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20/21 セリエA展望 ~ Overview ~

欧州主要リーグでは少し遅めの8/22 1:30(日本時間)から開幕するセリエA。プレミアやリーガはオリンピックの熱狂そのままの勢いで突入する中で、

「あれセリエAっていつ始まるの?」
「やれグリーリッシュが150億円?やれメッシがPSG確実視?セリエAはロカテッリ50億円すらまとまらないのに?そういえば冨安の噂はどこいった?移籍市場でも目立たなくね?」

と影が薄くなるのではと勝手に危機感を覚えています。

ファンの数からしてプレミアリーグとかは勝手にTLに情報が流れる中、セリエAは誰かが発信しないと「国内圧勝チームがCLではグループステージで敗退」「FKは壁に当ててなんぼ」「神」「全試合BTTSでおk」くらいの印象しか持たれない...!
となれば、せめて今年のセリエAの注目点くらいはまとめねば!という思いで久々に筆を執りました。

一旦は全体像的な話を書いて、各クラブのPreviewは後日まとめていこうと思っています。ちびちび書きながらなんとか開幕には間に合わせる予定です。

(実際は私なんかが頑張らなくても、サッカーキングさんが昨年同様にYouTubeでプロの熱い展望を出されるでしょう。私も今から楽しみにしています。)

①観客が帰ってくる!

21/22シーズンのセリエAは、収容人数の50%を上限とした有観客試合となります。50%といえど、元より熱いイタリアのファン達が集まれば試合のヒートアップに大きく貢献してくれるでしょう。この影響が考えられる要素としては「ホームアドバンテージ」「ダービーマッチの過熱」の2点が予想されますね。

前者、ホームアドバンテージに関して好影響があるかも?チームはユベントス。17/18, 18/19,19/20の直近3シーズン全てでHome vs Awayの戦績比較において+10%以上勝ち点が多かったチームは彼らのみ。復権を期する今シーズンにおいて1つポジティブなデータですね。

また、無観客で行われた昨シーズンはホームでの戦績の方がアウェイ以下だったチームが5チーム(トリノ、カリアリ、ベネヴェント、パルマ、ミラン*)だったのに対し、有観客の上記3シーズンは近い順に3→2→2チーム。ML/AHにベットする際は下位チームだとしてもホーム開催には気を配った方が良いかもしれません。

*ミランはアウェイが強すぎたって話でもある(16勝1分2敗の勝ち点49。次点はインテル&アタランタの39。ぶっちぎり!)

後者、ダービーマッチに関してはやはり警告数に注目したいところ。特に主要なダービーマッチはイエローカードないしブッキングoverはマーケット開くタイミングで確認したいですね。
下記にリストを列挙しますが、折角なのでイタリア的なダービーマッチの呼称も入れておきます。これであなたもセリエA通!

【熱戦必至!主要ダービーマッチ】
ミラノダービー(Derby della Madonnina)…インテルvsミラン
トリノダービー(Derby della Mole)…トリノvsユベントス
ローマダービー(Derby della Capitale)…ローマvsラツィオ
灯台ダービー(Derby della Lanterna)…サンプドリアvsジェノア

【それ以外。久々のダービーもあります!】
イタリアダービー(
Derby d'Italia)…インテルvsユベントス
太陽ダービー(Derby del Sole) …ローマvsナポリ
Derby Arno…フィオレンティーナvsエンポリ
Derby del mare…サレルニターナvsナポリ

②国際試合はまだあるぞ〜アフリカネーションズカップの影響は?〜

2022年1月8日~2月5日予定されています。その間もリーグ戦はそのまま行われるため、アフリカ地域のA代表に主力が選ばれているチームは期間中厳しいかもですね。上位陣ではナポリは影響が特に大きそうです。ユベントスやアタランタ、インテルはこの期間は勝ち点の稼ぎどころですね。

【アフリカネーションズカップに選出が予想される選手】太字は主力級
ミラン…ケシエ、ベナセル
ボローニャ…エムバイエ、ムサ・バロー
フィオレンティーナ…ダンカン、クアメ
ヴェローナ…ホングラ
ラツィオ…アクパ=アクプロ
ローマ…ディアワラ、ダルボエ
ナポリ…クリバリ、ゴラム、オシメン、ウナス
サンプドリア…コリー
サッスオーロ…ボガ、トラオレ、オビアング
スペツィア…ヌゾラ
トリノ…シンゴ
ウディネーゼ…オポク

記憶に新しいところでEURO2020やコパ・アメリカ、東京オリンピックが開催されていますが、EURO2020やコパ・アメリカはセリエAの開幕が遅めなこともあり大きく影響はないと見てもいいでしょう。一方オリンピックに関してはコートジボワール代表に選ばれているケシエ(ミラン)、シンゴ(トリノ)、クアメ(フィオレンティーナ)あたりはコンディションに少し注意かもですね。

③今年最大の見どころ!監督シャッフル

セリエA 20チームのうち12チームが監督交代という異例の開幕となる今シーズン。昨年王者のインテルは「リーグ屈指の曲者」シモーネ・インザーギ(前ラツィオ)、復権を期するユベントスは「覇権掌握を知る男」アッレグリ我らがローマは「スペシャル・ワン」モウリーニョ。その他ラツィオのサッリにナポリのスパレッティと興味がそそられるラインナップでお届けされます。個人的には全チーム興味深いのが正直なところですが、他にピックアップするのであればスペツィアのチアゴ・モッタ。アグレッシブというかイノベーティブというか、斬新な戦術(2-7-2を標榜、なんてのもありましたね)を構築する彼が知将イタリアーノを継いでどんなチームを作り上げるのか、わくわくしますw
数少ない継続路線のチームの中でも、アタランタは今シーズンが集大成となるでしょう。ロメロの穴を埋められるか、シーズン通して強度を維持できるか。これらをクリアできれば優勝は夢物語ではありません。

その他、下記Tweetでは右側の赤丸がセリエA采配試合数を示していますが、ご覧の通り経験として決して多くはない監督がけっこういます。どれだけ早くチームに戦術をフィットさせられるかは勿論、難しさトップクラス(当社比)のリーグ終盤をどうマネジメントできるのか。イタリアーノに続く新たな新鋭監督が生まれるのか期待しましょう!

と言っていたらタイムリーにサッカーキングさんが特集動画組まれてました。情報量としてもこちらを見るのが手っ取り早くキャッチアップできそうですw

④群雄割拠を制するのはどこだ!?FOXYの順位予想

こちらは予想のみで。次回noteでクラブ毎に展望書いていこうと思っているので理由はそこで触れたいと思います。

ちなみにユベントスの優勝とスペツィアの降格(sportsbet.io)順位マッチアップ(10bet)は既にベット済みです。個人的にはヴェネツィアの残留もオッズ次第ではチャレンジしたいところ。

最後に

繰り返しになりますが、このnoteではざっくりした展望を書いてクラブ毎の展望は次回で触れようと思います!本noteがセリエAへの関心に少しでも繋がれば幸いです😊

注)順位予想は移籍次第で大きく変動するので、あくまで投稿時点(8/8)のものとしてご理解ください。

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