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ヘアカラーで地肌の負担を軽減するゼロテクとは?

こんにちは、フォルム・ボーテ自由が丘店の岡庭です。
美容薬学検定1級の資格を持ち、美容や健康にトータルでお客さまをサポートさせていただいております。

美容室で女性のお客さまからオーダーの多いメニューの一つに、ヘアカラー(白髪染め含む)が挙げられます。

ヘアカラーをマメにされるお客さまのメンテナンス頻度は、2〜3週間に一度になります。

頻繁にヘアカラーをする上での不安や心配事は、髪や頭皮へのダメージ(負担)ではないでしょうか?

今回は「ヘアカラーも楽しみたいけど、地肌のダメージや悩みを解決したい」、そんな方にオススメの「ゼロテク」と呼ばれるヘアカラーの塗り方をご紹介します。

ゼロテクとは?

通常のヘアカラーの場合、根元から地毛が伸びてしまったプリン髪や白髪を染める際に、地肌からベッタリとカラー剤を塗布します。

ゼロテクは、カラー剤を地肌のギリギリ手前から塗る技術です。
地肌に薬剤が付かないので、薬剤による頭皮の負担を軽減します。

ゼロテクはもともと美容メーカーのアリミノさんが考案をした技術で、現在の美容業界では一般的な技術になっています。

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出典:ARIMONO

ゼロテクのメリット


こんな症状の方には「ゼロテク」をオススメします。

症状①:地肌がしみる
薬剤を頭皮に塗布せずに施術するので、安心してカラーを楽しめます。
頭皮がしみるのは塗り始めの直後が多く、しばらくすると軽減する方も多いのですが、心配な方はゼロテクをオススメします。
症状②:地肌の炎症や痒みが気になる
ヘアカラーで炎症や痒みを起こすお客さまは、薬剤にアレルギー反応を引き起こしている可能性があります。
地肌の環境を整えることで改善をする場合もありますが、炎症や痒みが治らない時は、地肌に薬剤をつけないゼロテクをお試しください。

ゼロテクで数ヶ月様子をみて、通常のヘアカラーに戻すことで炎症や痒みが改善をする方も多いです。

何年もずっとヘアカラーを重ねていると頭皮の免疫力が弱くなり、頭皮のかぶれや痒みなど様々なトラブルや症状が起きてしまいます。今のところ大きなトラブルはないけど、頭皮の負担を少しでも減らしヘアカラーを楽しみたい女性にもオススメです。

またアレルギー体質や肌が弱い方は、カラーを重ねるとトラブルが起きやすくなります。地肌のトラブルを未然に防ぐために、ゼロテクを行う方もいます。

ゼロテクのデメリット

良いことばかりに思うゼロテク。ですが実はデメリットもあります。

デメリット①:時間がかかる
頭皮に若干の間隔を空けて地肌にカラーがつかないように丁寧に塗るので、通常カラーの2倍〜3倍ほど時間がかかります。
施術時間は少し余裕をみてください。
デメリット②:カラーの色持ちが悪くなる
カラー剤を地肌に直接塗布をしないため、根元付近に若干の塗りムラが出てしまいます。
お客さまによっては、通常のカラーよりも1週間くらい色持ちが悪いと感じる方もいます。

特に白髪の多いお客さまは、白髪の伸びた部分が目立つので、色持ちの悪さを感じやすい傾向にあります。

デメリット③:髪にダメージが出やすくなる
ゼロテクは通常のカラーより塗布時間が長い&髪への薬剤の塗布量が多くなります。
そのため頭皮への負担は優しいのですが、髪には少しダメージを与えてしまうことがあります。

髪へのダメージや、艶感を気にされる方にはオススメしません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

フォルムの独自メニュー「素髪ケア」は、ローションなどでしっかりと地肌を保護します。そのため通常のカラーをご希望するお客さまも多いですが、1割程度のお客様は頭皮のことを考えてゼロテクをご希望されます。

ゼロテクの特徴を把握した上で、ヘアカラーを楽しんでいただけたらと思います。

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この記事は フォルム・ボーテ 岡庭裕太 が書きました。


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