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【楽曲紹介】鏡の魔法/ひとしずくP×やま△

太字はリンクになっています。表紙画像はたまさんのpixivから

レビューを読む前に下の楽曲を聴いてほしい。

初音ミクに続き、鏡音リン・鏡音レンが10周年を迎えるとのことで、今回は魔法の鏡のカップリング曲、鏡の魔法を選んだ。

魔法の鏡はリンが歌っていて、鏡の魔法の方は当然レンが歌っている。
前者のストーリーをおさらいすると、孤独な少女は鏡の向こうに自分とそっくりな魔法使いと名乗る少年が現れる。少年が現れてから、少女の病気が治るなど、好転していく。少女は少年に会いたいと願うが少年は「魔法が解ける」と言って消えてしまう。

当然ながら、後者は少年目線のストーリーとなっている。
全てを具体的に話すと面白くないので、雰囲気だけでも掴んでもらおう

まず、ひとしずくPさんの投コメに

鏡の向こうは、全て逆の世界。
決して交わらない、逆さ合わせの運命—

とある。
そして、最後に少年が去るとき、彼はこう少女に告げた

「君がくれたもの、僕は返すだけ」

少女は最初不幸であったが、どんどん幸せになった。
では、少女が不幸な時、少年はどうだっただろうか。少女が幸せになった時、少年はどうなっただろうか。


何となく察したと思うが、全体的にいいストーリーである魔法の鏡とは違い、鏡の魔法はダークな内容となっている。これも”鏡”を意識してのことだろうか。
これ以上解説すると楽しみがなくなるので、ひとしずくP×やま△のメジャー1stアルバム『EndlessroLL』を是非聴いて欲しい。

Bad∞End∞Night、秘蜜~黒の誓い~、Soundless voice、雨夢楼といった懐かしい名曲の数々が収録されている。


さて、なぜ今この曲を紹介したかというと、(名曲であることは勿論だが)リンレンの二次創作設定をもう一度振り返りたいと思ったからである。
鏡音リン・レンは双子の姉弟設定で物語が作られることが多い(ex.悪ノ娘・悪ノ召使、ごぼうPのトクロ等)

しかし、発売時にクリプトンから”鏡に映ったもう1つの存在である”というアナウンスもあったが、結局のところ公式設定はないまま今に至る。

僕自身、姉弟設定にしか触れていなかったため、今回紹介した鏡設定の2曲を聴いて、はっとさせられた覚えがある。

これからリン・レンでどんな音楽・物語が作られるかは知る余地はないが、どんな設定であれ、リン・レンが活躍しつづけたらいいなと思っている。

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