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セリエB最終節の整理

自動昇格(2位)争い 

結論から言うと、サレルニターナとモンツァの2位(自動昇格)争いは前者が圧倒的有利です。
現在3位のモンツァの結果ベースで書くと以下の状況。

【モンツァ勝利】
サレルニターナ勝利で2位、引分以下で3位転落(引分では勝ち点同数となるが対戦成績の関係でモンツァが2位)
【モンツァ引分以下】
サレルニターナは自身の結果に関わらず2位確定

ということで、モンツァは全力で勝ちにくるはずですが、最終節の相手がプレーオフ瀬戸際の7位ブレシア(得点力はリーグ3位!)。一方で2位サレルニターナの相手はペスカーラで降格確定の相手。落とすとは考えにくいのが実情。

おまけ
【首位のエンポリと3~4位確定のレッチェ、モチベーションは個人タイトル?】

ちなみに3位レッチェは2位と5位共に勝ち点4離れているため順位の変動がほぼないです。昇格プレーオフ(トーナメント形式)では3~4位は共に2戦目からの戦いで条件変わらないので最終節の結果はレッチェにとってほぼ影響なし。一方で得点王争いはエンポリのMancusoが20得点、レッチェのCodaが22点という状況で最終節のカードがちょうどこの2チームの対戦。割と打ち合いになるかも?

プレーオフ圏内(5~8位)争い

候補チームが実力拮抗しており、圏内に入ってれば順位差はそこまで関係ない。
5位ベネツィアはプレーオフ進出確定。
6位チッタデッラは引分以上で6位確定、負けたとしてもライバルとの対戦成績の関係で8位以内には収まりそう。

以下、7~9位は勝ち点53で並ぶ熾烈な状況です。
7位ブレシアはライバル(8位〜10位)との対戦成績で上回るものの、最終節の相手が全力モンツァ。熱戦確定。

8位キエーヴォも相当難しい。最終節の相手がここ6試合で5勝1分(しかも5試合がアンダードッグ!)の絶好調アスコリ。しかもアスコリは恐らくここで勝たないと降格プレーオフに逆戻りする可能性が高くこちらも全力。キエーヴォも直近10試合で挙げた勝利は僅か2回(13位と20位)。不安を抱えた一戦になりそう。

9位スパルが実はチャンスあり。最終節の相手が昇格も降格も関係ないクレモネーゼを迎えるホームでの一戦。ブレシアもキエーヴォも両方勝つ可能性は決して高くなく、実はプレーオフ進出可能性トップかも。

(10位レッジーナも勝ち点上は並ぶ可能性はゼロではないが、対戦成績の関係で実質プレーオフ進出不可能です)

降格争い

19位ペスカーラと20位ヴィルトゥス・エンテッラは降格確定。自動降格18位とプレーオフ16位17位がどうなるか。
大きく鍵を握るのは16位ポルデノーネvs17位コゼンツァという、最終節バチバチの数奇な巡り合せの試合。結果ごとにシチュエーションをまとめると下記の通り。

ポルデノーネ勝利
アスコリ引分以下で降格プレーオフから脱出(代わりにアスコリがプレーオフへ)。アスコリ勝利なら順位変わらず。
レッジアーナが引分以上でコゼンツァは自動降格圏に転落。
【コゼンツァ勝利】
他会場の結果が何であれ順位変動なし。自動降格はレッジアーナ。
【引分】
レッジアーナが勝利でコゼンツァと順位入れ替わり、コゼンツァが自動降格。

ということで、レッジアーナからすれば「負けない」サッカーをベースに、ポルデノーネvsコゼンツァの展開も見つつの試合とするでしょう。相手がもう結果の関係ない14位ヴィチェンツァなのは幸運でしょう。
(一見、ポルデノーネ勝ったらヴィチェンツァと勝ち点並ぶ可能性はあるのですが、対戦成績の関係でポルデノーネが順位を上回ることはありません)

なんか状況見てるだけでもベットの狙い目見えてくる気がしますね。一部割愛してますし、勢いで作ってるので誤りもあるかもしれませんがご容赦ください。

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