とりあえず、うまくいく設定で


キツネカオリです。


メンヘラの波からもうちょいで抜けそう。
病んだときは文章をたくさん書くのがよい。


メンヘラ、悪い面ばかりではないとおもう。
どんな現象にも二面性があるし、ものは捉えよう。学び、すなわち栄養にだって変えられる。


メンヘラはいちいち凹んだり傷ついたりしょんぼりしたりするので本当にめんどくさい生き物なのだけど、その特徴は「繊細な感受性を持っている」というふうに考えることもできる。


感じたことを言語化することができたなら、それによってどこかの誰かのモヤモヤを少しマシにする手伝いができるかもしれない。


どうせ上手くいく

「どうせ上手くいく」と根拠もなく考えるのは有効な手段だとおもっていて、これをするとじぶんの人生を「物語」として少し引きの視点で見ることができる。


これはボイトレで習ったことなんだけど、上手くなるためには現状を把握することが大事で、そのために「自分の歌の録音を他人の音源に聞こえるまで聞くこと」が重要だと先生は言う。


「自分のもの」だと思っていると、不必要に傷ついたり自己批判的になって冷静に改善点を洗い出す聞き方ができなくなるから。


他人事として眺める。客観視する。ツッコむ。


わたしはなにか演奏したり演じたりするとフロー状態になって記憶があいまいになりやすい。じぶんの録音や映像を見るときは、「誰だよこの女」という他人事な視点を持つことが多い。


企画制作の人格と、演じる人格が分かれているような感覚で、あまり自分という自覚がない。


入り込めてなくて中途半端に企画制作の人格が出てるときは「なにこれ、恥ずかしい!」みたいな感情的ダメージがあるので、次の課題は企画制作人格も含めてまるごと他人事として見れるようになること。


さて、冒頭で申し上げた「どうせ上手くいく」の思考に戻る。


この考え方には、現状のしんどいことを「物語の伏線」とし、起きた出来事を「点」ではなく「線の中のひとつ」として捉えることで心理的負担を軽くして気持ちを前向きにする作用がある。


その上で「この線はいい方向に向かっていく」というイメージをしていくこと。


しんどさを超えたあとに幸せな出来事があったとき、「あのときはしんどかったけど、めちゃくちゃ頑張ったなあ、今はもういい思い出」みたいに思い返して満足したことはないだろうか。あの感情を先取りしていくような感覚だ。


しんどさを緩和し意味付けする方法

わたしの最終目標は「味わい深いおばあちゃんになること」なので、辛いことがあったら「この辛さ、この経験が味わい深さに磨きをかけていくんだなあ…」などと老後への熱い期待に変換することにしている。


そんなかんじで今朝も軽くメンヘラなので


そもそもわたしは最強!」


どうせ最強なのだけど、"たまにはこういうのもアリだよね"ってかんじで仕方なくこのメンヘラモードを受け入れてやっている


みたいなかんじで、自分の中のメンヘライズムをとことん馬鹿にして、できるだけ馬鹿馬鹿しくやり過ごすようにしている。


ここでも「どうせそのうち病み期を通り過ぎて元気になるしな」という思考を採用している。


それから、傷口をまじまじと見つめたときのテンションを想像してみて欲しい。


「痛い…くるしい…」


と言ってるよりも


うっはwww血がww出てるwwww死ぬww


くらいのほうが痛みがマシにならん?
という持論があるのだけど、どうでしょ?


痛みに意味を持たせる方法は、「いかに苦しいか痛いかを見せつけること」よりも、それを受けたからこそ出せる魅力や味わいといった要素に変えて還元していくことなのだとおもう。


▼最後に、こないだ読んだ記事を紹介

あなたは弱者というカテゴリーに振り分けられ、「かわいそう」と思われたいだろうか?

アメリカ人と日本人では障がいに関する考え方が大きく違う。そもそも英語では障がい者(disabled people)とは言わない。障がいを持つ人、障がいと共に生きる人(people with disabilities)という言い方をする。子どもの場合は、障がい児(disabled children)とは言わず、特別なニーズのある子ども(children with special needs)と呼ぶのが一般的だ。


これは障がいに関する考え方の記事なのだけど、メンタルの弱さや人と違う気質、人生に起きた辛いこと全般にも当てはめて考えることができる。


「欠如」と考えるか、「与えられたもの」として考えるかで同じ障がいでも日本と欧米で対応がずいぶん違ってくることがわかる。


悲劇のヒロイン気質のメンヘラはよく「自分の悩みを誰よりも特別で辛いものだ」と思い続けるためにメンヘラで居続けようとするのだけど、特別ならば尚更、日の目を浴びて誰かの役に立つ形に変換されたらいいなとおもう。


7月も終わり。
よく生きました。


8月はなにが起こるんでしょうか。
なにが起きてもいい方に考えて、なにが起きても、まあしんどいっちゃしんどいんだけど、どうせしんどいなら「最終的にはへっちゃらになる」と思って生きたほうがお得。

ということで、目の前にはそれぞれの地獄が横たわっていると思いますが、ときに他人事のように、ときに馬鹿馬鹿しく、「いつかこの点がいい出来事の種になる」などと馬鹿正直に信じたりしながら越えてみましょう。


2019.07.31 キツネカオリ

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