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いざ!リアルトレードを再開!

節約してためた50万円を入金して早速取引を始めた。
FXの経験は十分ある。
なんせぼくがFXを始めてたのはサブプライムショックとかリーマンショックとか騒がれる前、つまり2008年頃からなのだ。
今現在で考えるともう初めてFXをやってから16年ほどになる。

しかしこのFXで再出発をしようとしていた時まではほとんど勉強もせず特にこれといった根拠もないままにギャンブルトレード、値ごろ感トレードで資金を溶かしに溶かしていた。
当時は刑務所に入る前は会社もいくつか経営していて、資金的にも普通のサラリーマンとかよりは余裕もあったのでそれでも何とかなっていた。
でも今状況が全く違う。
このお金は失うわけにはいかないのだ。

僕はこの50万円を貯める間に本も読み、ネットでいろんな情報や手法や知識を仕入れて絶対に負けてはならない戦いに向けて十分準備していた。
今と違い僕がFXを始めた当初はネットの情報ももちろんユーチューブもSNSもなかった。書店でFXの取引方法などが書かれたような全くトレードには役に立たない本が数冊並んでいるだけだった。
その一つを取ってみても今からFXを始めようとする人たちの環境はうらやましいくらい充実していると思う。

さぁ!この50万が全財産。
ここから証拠金をどんどん増やしてFXで生活できるまでにならなくてはと考えていた。

確か初めに取引したのはドル円だったと思う。
今までもずっと取引していた通貨ペアだったのでやりやすいと思ったのが理由だ。
ほかにもポンド円やユーロ円などのクロス円シリーズも積極的に取引していったと思う。

この当時の取引手法はうろ覚えだが5分足でラインを引いてのトレードスタイルだった。ような気がする。
反発しそうな価格を上位足で見つけてそこにラインを引き5分足で反発したらエントリーみたいな。

基本的に仕事中はエントリーはせずに仕事が終わった18時以降に自宅に帰ってからのエントリーをしていた。

最初は50万全部入れるのはやめておいて10万から始めたと思う。
ロットは0.25からスタートした。
当時はメインはドル円・ユロ円・ポン円・ユロドル・ポンドル・オージー円・オージードルだったと思う。

特にどの通貨がメインというわけでなくよさそうな通貨ペアがあれば積極的にエントリーしていた。

積極的にというと聞こえはいいが、ポチポチしていたのだ。

5分足でエントリーしていたので初心者にとってはローソク足1本1本の動きだけを見て上がりそう、下がりそうとすべてがエントリーポイントに見えていたのだ。

そして0.25というロットの小ささもポチポチ病の元凶となっていた。
確かに証拠金も少なく、まだまだ練習の段階でこれから学んでいくというときなのでロットは低くて当然だし、そうあるべきなのだがその当時は長期的目線が頭ではわかっていたのだが本気で長期的目線で物事を考えられていなかった僕は、一度のエントリーの利益で数百円とか数千円ではその日のエントリーをやめられないのだ。

元来ギャンブル気質で山っ気がある僕としてはもっともっと、もう一回もう一回とギリギリまでやめられない。

もちろんそんな取引スタイルだから勝つときはアホみたいに勝つ。
負けるときもアホみたいに負ける。

あれだけ勉強したにもかかわらず勉強してテクニカルはエントリーポイントを一つでも多く見つけるために自分の都合のいいように線を引きまくってチャートを見ていたと思う。そしてジェットコースターのような収支を繰り返し、資金自体はほとんど増えていかなかった。

しばらくその状態が続いたと思うけど、最初に入れた10万は2週間持つことなく溶けていった。
いや、溶けていったというと少しづつ減っていったかのように誤解されるといけないので誤解されないように言っておけば、10万以上あった証拠金はたった1時間余りで全損したというのが正解だ。
つまり逆張りエントリーで逆行した時にナンピンを繰り返して飛ばしただけだ。。

その日絶対なくしてはいけないと思っていた50万のうち10万を失ってしまった・・・。

というだけならまだ救いようがあったかもしれない・・・・。

その負けに熱くなった僕はさらに10万円を入金してなくした10万円をその日のうちに全額取り戻そうとして、その10万円も1時間もたたずに失った。

3か月以上勉強して必死で50万を貯めて絶対増やしてやると思ってトレードしたはずが2週間もたたずに20万失った。

残りは30万。

これを失ったら資金0。

気分は・・・

絶対今週中に20万取り戻してやるだった。

つづく

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