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11.22.33

11月22日の本日、33歳になりました。

ゾロ目がゾロゾロしていて良い感じ。

いい夫婦の日だとか、ワンワンニャンニャンの日だとか、さらに今年はブラックフライデーも重なり浮き立つ話題も色々と出てくる中の勢いに乗っかり、noteを書いてみている。

365日の中の1日、ワンオブゼムな1日に違いないのだけど、ありがたいことにこの日になると、「抱負は?」と聞いてくれる人も周りにいたりするので、節目と言うのはそういった思考を深めるタイミングにも出来るのは良い。

しかし今回については珍しく、この節目を迎える前に言語化出来ていた。抱負と言うよりも、現在進行形の行動原理を言語化した、と言う方が適切かもしれない。

言語化したのが1ヶ月前ぐらいに2つ、そして今朝に思い立ったものもあって、3つになった。

言語化した際に、これまた思いつきでデスクトップに空の.txtファイルを置き、ファイル名に抱負を書き込むことでディスプレイしていた。先ほど3つ目を追加。

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3つの抱負。

デスクトップに置くファイル増えるのは基本、PCのメモリを余分に食うのでなるべくやりたくないけど、データサイズのほとんど皆無な空txtファイルだからまぁ良し。


抱負-1. 社内万人力

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弊社でよく使われる言葉で、「万人力」というものがある。入社1日目(正確には内定者インターン1日目)から、この言葉を教わった。

「分業をせずに」「毎週クライアントの社長と打ち合わせを行いフェアな立場で経営の意思決定を行いながら」「クリエイティブと投資でレバレッジをかけて」「万人力の成果を出す」

弊社のメイン事業、D2Cハンズオン事業をざっくり説明するとこういう感じだ。

細かく説明し始めるとややこしくなるので、もし興味のある方は、過去の自分の仕事について良い感じにまとめてくれているこちら(弊社コーポレートサイトインタビューページ)を見てもらいたい。

http://www.digisearch.co.jp/recruit/players.html#ds1

万人力を謳う弊社のスタッフ陣の中でさらに万人力を発揮するつもりで働こう、という気概で、社内万人力。

いや、1万に1万かけたら、1億やん!って言うね。

気概としての抱負で、数字のつじつまが合わないのはご愛嬌です。

この5年ぐらいは、自分は固定の担当クライアントを受け持つこと無く、別会社やら新事業の立ち上げ、こんがらがったプロジェクトの火消しや環境整備など、そうした何でも実装業をひたすらやっていた。

それが昨年末に急遽、前任スタッフの体調不良と元々好きで愛用していたブランドで交流も多少あったクライアントさんから指名頂いたのもあり、担当を受け持つことになったという経緯があって、久々にD2Cハンズオン事業をメインにがっつりやっている。

本当に急なバトンタッチで、引き継ぎと言う引き継ぎは何も無い状態で担当することとなり、最初の3ヶ月ぐらいは探り探りで中々大変だったが、今ではすっかりブランドの勝手が分かり、前向きな施策が次から次へと打ち出せる様になって非常に楽しめている。

5年前などは、D2Cという言葉も無い時期だったのに対して、今はECと言うフィールドもすっかり成熟してきていて、世界観とかそこに乗せる言葉の鋭さでの真っ向勝負も、尚の事重要になっている様に思う。そういった勝負に今、スリルを感じている。

商品開発が立て続き、自分も色々と口を出させてもらっていて、名前はこれに変えましょうとか、この部分の色や仕様はこれにしましょうであるとか、その分売らなきゃというプレッシャーが自分にかかりつつも、実際に世に出して大ヒットを飛ばした時の喜びもひとしおだ。

おそらくここまでの5年は色々な事業に携わりつつ、自分の感覚を研ぎ澄ませられるだけのインプットがとてもたくさんあった。

特に年間300時間を起業家とともに合宿する、というのが大きかった。

そのエッセンスはこちらの記事にまとめて頂いているので、未読の方はぜひ。

ちなみに今年からミャンマーでのマイクロファイナンスの現場に触れるというコンテンツが追加され、300時間が350時間に増えている。

300時間合宿で伴走もするし、ほとんど毎日誰かしらから、事業の話から他愛のない絡みも含めて僕にメッセンジャーが飛んできて、3期目からはオフィスを増床して30社以上が入居するインキュベーションオフィスの運営も始まり、起業家という生き物と当たり前の様に接し取り囲まれる日々。

