見出し画像

“「おかえり」を言いたい”という選択肢

3月3日、トラジャのインスタライブでの無期限渡米報告。
重大発表には驚いたけれど、意外にも私は2日後の3月5日にはいつも通り。トラジャを応援するトラジャ担だった。

翌3月4日に提出しなければならない書類の作業途中に手を止めて観たものだから、配信後“トラジャの渡米”と“書類の締めの時間に間に合うか”という2つのことで思考が停止した。
頭がいっぱい…なのではなく、どっちも入ってこない。結局、一睡もしないまま朝6時くらいから作業を再開した。

『!?!?!?!?!?』

からの

無。


驚きすぎると、それ以外の感情が湧き起こるでもなくパニックになるでもなく、無の境地になるんだなぁ…って。

朝食時にトラジャの渡米の話をしていて、夫が言ったのが

「“夢の”Hollywoodをこれから“現実”にしようとしているんだから応援しようね!」
「誰か1人が代表で…とかじゃなくて、トラジャ全員で決めて全員で行くの凄いよね!」
「みんな凄いから、1年くらいで帰国しそう」←

だった。
今思えばツッコみたい点が多々あるけれど、その言葉に、素直に『そうだよね』と思えたのはある意味、無の境地だったからかもしれない。

それと。
2019年の虎者公演で観た宮近くんのパフォーマンスが凄くて言葉にならなかったこと、2021年の賛成コンを2階席で見た時のシンクロダンスがあまりにも美しかったこと、それを海外の人にも観てほしいと思ったこと。

これらを体感できていたことも大きいのかもしれない。

価値観は人の数だけある。
私はそう思うから、SNSで「トラジャ」と検索した時に流れてくるどの意見にも共感できた。(ただし人を傷つける内容は除く)
綺麗事でも何でもなく、それらの意見に“正しい”も“間違い”もないのだと思う。アイドルに求めるものは人それぞれだから、何を大事にするか、何を求めるかによって意見は変わるし、それは自由であっていいと思う。

書類の提出は期限までに何とか間に合って、一息ついた後、
『なぜ私はこんなにもフラットな状態なのだろう』と分析してみたりして。
いや、配信の時はさすがにめちゃくちゃ驚いたけどね…何というか、数時間後に泣いたりするんじゃないかと思ったのに、全然そんなことなかった。

決して楽観視はしていないけれど『Travis Japan 全員、学ぶことへの集中力も吸収力も凄そうだから、1年くらいでの帰国もあり得そうだもんなぁ…』と思えるくらいに、ネガティブ要素がほぼ0ゼロなのだ。

2021年の夏に渡米することが決まったことを知って、定期更新ののえまる(如恵留くんのブログ)で冬の話を読んだ時には、YouTubeで元太くんが「恐怖はあるけど Let’s try !」と言って16段の跳び箱を飛んだ時には、もうすでに決まっていたんだな、だからこの言葉が出たのかな…って。
虎者公演も2021年が最後になると分かった上で臨んでいたんだな…とか、7月末ファンに向けて前向きな言葉を発していたけれど本当はすごく悔しかったんだろうなとか、「何で今?」と言われることを想定しても渡米することを選んだのだから相当な覚悟が必要だっただろうな…と色々なことを考えると、

推さない理由が見当たらない。


公の場での「“トラジャ”だから寅年にデビューを…」や「少ない可能性に懸けて…」の発言が未だに引っ掛かったりはするのだけれども。

たぶん、フラットな状態でいられた理由として、
「トラジャの“トラ”はTravis Payne氏に由来するものだから、準備期間を経て、“満を持して”その日を迎えると思っている。寅年や寅の日ではなくても。」(Twitterで2022年2月22に呟いてた)
「雑誌などのインタビューで、“アイドルは天職だ”と答えていたメンバーがいた。1人ではなく何人も。」
という2点のような気がする。

私がグッと心を掴まれたのは、“デビュー”よりも前に“この仕事が自分にふさわしい”という心意気みたいなもの、この職業が大好きだという想いが文章から伝わってきたこと。加えて、うみくんが呼ばれなくなってジャニーさんに手紙を書いた話、先輩に憧れて自ら履歴書を送付した話、如恵留くんがこの世界で長く活躍したいと綴っていたことも思い浮かぶ。
私はデビュー組も掛け持ちしていて、入所のきっかけが自分ではなく家族や知り合いからの推薦だったエピソードを先に知ったから、そういうきっかけもあるんだなくらいに思っていた。だから自ら「これだ」と思う道を選んで現在そこにいること、それがグループ内に1人ではなく複数人いることが凄いなと思う。目標や意志が明確な人たちの集まりだ。

であればなおさら。

私はTravis Japanを全力で応援したい。


日本からできる応援って何だろう?
うみくんにお願いされたみたいに、YoutubeやSNSに英語でコメント書いたりするくらいならできる。今までのYouTubeの再生回数を重ねることだってできる。もう少し時間をかけて考えてみれば、他にもできることがいくつも出てくるはず。

本来なら2020年夏の予定で、何かと儘ならない状況を経て、得た機会。
本場でしか学べないこともたくさんあるはずだから、留学期間の日々を楽しんでほしいなと願う。

日本にいた今までも十分に凄かったのに、
帰国した時にはどんなTravis Japanに会えるんだろう。

すごく楽しみ。
これからもずっとTravis Japanを見ていたいから、
留学の期間が1年でもそれ以上の長期に渡っても、
今は“「おかえり」を言いたい”という選択肢しかない。

私にとってアイドルは、
“貴方がいないと生きられない”ではなくて、
“貴方がいるから頑張れる”、そう思わせてくれる存在だ。

そして時差はあっても時間は平等。
だから、ただぼーっと待つなんてもったいないことはしない。
トラジャが海外で着々と力をつけている期間、私も日本で、色々なことを一生懸命頑張ったり、楽しみながら待っていようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?