monker solverのすゝめ①
twitterでこういう投稿をしたのですが具体的にどのような勉強をしているのか紹介してみます。例にもれず独学ですので間違っていることは多数あるかもです。
SRP EP vs CO eff100bb Flop Ks7c6s
①ベット頻度を予想してみよう。
SRPでSPRが深く、トップセットやドロー付きのセット/ツーペア、めちゃくちゃ強いドロー以外ではフロップで最後まで突っ込みたくない状況だと思います。強いドローの組み合わせはお互い同じぐらいありそうですがKKxxの割合が多い方がどちらでしょうか?どちらにもKKxxの組み合わせはたくさんありますが、COのコールレンジはAAxxやAxxxの弱めのところがそぎ落とされているので、レンジに占める相対的なKKの組み合わせはCOのコールレンジに多くなります。EPの戦略としてはxレンジを最大限に強くしてCOの攻撃に耐えるということになります。
下図はエクイティーの分布のグラフです(注意:BTN=CO、BB=EPと変換してください)。やはり赤色COのトップレンジは(KKxx)の割合はEPに比べて多く分布しているのが見て取れます。
下図はflopでのEPのC-bet戦略です。5%のレンジでのみC-betしています。
②フロップで最後まで突っ込めるハンドを選定しよう!x/rレンジを決定しよう!
KKxx
KKxxは最後まで突っ込みたいハンドなのになんで62%しかx/rしていないの?と思われるかもしれません。この意図はなんなんでしょうか?それは前提として自分のトップレンジがCOに負けているというところにあります。x/cのレンジにも強いレンジを残して抵抗しないといけないのです。ではどのようなレンジを残すのかということをもう少し詳細に見ていきます。まずはKKxxにスートがあるかなしです。
自分が強いスートをもっているということは相手の抵抗レンジの多くをブロックしているということになります。そういう場合はx/rで利益がでないと判断しているようです。下図はKKのAフラドロの内訳です。x/cレンジをみてみるとストレートドローや7をブロックしているものがx/cに回っているのが分かると思います。
つまり基本的にドロー付きはx/rしていますが相手の抵抗レンジを強くブロックしているものはx/cに回すということです。そう考えるとフラドロなしのAsやQsのブロッカーをx/cに回しているのは説明が出来ます。その内訳の比率に関しては各ボードやレンジで変わっていきますが私が知る限りその傾向はどのような場合も共通しています。
KKxxのスートなしのストレートドロー関連でも同じことが言えます。
単純に考えると6が一番キーカードになると予想しますが上の図をみると6よりも9の方がブロッキング要素としての価値が高いです。それはEPのx/rレンジに抵抗するストレートドローと考えた時ネイクドな68や46だけならフォルド優勢だと思うのですが689みたいなラップを持っているときは抵抗は激しいものになるからです。相手のベットレンジの中で激しく抵抗してくるところの比率が多いところという理由で9のブロッキング要素を高く見積もっているようです。
上の要素を抜いたところのx/r比率をみると69%となります。困りましたね。次の要素です。あと相手が抵抗してきてくれるところはどこでしょうか?AKxxやツーペアといったところでしょうか?今まで調べた要素を抜いてKKxxがA、7、5を要素として持っているものとそうでないものを調べてみます。
Aと5ありとそれ以外の部分に関しては納得できますが、7に関しては思ったほどではないですね。それはなぜでしょうか?ここに関しては自分自身納得がいく説明がつかないのでよろしければコメント等頂けると助かります。
実際のハンドは上の要素が一つ一つ独立しているわけではないのでそれぞれの要素間のつながりを考えx/rするかx/cするかを決定します。でも大事なのはまず第一は自分と相手のレンジ差を前提としてベットやx/rの頻度を決定するということです。ブロッカーの要素はその次の考え方です。そして第二にトップレンジでのベットやバリューでのレイズは相手の抵抗レンジをなるべくブロックしないものにする傾向にあるというこうととです。レンジ差が変わると同じハンドでもx/rする比率が増えたり減ったりします。そしてそれはプリフロのレンジだけではなく相手のポストフロップのベットレンジが広がったり狭くなったりしても同じです。
次回(があるのならば!?)は他のバリューやブラフのx/rレンジを見ていけたらと思います。今日はここまで!
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