Bybit|決済:利食・損切設定

注文は入れられるようになったけど、注文をどうやって閉じる(決済)すればいいの?

利食いとは、損切、またどのように決済をしていくのかの説明です。

取引の種類の説明の際に何度かふれていた決済方法である利食い・損切注文。この利食・損切にもいままでのnoteで紹介した指値・成行・条件注文、また手数料がかかわってきます。

まだ注文の種類、手数料について読んでない場合は必ず読んでくださいね★
(これなしだと難易度はかなり高め)

利食・損切注文(決済方法)
(テイクプロフィット/TP, ストップロス/SL)

利食注文とは、利益がある程度のレベルに到達し保有している契約(ポジション)の決済をすること。それに対し、損切注文とは、損失が出ていて、それを制限するための決済。

決済注文された保有している契約は、チャート下のボックスの「約定済み注文」欄に記載されるので、そこから確認できます。

Bybitでは4つの方法で決済(解消)(利食・損切注文)ができます。
①成行注文による決済・解消←シンプル
②注文を発注の際に設定(利食・損切)←難易度低~中
③ポジション欄から設定(利食・損切)←難易度中
④指値注文として設定(利食)←難易度中
⑤条件付き注文を使用して設定(利食・損切)←難易度高
⑥条件付き損切の場合のみの重要ポイント ←難易度超高

①成行注文による決済←シンプル

ブラウザ版の場合:
「ポジション」欄の「決済」で、「成行」アイコンをクリックして保有している契約を解消・決済できます。一番簡単な方法です。クリックして、現在の最終取引価格で保有している契約を決済します。

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アプリ版の場合:
初めにポジション欄をタップして、その後「成行注文で決済」を選択。

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すべての保有している契約の決済・解消の仕組みとしては、
現在保有の保有している契約とは反対の方向に新規注文を出しているということ。(例:1 BTCUSD 売りを保有している場合、この保有している契約を決済するには、1 BTCUSD買いの注文を出す) 

②注文を発注の際に設定(利食・損切)

発注画面からあらかじめ設定ができる利食・損切です。決済したい値段さえわかっているなら、これが一番簡単です。

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この方法だと、トリガー価格に達するとすべてポジションが決済されます。(ただし、建てたポジション、保有契約よりも少ない数量で決済注文が約定すると、余りは継続するので注意)

また、ここで利食・損切設定をした場合は成行注文としてポジションの決済取引されるのでテイカー手数料の対象です。

利食・損切する価格(トリガー価格)を最終取引価格、インデックス価格、マーク価格から選択できます。


・最終取引価格(直近の取引価格):注文執行がされる価格。最終的な注文執行価格がわかりやすい。
・マーク価格:マーク価格は強制決済のトリガーなので、強制決済前に約定される。
・インデックス価格:あんまり使わないけど、スポット等でヘッジしている人用。(難易度高)


③ポジション欄から設定(利食・損切)

発注後、ポジション欄から設定する方法です。

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ここでも、利食・損切設定をした場合は利食・損切成行注文として執行されるのでテイカー手数料の対象です。

また、トリガー価格を最終取引価格、インデックス価格、マーク価格から選択できます。保有するポジションの一部を決済する部分決済はできないようです。

④指値注文として設定(利食)

これは利食のみに使用。ロジックを説明すると、保有ポジションと逆の注文を送り、利食いします。

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これを使うと、部分決済、部分的に利食いすることが可能です。なので、部分利食いを一応して、残りのポジションを残し、可能な限り利益を狙っていくのも可能。

この利食いに関しては、最終取引価格指値価格に達した時点で、利食指値注文なので、メイカー報酬の対象となります。

⑤条件付き注文を使用して設定(利食・損切)

利食い・損切どちらにも対応。ロジックを説明は同様、保有ポジションと逆の注文を送り、利食を行います。

こちらも、ポジションの一部の決済ができます。トリガー価格が達した時点で、利食・損切指値注文の発注、または利食・損切成行注文としてあらかじめ選択されたほうが執行されます。

トリガー価格を最終取引価格、インデックス価格、マーク価格から選択ができます。

⑥条件付き損切の場合のみの重要ポイント

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損切注文設定の際は、万が一、証拠金が十分でない場合でも、「トリガー時に決済」オプションを選択しておけば、損切注文が執行されます。(ポジション証拠金をとらない)

Bybit公式ヘルプからも利食・損切の設定方法が記載されています。参考になってみてください!