セリエA第14節
はじめに
更新が遅くなりました。今朝の2節は予想が難しくスルーしましたが、案の定?一筋縄ではいかない結果でしたね。CL/EL参加チームたちは、この過密日程最終日を果たして乗り切れるのでしょうか。それともユベントスの二の舞となるのか、注目ですね。
さて、セリエAは今夜をもって他リーグに先駆けて年内ラストマッチとなります。年末年始は予想以外のnote作成も検討していますが、本日に関しては折角なので全8試合すべて予想してみます。もう試合まで間もないので、書き上げること優先で各試合簡潔な記載となりますがご容赦ください。
Verona vs Inter
Inter win & under 4.5 1.97 (Marathon)
セリエA随一の曲者であるヴェローナですが、厳しい台所事情となっています。前節のnoteでも記載したチーム得点の半数を占めるメンバーが今節も不在ですし、その前節のフィオレンティーナ戦ではややラッキーともいえるPKで先制したもののそれ以降は攻撃の形が殆ど作れず1-1の引き分け。今節のインテル戦ではビダルの復帰も予定されており中盤の強度が明らかに増す中ではインテル優位は揺るがないでしょう。ただ、インテル自体も決定力不足がデータで示されており、何よりもヴェローナといえばunder製造機です。ハンデやGoal overにいくよりはこちらの項目の方が適していると考えベットします。
Bologna vs Atalanta
BTTS & over 2.5 1.847 (Pinnacle)
ボローニャは現在14位ではありますが、ゴール期待値は1.45と順位表上は上のラツィオ、サッスオーロを上回る数値を持っています。アタランタが基本有利には見えますが、ハイプレス/マンツーマンで体力消費の多いサッカーをする彼らにとってこの過密日程は大きな影響があるはず。後半早い段階からオープンな展開になると見てこちらにベットです。
トリノ戦の冨安の左SB凄い良かったから今節も活躍期待してます!
Milan vs Lazio
Lazio over1.0 1.709 (Pinnacle)
対人最強の男ケシェが累積欠場における影響をどう見積もるかがポイントとなる試合です。トナーリやべナセルといった中盤を担う選手が招集外となり、リーグで最もキーパスを通すハカン・チャルハノールはこれまでの試合をは異なりある程度守備のタスクを課されるはずです。ただ、チャルハノールも相方候補のクルニッチも対人勝率は3割程度と守備強度は大きく下がることが想定されます。そう考えると、ラツィオの得点に期待する方が筋であると見てこちらにベットします。
※トナーリはリスト入りしてました、大変申し訳御座いません。ただ、予想にはそこまで影響ないので変更なしです。
Napoli vs Torino
BTTS & over 2.5 2.28 (Pinnacle)
トリノの試合は当分BTTS&over2.5に脳死ベットです。理由はこれまでのnoteで触れているので割愛します。
ナポリはクリバリ、ロサーノがまさかの招集リスト入りしていましたが、特にクリバリに関しては前節もプレイ続行できず途中交代している中で無理をさせないはず。温存となればトリノの絶対的エース、ベロッティにとってはプレイしやすい状況となります。ベロッティも前節は左サイドに張ってそこからゴールに向かう新たなスタイルを見せていたので今節のアプローチも注目です。
Roma vs Cagliari
Cagliari corners +4.0 1.892(Pinnacle)
コーナーベット苦手なんですけど、1試合だけ挑戦します。
ローマに対して過大評価といえるハンデがついていると思います。ローマのコーナー獲得には左WBのスピナッツォーラ(チームのドリブルアテンプト1位)が大きく貢献していますが、今節は負傷欠場。代わりはカラフィオーリという若手選手ですが、彼は敵陣深くまで抉るタイプの選手ではありません。カリアリのGKはセーブ率が高く、外に弾く結果相手のコーナー数が増える傾向が確かにあるのですが、主に上記理由によってそれでも4本差はつかないとみてこちらにベットします。
Sampdoria vs Sassuolo
BTTS & over2.5 2.04 (Pinnacle)
Sassuolo DNB 1.961 (Pinnacle)
前節はミラン相手にセリエA最速ゴールを献上する屈辱の敗戦を喫したサッスオーロですが、今節は有利に試合を運べると見ています。理由はシンプルで、左サイドの攻防における左ウイング、ボガの優位。セリエAを追ってない方は把握されてないかと思いますが、ドリブル成功数リーグ1位のキレッキレのドリブラーです。
対するサンプドリアの右SBのレギュラーフェラーリはチームにおける対ドリブル勝率1位(とはいっても57%)の選手なのですが、負傷により今節は欠場。代役は本職が中盤のトルスビーが予想されています。彼も悪い選手ではないのですが、ボガとのサイドの攻防において優位に立ちまわるのは難しいと言わざるを得ないでしょう。
一方で、サンプドリアも前節はクアリアレッラを筆頭に主力選手を温存して勝利を収める最高の流れでこの一戦に臨みます。現在6試合連続BTTSとなっている彼らの得点力/失点力がここでも発揮される状況はあると見てこれらにベットします。
Spezia vs Genoa
BTTS & under4.5 2.26 (Marathon)
降格候補の2チームの対決であり、恐らく今節最も熱の入る一戦です。現在勝ち7で最下位のジェノアにとって、昇格チームであり17位に位置するスペツィアは勝利を貪欲に狙うべき相手です。ジェノアは前節サッスオーロ戦こそ無得点で終わりましたが、その前のユベントス、ミラン相手にはチャンス数が少ないながらも得点できており、当初ほどの得点力の欠如はなさそう。以前のnoteでも紹介したスカマッカの活躍を期待しています。
両チーム、手短にロングパスを放り込んでゴールに近づきたがるチームです(特にジェノア)。そして空中戦の勝率も共にリーグ下位であることから、ある程度のチャンス創出自体はできるのではないでしょうか。
ただ、ジェノアのゴール期待値は0.8、スペツィアは1.24と乱打戦にはならないことが予想されるので、underを絡めたこちらにベットします。
最後に、ジェノアは監督交代がありましたがこの過密日程の中で大幅に戦術を変えるとは考えにくいです。この後のウインターブレークで整えていくのが通常です。一番の課題は得点力であり、その改善をまず求められるであろう中でチームにはアグレッシブにいくよう指示すると考えられますので、そこもBTTSを後押しするという淡い期待もあります。
Udinese vs Benevento
Most yellow cards: Benevento 1.94 (Marathon)
Under傾向が明白過ぎて、勝敗やゴール数関連のマーケットが渋いのでたまにはスタッツ系でいきます。試合自体は、過密日程の中でメンバーを固定してしまっているベネヴェントをウディネーゼが自身のペースで進める(スタッツには表れないと思います)試合となると見ています。そうなると、ここまで警告数がリーグ上位のベネヴェントが数値通りカードを受ける流れは大いにあるでしょう。
ウディネーゼはライン間にFWを置いて抜け出させようとする形が多いので、後手を踏んだサッスオーロDF陣が遅れてファウル→イエローの流れは十分にあると見ています。
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