レンタル
「DVD間に合わなかったー」って、友達に言ったら。「なにゆうとんねん、意味わからん」と言われてほぇー?って。
ネットでみればいいのだけれど、DVDをわざわざレンタルショップで借りるのが好きなの。だって、なんかよくない?ぽちぽちマウスパッドでクリックして見るのより、わざわざそこまで足を運んで、いっぱい棚に並んでいるDVDを手にとって、戻して、あーこれいいかもって一つ二つ選んで、かごに入れて。半透明な容器に入ってるのも素敵だし、何より形があるのが愛おしいなって思う。棚に並んだ見たこともないような、名前も聞いたこともないようなDVDの一覧のなか見たいものを選ぶっていう行為が、なんか好きなの。だから、ネットでみればいいものを、レンタルショップへ行ってDVDを借りてきた。
驚くのは旧作は借りたら一週間100円ぐらいで借りれるのよ。だから三本借りたら300円一週間借りっぱなし。やっすいー。私が中学生の頃はもっと高かった気がする。レンタルショップってなんか、ものすごーく贅沢な気分だったのに。もうこんなに安いのね。そう思って借りて、延滞してびっくり。延滞すると1日DVD一本300円もするの。借りた時より高くなってんじゃん!!3日も延滞しちゃったよ!ちょっと落ち込んだ。
落ち込んだついでに友達に「間に合わなかったー」って行ったら「なにゆうとん」って。「DVD間に合わなかった、ってどういう状態や」って。
DVD過ぎちゃったって言いたかったのね、と訂正されて私は考えた。なんで過ぎちゃったなん?なんで間に合わなかったじゃあかんの??
過ぎちゃった、っていうことはDVDを借りれる期間があって、その期間を過ぎても借りちゃってるから「DVD過ぎちゃったー」なのか。私はDVD借りれる期間は=それまでにDVD全部みなあかん期限なのよ。だから「間に合わなかった」なの。
わたしのなかでは「間に合わなかった」が正しいの!!
世間にはオーソドックスな見方っていうのがあって、一般的にそう見るのが普通だから、そういう表現は不適切みたいなこと。あるよなー。蚊に噛まれた。いや刺されたやろ。アイデアやってきた。いや湧いてくるやろ。みたいな。でも案外自分の中でその表現をした明確な理由があったりするよね。前提をどのように捉えているかで全然見え方が違うのだと思うの。
物事はすべて見方と解釈次第なのだとしみじみ、しじみ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?