セリエA第25節
セリエAは久々のミッドウィーク開催試合。EL/CL組にとってはとりわけ厳しく、いずれのチームも決して選手層が元々少ないor負傷者多数の状況でチームの底力が試される試合となります。試合とはまた別ですが、トリノではCovid-19陽性者が多数出ており、まずは選手/関係者が今後も健康を保った上で、今後もシーズンを進められることを祈っています。
今節の累積欠場者リストはこちら、人数少なめですがクリバリの欠場はナポリにとって大きな痛手ですね。
【累積欠場者】
Koulibaly(Napoli)
De Roon(Atalanta)
Barba(Benevento)
Lykogiannis(Cagliari)
Danilo(Bologna)
今週は平日開催しかも4日4:45開始の試合が多く、あまりがっつり書けない部分もあるかもしれませんがベット自体はしっかり考えて掲載しますので宜しくお願い致します!
Lazio vs Torino
Over1.5&Lazio win@1.77(Marathon) ←中止
試合開催自体確約されてませんが、もし予定通り行われるとしたら余りにトリノの離脱者が多い試合。大エースのベロッティ(xGどころかxAですらチームぶっちぎりの1位。彼がいないトリノの攻撃は成り立つのか。。)をはじめ主力選手8名がcovid-19陽性。残りのメンバーも練習自体ままならない環境の中ではどの相手でも苦戦は必至でしょう。
ラツィオもボローニャには敗戦しましたが内容が劣っていたわけではなくそこまで低く見積もる必要はありません。この試合を落とすとは思えないので、ラツィオの複数得点あげての勝利にベットします。
↓ 参考に、以前noteで記載した通りラツィオって攻撃力高いんですよ
このラツィオも中々やる奴らで、なんとリーグ戦22試合で無得点に終わったのは僅か1試合のみ。インテルも全く同じ戦績なのですが、彼らが平均2.5得点に対してラツィオは平均1.7点でこの結果なのですから「着実性」という意味ではむしろ上と見ても良いかもしれません。(セリエA第23節noteより)
Juventus vs Spezia
❌Spezia over0.5@1.925(Pinnacle)
わりとユベントスが落とす可能性はあるのでは?と思える試合。壁当てのスペシャリストCR7のターンオーバーも噂される中(追記:結局モラタいないから出そうですね)、前線の駒不足やアルトゥール離脱後の中盤構成力も気がかりですし、キエッリーニはともかくボヌッチの離脱も最終ラインの安定感にネガティブに出ています。保持キラーのスペツィアは、その傾向も相まってかアウェイ戦の方が戦績が良い傾向にあり、得点さえすればwinのこの項目で1.9倍近くあるのであればそっと置いときたいと思います。
試合とは関係ないですが、シーズン開始前は降格候補筆頭だったスペツィアをここまで健闘させて評価を上げているイタリアーノ監督、今節の招集リストをWhatsappで公開するというユニークな一面も見せています。チーム全体がポジティブな中で日々取り組んでいる一つの証拠かもしれないですね笑
Sassuolo vs Napoli
❌Total corner over10.5@2.11(Pinnacle)
ナポリはCovid-19から復帰したクリバリが前節レッドカードで退場してこの試合欠場。結局またマノラスとクリバリの2CBを欠くことになりました。サッスオーロはトリノとの試合が中止となった影響でこの過密日程の中フレッシュな状態かつナポリ戦に向けたスカウティングに集中して臨める一戦です。サッスオーロの得点自体は期待できると見てこちらにベットします。
とザブックでは書いていたのですが、もっと考えればコーナー数が伸びるカードだったなと思いました。ナポリはオシメンやぺターニャといった中央でタメられるCFが不在であり、サイドにボールを振って攻撃を組み立てる頻度が通常より高まることが想定されますし、サッスオーロもサイド深く切り込む形が非常に多くコーナー数が伸びやすいチームで2桁獲得も珍しくありません。しかもマノラス復帰してるやん...
