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「職業 羽生結弦」の矜持


昨夜帰宅した時、妻がリビングのソファーの上で正座して泣いていた…

僕「どうしたの?何かあった?」

妻「うん」

僕「なに??」

妻「羽生くんが」

僕「え??」

妻「羽生くんが壊れちゃう…」

テレビに【「職業 羽生結弦」の矜持】の録画が流れていて、練習している羽生さんを見ていたらしい。


僕「大丈夫だよ、自己管理は徹底しているって!」

妻「何でそんなに余裕なの?これ見たよね、それなのに何も感じないの?」

僕「だって、羽生結弦のコーチやトレーナーは羽生さん本人だから。」

妻「………。」


僕「自分は驚かなかったよ、アレだけのショーを厳しい練習無しには成し遂げられないだろうし、羽生さんの事だから単独ショーやるのに、どれだけ体力つけなきゃならないか、誰よりも本人が1番知ってるだろ」

妻「でも、無理したら壊れちゃうよ?心配するでしょ普通」

僕「そりゃ、心配だよ、でも羽生さんのご家族は、直接見ているんだよ?君より何倍も心配だろうに、でも口出ししない、それって何でだと思う?」

妻「うーん、家族だから何か有れば直に対処できるし…」

僕「違う!彼を心底信じてるからだよ、彼には北京前から自分1人で練習してきた経験や実績がある、リスク管理だって経験値!あれだけ賢い彼が経験から何も学ばないハズがないよ」

妻「そうだね、心配して無理するなと口出しする方が楽だよね、私みたいに泣いてたら羽生くんを困らせちゃうね」

僕「直に見ていたら心配だろうけど、ぐっと堪えて羽生さんを信じる事って愛だよな」

妻「愛だね!」


妻が正座して泣いていたのでビビったが、妻は何故か羽生さんの映像見る時はいつも正座して見ている(笑)


確かにあれだけのパフォーマンスをしなければならないのだから、体力、持久力保持は必要だし、年齢を重ねながら高難度ジャンプを維持するには、アマ時代より遥かにキツイ日々の練習は欠かせないわけで

プロになったからと言って表現だけ魅せるパフォーマンスにシフトする事を選ばず、技術も保持してスケートに落とし込む彼のパフォーマンスは本当に貴重だし、見る方も覚悟が必要だと思う。


彼も生身の人間、ショーの数時間の為に何倍もの時間と体力を消耗して創り上げる彼のアイスストーリーは、永遠では無いことはわかるだろう


今、彼と同じ時代に生きリアルタイムで彼のパフォーマンスを応援できる事が、どんなに貴重であり我々は恵まれているか


新しいエンタメの幕開けであり、従来のアイスショーの壁を打ち破り、闇黒の中を藻掻きながら一筋の光を目指して突き進んでいく「羽生結弦のフィギュアスケート」の目撃者であるのだから。


間違いなく100年後も彼の名前は歴史に名を刻む、そんな羽生結弦のファンで有ることが本当に誇らしい。


初めて彼の演技を生で観た時に感じた衝撃を、今でもハッキリと覚えている、荒削りながら真の部分に力強さが見えたし、彼の魂が強烈に光って、放射線状に会場を包み込むようだった


こちらの魂に語り掛けてくる彼のフィギュアスケート、あの強烈なパワーを受け取った時、この少年は何かが他と違うと感じた。


彼のファンになって応援させて頂けることは本当に幸せであり、羽生結弦のフィギュアスケートは自分の人生にとって必要不可欠である。


僕の願望は、大好きな羽生結弦のフィギュアスケートを、できるだけ永く観ていたい!いつか羽生さん本人が「やりきった」と満足できた時、スケート靴を脱ぐ日まで。







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