100%失点)を加味すれば、順位状況も合わせて得点は互いに入ると見てBTTSにベットします。
Fiorentina vs Parma
❌Under2.5&Fiorentina DC@2.17(Marathon)
単なるUnder2.5とも悩んだのですが、0-1パルマwinの可能性はかなり低いと考え上記を選択しました。
パルマは前節インテル戦から中2日弱、フィオレンティーナは中3日でホーム連戦となりコンディションでは彼らが若干有利です。両チーム攻撃陣の離脱者が多く、フィオレンティーナはリベリーにカストロヴィッリ、パルマは前節に続きコーネリウスやジェルビーニョが不在です。パルマからすればこの厳しい日程の中での目標は勝ち点1を積み上げること、リトリートのパルマを崩せうるタレントが今節のフィオレンティーナにはいないことを考えるとUnder展開が妥当でしょう。正直に言えばあまり見どころのない試合になりそうです。
Verona vs Milan
❌under4.5&Verona DC@1.909(Marathon)
前回の画像再掲なのですが、ついに上から3番目のレビッチまで招集外となりました。ホームでの失点の少なさリーグ2位の堅守ヴェローナを打ち崩すにはあまりに厳しい離脱です。ホームのヴェローナはユベントス相手にも1-1で勝ち点を得られるしぶといチームであり、この試合に関してはミランロースコアで考えるのが妥当と考えます。
そういう意味ではミランunder1.5も十分選択肢になりますが、中2日4連戦を戦っているミランがヴェローナ相手に0-1で勝利を収める可能性はそれほど高くなく、それよりは2-2の方がまだありえると個人的には考えたためこちらにベットします。
Sampdoria vs Cagliari
❌Total corner over10.0@1.735(Pinnacle)
カリアリの試合に関してはとりあえずコーナーOverを検討しておけばOKみたいなところがあります。カリアリのCKが増えがちな理由はこれまで触れてきた部分もあるのであえて再掲はしませんが、サンプドリアも崩し方としては右のカンドレーヴァの深い抉りや最近好調のGKエデルの存在もあり、やはりCKは増えていくように思われます。
若干の懸念は、カリアリがこの試合で勝利をどこまで狙いにいくのか。降格圏近いチームにとってそろそろ引き分け=勝利というマインドで臨む試合も増えてくるので、そうした場合の攻撃へのコミットメントが気がかりですが、カリアリの試合におけるCK数はここ12試合連続で11回以上を記録しており、今節もその傾向が続くことを期待してこちらにベットします。
Napoli vs Bologna
✅Napoli AH-1.0@1.90(Pinnacle)
ナポリはCFのオシメンが復帰できるみたいですね。負傷で出場試合数が少なめですが、1試合あたりに換算するとnpXg(PKを除くゴール期待値)がチーム1位である彼の復帰はロサーノ不在で崩し力が低下しがちだったナポリにとって朗報です。一方でボローニャはトミヤスを筆頭に負傷による離脱者が多く、わりと守備は対人ありきな部分もあるボローニャがナポリ相手に勝点を持ち帰るのは難しそうです。このあとミラン→ユベントス→ローマと鬼のアウェイ3連戦が待つナポリにとってこの試合は必勝が求められる中、しっかり結果を残してくると見てこちらにベットします。
Inter vs Atalanta
Under3.5&Inter DC@2.06(Marathon)
インテルvsアタランタ。リーグ得点数1位2位の対決ということもあり楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。現地メディアも盛り上がりを見せていて、特にマッチアップするハキミ(インテル)とゴセンス(アタランタ)の2名を取り上げている傾向にあります。互いにリーグ、いや世界を代表するWBであり、両者の市場価格を合わせた1億ユーロの戦いと表現されています。2つ目の画像はお互いのスタッツを比較したものでイタリア語で申し訳ないですが、まあとにかくゴールも決めるはアシストもするわ、そもそも足早すぎだわと並べてあって、とにかく凄いんやで!と理解してくれればOKです。
最近はハキミも守備対応が良くなりインテルの失点軽減に繋がっていますが、こちらのサイドの攻防はこのレベルだと恐らく一進一退というか、膠着することも十分にありえると思われます。そうなると、逆に注目したいのは反対側のサイド。ペリシッチ(インテル)とマーレ(アタランタ)のマッチアップです。ここは正直交代カード(ダルミアン、ヤング)も含めてインテルにかなり分があります。マーレも決して悪い選手ではないです。両利きに近く運動量もあります。でもやはりあくまで2nd choiceの選手で、本来レギュラーのハテブールには一段劣るのが実際です。インテルはビダルの先発予想もされていますが、ハキミの存在による牽制に加えてビダルを当てることでゴセンスサイドを無力化できれば、後は勝てるペリシッチサイドで優位をとれます。
以前よりサパタの「1人でできるもん」感は薄れ、イリチッチのコンディションも万全とは見られない中、オッズ通りインテル優位と見るのが妥当でしょう。
さて、ベットですが素直にインテルMLやインテルover1.5もアリだと思います。でも私はこうしたゲームのコンテ監督のアプローチは得てして「相手のストロングポイントを潰す」形になることを考えると、Underを絡めたくなります。ということで、0-0はさておいても1-1は十分ありえる中でそれらがカバーできるUnder3.5&インテルDCにベットします。
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