元々学生時代から、公私ところ構わずスタートアップからNPOまで様々なフェーズの組織運営に関わり、プロジェクトをそれなりの数、回してきていた経験があると言えばあって、それらが立て込み会社に迷惑をかけた経緯を辿ったというのもあり、自分の中では半ば贖罪の気持ちもありながら関わり始めたこの合宿もとい時間と空間を共にする起業家の皆とのコミュニケーションは、すっかりライフワークとして定着してしまった。

毎年20-30名の学生起業家の若い感性に触れられるのはもちろん、ゲストでお呼びした経営者や先輩スタートアップ起業家との交流、そして本業をやる分にはさほどコミュニケーションもとることのない弊ボスの思考プロセスに年300時間アクセス出来たと言うのは、事業を手掛ける上でも他では得難いであろうとてつもなく大きな財産になっている。

あいにく4年目の今期は、上記の本業に熱を入れなければならないのと、長男の出産育児というライフイベントが発生したのも重なり、フェードアウト気味ではあった。ちょうど今期から先輩起業家の3人がメンターを努め、三者三様の伴走者がついてくれたことで、自分の合宿における役目はほとんど終わったと言っても良くて、安心してコミットを減らしてきていた。

話がやや逸れたが、そうした経験の集大成とともに、実行力と行動力、感性のバランスがハマり“ノっている”今の自分を本業にぶつけることで、社内万人力を体現していきたいというテンションでいる。


抱負-2. 起業家より起業家らしく

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1つめの話がめっきり長くなってしまった。

弊社のD2Cハンズオン事業、「社長よりも社長らしくある仕事」とも言っていたりする。これは一流のコンサルタントもある意味でそうだと思うが、色々なジレンマに苛まれている社長業では決断しづらいことを提案、共に決断し、実行に移す、というものだ。クライアントの経営者の方が自分と年齢が倍にもなることも少なくない中で、若い自分達と対等に事業について突き詰めていける関係性でやれているからこそ、この姿勢が求められる。
実際、中々タフな利益構造の改善に奔走しまくったのがここ半年の仕事の一つだ。

社長よりも社長らしく、そして、起業家よりも起業家らしく。

時に若々しく大胆に、時に積み上げてきた経験や知見をふんだんに使い、自分より年配の社長にも、自分より若い起業家にも出来ない様な決断や打ち手を、アグレッシブにやっていく、というのがこの2つ目の抱負です。

抱負-3. フィットせずハックせよ

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これは今日舞い降りてきた抱負というか、改めて一年の抱負に掲げるまでもなく、自分の行動原理の一つに近いと思っている。

何年かの間ずっと、なんとなくもやもやしていたことで、「心理的安全性」とか「許容度」という言葉が組織づくりの中で出てくるのが好きでなかった。

弊社の中で非線形の事業や仕組みを作り出していく環境づくりにおいて、これらの概念は非常に重要に思う。それでも、自分には居心地が悪く感じる。

なぜ居心地の悪さを感じるのか、今日ふと気づいたのは、これらに対してカルチャーフィットの文脈を強く感じてしまっていて、フィットではなくカルチャーをつくりカルチャーハックを突き詰めているスタンスで働いている個人としては、馴染みづらいということ。

新卒1期で入社して以来、紆余曲折を経ながらも11年間、今の会社で働けてしまっているわけだが、組織への帰属意識というものは別段持ち合わせてきていない。よく言われる「いつ辞めても良い」というつもりで働こう、なスタンスに近く、だからこそ当事者性を高く、思い切った仕事をやれるという心持ちでここまできた。

会社のカルチャーや雰囲気にフィットというよりは、ハックしながらやってきたと言う方がしっくりくる。フィットよりハック、と言うのを引き続き突き詰めていきたい。


長くなってしまったけれど

こんな感じでこれからもやっていきますというのを、近しい皆への宣誓と、ちょっとばかしの挑発を込めて、noteに書かせてもらいました。

引き続き変わらぬお付き合いと切磋琢磨の程、よろしくお願いします!

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