チーム状況も加味すれば、ここはコーナーOverベットでしょう。ザブック早まった。。。
Atalanta vs Crotone
✅Atalanta Over2.5@1.781(Pinnacle)
魅力的なベット項目が見つからない!被シュートも被枠内シュート数もリーグワーストクラスの打たれ放題クロトーネが、アタランタ相手にロースコアに抑え込めるとは到底考えられない。だからブックメーカー側のラインも高く設定されていて本来なら若干避けたいくらいなのですが、両ハーフアタランタwinですら良いと思えるほどにクロトーネが彼らを抑えられる絵が見えません。サパタも復帰しましたしね!
スタッツベットなら、クロトーネはとりあえずシュートは打つけど枠には飛ばない傾向があるので、シュート数Total overか枠内シュートマイナスハンデ(もちろんアタランタ)が選択肢になると思います。
Benevento vs Verona
✅Verona(Corners) AH0@1.884(Pinnacle)
勝敗予想難しい、チームスタイルが似通っているせいでスタッツ系統も難しい。ヴェローナといえばUnderみたいなところあったけど最近やたら点が入るといった具合で非常に困らされたカード。でも強いて言えばヴェローナのコーナーの方が伸びそうかなと考えました。引いて守るベネヴェントに対しての攻略の糸口は、空中戦でしょう。ベネヴェントは空中戦勝率18位に対して、ヴェローナも勝率自体は10位と目立ちませんが、勝利数はリーグトップ。つまり試行数も圧倒的に多いチームです。右サイドのファラオーニも上手く使いながら放り込んでの攻撃が増える結果、ヴェローナ側のコーナーが増えてくるとみてこちらにベットします。
Cagliari vs Bologna
✅Total corner over10.5@1.952(Pinnacle)
カリアリは被コーナー数がリーグで2番目に多い(1試合平均6.42)チームですが、その要因の1つは戦術に限定されず、リーグで最も被シュートも被枠内シュートが多く、かつリーグトップのセーブ数(92)を誇るGKクラーニョを擁する点があります。一方で、ボローニャの正GKスコルプスキも、負傷離脱があり試合数がやや少ないですが、セーブ数の1試合平均ではクラーニョの3.83を上回る4.12という素晴らしい成績を収めています。両チーム、中央突破よりもサイドに偏るケースが多く、GKも優れたセービングを見せる点からコーナー数が伸びると見てコーナーOverにベットします。
Fiorentina vs Roma
✅Roma AH-0.25@1.763(Pinnacle)
❌Corners Fiorentina +0.5@2.14(Pinnacle)
週末の試合、共に敗戦を喫したわけですがフィオレンティーナに関しては光明の見えない一戦でした。ローマは11位~20位の相手に対して2節前のベネヴェント戦を除いて全勝を収めている格下キラーでもありますし、単純にチームの地力の違いでここは落とさないように思えます。ポイントは相変わらずで右サイドのカルスドルプ、中盤のヴィジャール次第でミランには完全にそこを抑えられた訳ですが、フィオレンティーナに関して言えば特に中盤ヴィジャールを抑えるファイタータイプの選手が限られていることもあり、変な引き摺り方さえしなければ全く違った試合展開にできるはずで。ザブックではMLに張っていますが、AH-0.25でオッズ1.76あれば現実的にはこちらで良いでしょう。CBスモーリングの復帰も心強いですね。
もう1点、コーナーに関してはプランデッリが監督になって以降、フィオレンティーナは対上位チームになるとサイドに活路を見出す傾向が特に強いです。ローマの中央はファシオが入る分強固になる一方、サイドのカバーは手薄になるのでフィオレンティーナのコーナー数は伸びてくるように思えます。コーナーにおけるフィオレンティーナDCもベットしてみます。
Genoa vs Sampdoria
❌Total booking point over5.0@1.826(Pinnacle)
ライン設定にびっくりしました。Derby della Lanterna、通称灯台ダービーと言われるこの試合、知名度ではミラノダービー、イタリアダービー、ローマダービーに劣るかもしれませんが現地の盛り上がり、両チームにとっての重要度は全く引けを取りません。そんな熱狂の試合、勿論ベットする項目はファウルマーケットです。
想像に難くないように、伝統的にイエローカードが非常に飛び交う試合です。直近5試合のカード数は7枚,6枚,6枚,8枚,7枚(+赤1)。
無観客試合がダービーのカード数に影響がなさそうなのは以前ローマダービーの予想でも触れたとおりです。
加えて週末のリーグ戦ではそれぞれインテル、ナポリ相手にまさかのターンオーバーに近い選手起用をしてこのダービーに照準を向けていることが明らかでした。タイトル争いのない両チームにとってシーズンの良し悪しを決めるのはこのダービー。熱くカードの飛び交う展開を予想してこちらにベットします。
(このダービーにおいて日本語での紹介は限られるのですが、"地球の歩き方"のコラムで扱いがあったので下記転載します。ご参考まで!)
