あらためてキスマイに心を掴まれた話

2020年もあと2ヶ月。
今年は1度も現場に行くことがなかったなぁ…

なんて思いつつも
不思議と寂しさを感じないのはLIVE配信のおかげだと思う。

世間的な現状はあまり変わっていないはずなのに、下半期は県を跨ぐ移動も緩和されてきたりして、正直なところ世間にあまりついていけていない。

『私は元気だけれど誰かに迷惑をかけるかもしれない。』
目に見えないものに対して“絶対に大丈夫”とは言えないから、自分だけの問題ではないからとコンサートや舞台を観る機会自体を諦めざるをえなかった人はすごく多いのだと思う。
きっと私が想像している以上に。


こんな状況だからできないことがあって、
こんな状況だからこそできることがある。

だからLIVE配信もコンサートグッズのオンライン販売もとてもありがたかった。

今年から本格的に導入された有料のLIVE配信。
気づけば30本以上を購入し視聴していたし、グッズも欲しいものは全て購入した。
大まかに今年の支出を計算して合計金額に驚いたものの、昨年と比較すると3分の1くらいだった。(結構使っているのが今年なのか昨年なのかは分からないけれど、満足しているのでそれで良しとしている。)


と、ここまでが前置きで。

今年の夏は多くのLIVE配信を観た。
会場に足を運ぶことはできなかったけれど『今年の夏も楽しかった』って思えた。8月末に時点ですでに私の視聴数は20本を超えていて、LIVE配信がどういうものかが分かり、ある程度視聴することにも慣れてきた頃に観た

Kis-My-Ft2のLIVE配信は
今まで観てきた配信の中でも群を抜いて凄かった。
魅せ方が絶妙に上手かった!!!

“どの配信にもそれぞれの良さがある”ことが大前提の上で。

ログインできるのは開演1時間前。
通常、開演までの約1時間は各グループの持ち歌がBGMで流れていて、とてもテンションが上がる。

…そんなところに映し出されたのは水道橋駅。

水道橋駅から歩いて東京ドームに向かう。
ドームの入り口でチケットを見せて入場し、ゲートを確認・着席して開演時間を待つ。
キスマイのコンサートは開演前にオリジナルキャラクターのスクリーマ―ズがマナー・ルールを紹介してくれるのだけれど、今年のコンサートも例年と変わらずに。
“To-y2”バージョンの映像が流れ、開演前のキスマイコールが始まった。
今まで私が体験してきた“開演までの時間”がそこにあった。

コンサートに行く時の高揚感。

それは会場に向かう時から始まっているということ。

初めての会場は事前に道を調べてはいるもののドキドキしながら人の流れに合わせて会場に向かうし、行き慣れたいつもの会場なら『久しぶりだなぁ』なんて思いながら会場に向かう。時間的に都合が良ければ開演前にSNSのフォロワーさんに御挨拶したりして。いろんな時間をひっくるめて、ドキドキする大好きな時間だ。

駅からの道のりはVRかな?と思うくらいに臨場感があって、あのドキドキ感までもプレゼントしてくれているのだと思うと開演前から泣きそうだった。

本編は言うまでもなく終始カッコ良くて。
カメラワークの良さにDVDを観ているのかと思った。←
コンサート中にチャット機能でメンバーにメッセージを送ることができるし、アンコールは東京ドームではなく隣の東京ドームホテルからだったし。
当日の披露曲をファンの投票で決めるアンケート開演直前までやってたし。

…色々と予想外で
楽しかった!!!!!!!

1日目の感想は

毎年カッコ良い楽曲で特攻演出があるのに
今年はMAHARAJAで使うの!?!?!?

だった。

ナンが焼け焦げるくらいに盛大だったね!
本来のセットリストに入っていたかは分からないけれど #エアTo-y2 で想像した通り、というか想像以上の演出で凄く楽しかった。

個人的には
Dancing Star の照明の演出があまりにもカッコ良くてもう一度観たくて。
それと、Sometime…がLIVE配信での演出で大きく印象が変わったこと、My Placeの振りに手話が取り入れられていて温かみがあったこと。
どの曲も素晴らしかったけれどこの3曲はもう一度観たくて、2日目の配信を購入した。

翌日はセットリストが大幅に変わってSometime...もMy Placeも日替わりだったという結果だったのだけれども、それもまた良しというか(笑)
寧ろ両日で多くのアルバム曲を聞くことができた上に、全く違う公演を観ているようで贅沢さと不思議な感覚を味わった配信だった。

稀に抽選制のものもあるけれど、基本的に観たいものは観ることができるLIVE配信。
『機会を逃さないように』と事前にまとめて購入していたのに、キスマイだけは1日目しか購入していなかった。

