【楽曲紹介】Obscure Questions／ピノキオP

※太字はリンクになっています。

Re:Start収録曲公開もそろそろ大詰めといった感じだろうか。
ピノキオピー氏の新曲”君が生きてなくてよかった”タイトルの不気味さと対象的に内容そのものはまっすぐな曲である。

同じVOCALOIDについての歌でも、”ボーカロイドのうた”はストリートで叫ぶような語りかけなのに対し、”君が生きてなくてよかった”は部屋の片隅でひっそりと音楽プレーヤーを使って聴いていることを想像させる語りかけという印象を個人的に抱いた。

さて、もう一曲（多分）VOCALOIDについて、またピノキオP自身についての曲を紹介する。

それが、タイトルにもある”Obscure Questions”である。
ピノキオPの1stメジャーアルバムのタイトルを擁したこの楽曲、2:25と短く、テンポも速いため疾走感が半端ない。油断してるとすぐ終わる。

”わたしは何をしてるのでしょう
何故　こんな強がり　ほざくのでしょう
きっとあなたのことが大好きなのかな”とか

”雑な愛情も本性もテキトーに混ぜやがって”とか

歌詞の内容も示唆に富んでいる。

この”わたし”と”あなた”が何を刺しているかはわからない。
”わたし”をピノキオPに”あなた”を視聴者に当てはめても
”わたし”をミクに”あなた”を視聴者に当てはめても
”わたし”をピノキオPに”あなた”をミクに当てはめても
どの組み合わせも間違いないんじゃないかと思ってしまう。

何度聴いても飽きないメロディーなので、気の済むまで聴いて考えるのがいいんじゃないかと思う。

アルバム『Obscure Questions』は以前紹介した『漫画』と収録曲が被っているが、『漫画』の後に発表された化物宇宙やラブソングを殺さないでも入っている。
また、ボーカロイドのうたといった『漫画』の前に発表されたピノキオPの代表曲も収録されているので、絶対に手に入れて損をしないアルバムである。