Milan vs Udinese
✅Milan under1.5/2.0@1.71(Marathon)
疲れたので悪ふざけから入ってしまいましたが、前節ミランはローマ相手に勝利を収めたもののその代償は大きく、イブラヒモビッチとチャルハノール、レビッチが負傷してしまいました。レビッチは今節間に合う可能性があるそうですが、この3名はまさしくチーム内のnpxG+xA*のTop 3プレイヤーであり、堅守ウディネーゼ(xGAリーグ4位)攻略には大きな痛手と言えるでしょう。
npxG+xA*…PKを除いたゴール期待値とアシスト期待値の合計値。得点貢献度と読み替えてもらって差し支えないです。
ウディネーゼ側のハンデも考えたのですが、こうなるとミランの複数得点、特に3点以上はハードルが高いと思われるので2点までなら半負けになるこのラインでいってみます。
Parma vs Inter
❌Inter to score in both halves@1.87(Marathon)
ここまで今節予想大体プラマイゼロ。この試合ですべてが決まります笑
リーグ戦一本に専念できるだけあって、只々インテルが強い。リーグ戦ここ5試合は勝利を収めているだけでなく、今回のベット項目も達成しての完勝です。1週間休みを得たハキミ、ここにきてコンディション上げてきたサンチェスと、ルカク/ラウタロに限らずとんでもない攻撃力で暴れています。パルマも特に前半45分に限っては最近検討していますが、コーネリウスやジェルビーニョが不在では流石に荷が重いです。シーズン前半戦では2-2に終わったカードですが、その際はシーズンで唯一ルカク不在というExcuseがありました。少しデータっぽいところに触れると、インテルは現時点でリーグトップの枠内シュート数を誇り、パルマはGK指標のうち被枠内シュートに対する失点期待値が高いチームです。後半のインテル得点はこれまでの傾向からも高いとして、前半に決めてくれるかが肝ですが今節のプラス収支はこれに賭けたいと思います。
結果報告
【今節】
収支: -0.91u 的中率: 50.0%
【通算】
収支: +5.082u 的中率:51.40%
回収率: 102.8% 平均オッズ: 1.93
結果はマイナスだったんですけど、まあまあ手応えは悪くなかったと思っています。
反省するとしたら最後のパルマvsインテル。後半息切れ気味のパルマと特に後半強さを見せるインテルなら、後半over1.0/1.5@1.95の方が適切だったと思います。あとはコーナー1本に泣いたサッスオーロvsナポリとフィオレンティーナvsローマ。2倍超えを選択した結果なので欲が裏目に出たけど、発想は良かった印象です。スペツィアはPK決めてほしかった(´;ω;`)
全くもって想定外だったのは灯台ダービーの警告数、まさか1枚で終わるなんて!そんなクリーンなダービー久々に見ましたwこれは自信あってオッズも1.5倍まで下がってただけに悔しかったです。
悔やんでいてももう明日には試合が待っています。この手応えが次は結果に結びつくように精進精進!
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