LIVE配信に少し慣れてきていたからかもしれない。
『いつでも買える』って。
でも、何ていうか…事前にまとめて購入した時とは全然違った。
『もっと観たい』『明日も観なきゃ!』
って。

“観なきゃ!”というのは義務感からではなくて“観ないと私が後悔する”という意味で。
公演後の余韻に浸って、満たされた気持ちで次の公演のチケットを買うこともとても幸せなことなんだなと実感した。

あらためて。
キスマイのTo-y2公演はLIVE配信で使用できる機能を駆使していた。
・公演前のアンケート機能(当日の披露曲を投票できる)
・公演中にチャット機能でメンバーにメッセージが送れる
・FC会員限定の配信
・後日、会員限定の配信で撮影した写真の送付
・FC会員と一般会員のチケット代の価格差(これは全グループ共通)

有料配信を希望する全ての人を楽しませるだけではなく、FC会員がいちばん楽しめるように構成されていることに驚いた。

終盤のメイキング映像を観ているとユニット曲が披露される予定だったんだろうなぁとか、本来はこういうカタチではなかったんだろうなぁとか。いろんなものが見えてきて少しだけ複雑な気持ちにもなったけれど、今の状況でファンに楽しんでもらうことを第一に考えているキスマイのメンバーの姿勢・思いもすごく伝わってきて、感謝の気持ちと共にキスマイをずっと好きでいてよかったと思った。

それともう1つ。
コンサートがLIVE配信に切り替わっている今の状況で、アイドルはネガティブな発言は口にせず「いつかまたみんなで集まれたら…」って、そういうポジティブな言葉をくれる。それは誰もが願っていることだと思うし、きっと本心なのだと思う。
公演中にMCで「みんなに会えなくて寂しい」と呟いた横尾さんに「最大のファンサだ」という北山さん。北横のやりとりに笑いつつも、そういう本音に近いような言葉を聞けて、喉の奥がツンと痛くなった。会えなくて寂しいとか、今少し不安だなとか、そういう気持ちも持っていていいんだって思った。
(横尾さん、今年は変顔多めでその他であまり主張してこないけどそういうとこ!そういうとこ好きだよ!!)
※現在は担降りしているけれど

 
キスマイはいつでもどんな時でもファンの期待を余裕で超えてくる。

キスマイのTo-y2公演。
例年通りのコンサートに足を運べたみたいでとても嬉しかった。

いつか密になって集まることができるようになったら。
今までの“いつも通り”がまた戻ってきたら。
満席の会場でファンが一斉にペンライトを灯す景色を観てもらいたいなって思う。

2020年もあと2ヶ月。
60日あったら何かできるよね、何でもできるよね。
と、前向きな気持ちで11月を迎えている。

……
ここまで書いて公開するところだった。
危うくTo-y2の感想のみになるところだった…。
私がいちばん書きたかったことを忘れていた!!

2020年。
キスマイの何が凄かったかって。
「キスマイに興味を持った全ての人を誰1人取り残さなかったこと」
だと思った。

企業の協力なくしてはできないことではあるけれど
・Happy LIVE with YOU (3月 / YouTube:無料)
・キスマイWEBFES (5月~6月 / YouTube:全6回とも無料)
・Happy LIVE with YOU (6月 / FCコンテンツ:有料)
・LIVE TOUR 2020 To-y2 (10月 / Johnny's net オンライン:全2回とも有料)

ライブだけでも全10回。
そのうち7回は無料で、今でもYouTubeで公開されている。
キスマイWEBFESは、SNSでメンバー不在で勝手に開催された#エアTo-y2を受けてのもの。本来有料のものが観られること自体も凄いけれど、『何かできないかな』と考えた末に“ソーシャルディスタンスで誰もが楽しめる無料のFESだった”という点が凄い。

その他、無料の地上波のTV番組も有料のdTVもある。

見どころは満載。
でも楽しみ方は自由に。
無料でも有料でも。

有料を選んだ方にはその時にしか観られない最高のパフォーマンスが用意されているし、キスマイのFC会員にはさらに+αで特別に、格別に。

キスマイを少しだけ気になった方も取り残さない。
無料でも有料でも、選んだコンテンツのその先で誰もが満足する。

キスマイのイベントは「一般 ⇔ ジャニーズ」の間にあった敷居を取っ払って境界線をフラットにしてくれたのではないかなと思った。

全然会えない期間にあらためてキスマイの凄さを実感し、
グッと心を掴まれてしまった。


キスマイはいつでもどんな時でもファンの期待を余裕で超えてくる。

これからもずっとこんなカンジなのだろうなぁ…

【備考】
※現在は担降りをしているけれど備忘録として。


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