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【主観記事】デサント決算跨ぐ理由

おはこんばんちはふぉれです。

決算シーズンですね。
どんどん出てます。
コロナ禍とは言いつつ決算がいい所多いなって印象です。
「上方修正」という言葉が多いですが去年から下に見積もっていたからと思いつつ、しっかり売上や営業利益が乗ってきている企業も多い感じがします。

業種の偏りはあるにせよ日本強しです。


2021/02/05 15:00から

8114 デサント

決算が発表されます。
基本的に跨がないスタイルに変えてましたが、方針を分けて今回跨ぐことにしました。

跨ぐ根拠を簡単にですが書いてみたいと思います。


デサントを知ったキッカケ

デサントって皆さんご存知ですか?
スポーツウェアの会社です。


こんなマーク

僕自身野球をやっていたので知ってました。


これ有名じゃないですか?

「MoveSport」
「le coq(ルコック)」


これ実はデサントなんですよね。

こんな感じで様々なブランドを保有しています。

この銘柄に目をつけたキッカケはとっても単純
四季報プロ500の袋とじ銘柄です。

安易。

決算を跨ぐ根拠と投資スケジュール


実際色々と調べてきましたが決算を跨いで利益を狙おうと思った根拠を簡単に書いてみます。

業績視点

デサントは現在営業損失、赤字です。
売上も減少中
原価と経費引くとマイナスになっちゃってる感じです。

今回の決算で黒字になると読んでいます。
黒字は株価がよく反応しますので安い所は買っていきたいというイメージ。

黒字になる根拠

・既に予想を上回る数字が出ている
(-41億予想→-21億)
・収益改善計画で希望退職者を募る
(110名で平均年収591万 社会保険会社負担率約15%→(89万+591)×110名=約7.5億削減?(適当すぎる)
・小売業をゼット株式会社へ譲渡→コロナによる客足減の回避(ゼットにとっては販路&シェア拡大の点でメリットらしく受け取ってくれた)
・ECの注力→テレワーク重視→経費削減
・中国韓国の業績寄与が強い(後述)

チャート視点

チャートでは月足(下)ヨコヨコ、日足(上)もボックスと言われる同じ値幅をうろうろするような形。
注目すべきは日足の数日前に下部分で見れる出来高が40万株を超えている所。
この位置で相当売買が行われたので安いところを買おうとした動き。
大きな需要として捉えました。


入る時はなるべく安く。
この数ヶ月では1680ぐらいが最安値。
大きく買われているのはその辺り。
そこを反発点として割れば損切り、割らなければ保有として入口と出口を組み立てます。

大きく買われて反発したということはそこを割ると大きく買った人達が損失となります。
大きな売りの要因になるので割ったら即逃げてどちらにも対応するスケジュールが大切と思っています。
これがチャート的視点。

需給的視点

需給と言えば買うか売るかのお話です。
「誰が売買するか分からない」
という当たり前のお話はあるのですが参考になる部分があります。
それが下のデータ。

これは信用買い売りの残数です。
信用取引は簡単に言えばお金や株を借りて取引することです。
借りたらいつかは返さないといけません。
ということはこのデータからいつかは返すために発生する売買が読めるような感じで思っておいてください。

倍率と名前が付いたものは1を基準に上回れば買いが多い、下回れば売りが多いという見方でオッケーです。

つまりこのデサントに関しては0.62と0.55なので空売り(株を借りて売る)が多いと見て取れます。

空売りは株価が下がると利益
上がると損失となる仕組み


借りた株を返すには買って返さないといけないので買われる要因。
ということです。
チャートでもこれだけ売られているのにボックスで下げ止まっているので需給面でも好感を持っています。

外部的視点

次はデサントを取り巻く環境も考えます。

伊藤忠によるTOB
中国韓国の業績寄与
他社業績
身の回りのシェア率

この辺をポイントに考えます。

伊藤忠によるTOB

2019年3月に突然総合商社の伊藤忠がデサント買収するぜってなりました。
揉めたらしいですが結局デサントは伊藤忠の傘下に入っています。

当時公表したのは2800円で買うって言ってましたが現在は1700円台。
伊藤忠だって遊びじゃないですし2800円の202億円を使ってでも自分たちにとってメリットがあると判断して買ってるわけですからその判断も材料に含めています。

中国韓国の業績寄与
他社業績

デサントの業績で会社予想を上回った要因が中韓の寄与が大きいことと書いてあります。
コロナも落ち着きつつあり日常が戻っている?国としてニュースがあったりその辺りを見ると好業績の要因なのかなと思ったりはします。

ニュースだけじゃ分からないですがここで僕は他社も見たりしました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-19/QLK15NT1UM1U01

どうですか?
同じくスポーツウェアを取り扱うナイキ。
ここが好業績を叩き出しました。
タイトルは中国好調。
下のBEENOS
ここは越境(もちろん中韓も)ECでブランドなどを販売する会社です。
業績は上々、メキメキ株価を上げていきました。

こういった点から中韓のアジア圏好調具合、ECの活況を読み取ってデサントも関係してくると読んでいます。

身の回りのシェア感

これは主観強いですが、
例えば仕事で客先に行ったり
ゴルフの打ちっぱなしに行ったり
広告みたり
過ごしている中で色んな所でデサントブランドがないか目を向けます。

あ、アンブロ着てるじゃん
SRIXONやルコックのゴルフバックよく見るな
ゴルフの打ちっぱなしこんな人いるんだ
アスリートが実際に着てECのモデルになってるのすごいな

とか毎日アンテナは張り続けて過ごしてます。
正直シェア多いです。
メルカリとかで出回ってるデサント商品がsoldになってる勢いで人気度を測ったりもします。

普段の生活から得られる情報はとっても早くリアリティがあるので好きです。

懸念点

最後に悪材料と感じた点です。
いい面ばっかり見ずに悪い予想も投資では大事だと思います。

日経では伊藤忠が復調ながら繊維が戻りきらずという記事がありました。
繊維系は8社持っているので全体的に考えてはいますが、先に出た情報に繊維系の低調が記されているならここは懸念すべき点だと思います。
有料記事なので転載しません。
リンクだけどうぞ。

投資スケジュールですが黒字の好材料で一旦上げて調整後上昇を見ています。
過度なスピード感なら早めに売りますがもうしばらく保有じっくりと上げてほしいところ。
予想外の悪決算なら読んで来週即切ります。



以上が個別分析です。
これは当たるか分かりませんし完全な主観です。

ただズボラ決算から入った銘柄をこのように読み解いて根拠立てしていきます。

もっと色んな視点があると思いますし努力してあらゆる角度から見れるように精進します。

最後にこれは推奨ではありません。
もう先程上がり始めたので下手すれば高値取りで損失食らいます。

少しでも参考になって銘柄分析の視点が広がればと思って書きました。
読んでいただきありがとうございました。



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ではまた

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