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MCTK

弊社には唯一の恒例行事がある。
年末の餅つきだ。

さて、この餅つきについて、2日前となったこのタイミングで、某リクルート系サービスのコンテンツフォーマットにのっとり、改めて整理してみたいと思う。

主に当日の参加者に向けた記事です。


なにをやっているのか

餅つきと言うと、町内会とかでやっている和気あいあいとした雰囲気のイベントを想像する人が多いと思う。自分も弊社に入るまではそうだった。

弊社の餅つき、つく餅の量が桁違いである。

参加見込みメンバー数に基づいて弾き出されるもち米の発注量は年々増えていき、今年は176キロ、昨年比で25キロ増。

これはあくまで、もち米換算であって、もち米は餅になるまでに同量の水を取り込み、つまりは400キロ弱の餅がつき上がることになる。

この規模感である。

ちなみに、ついた餅は各自の実家に持って帰ったり得意先に発送するのでちゃんときれいに消費されている旨は念のため断っておこう。

400キロ級の餅つきは、社内でほとんど唯一かつ超ヘビー級の労働集約型業務と言って良い。


なぜやるのか

知識集約一辺倒でバランス感覚を失わないようにとか、バックヤードの方々のサポートあっての事業だから感謝の気持ちを思い起こそうとか、線形な単純労働を毎年パフォーマンスを上げ続ける取り組みそのものとして意義があるだとか、弊社唯一の分業イベントだとか、年1回だしこれぐらい良いじゃん、などなど、そうした文脈でこの餅つきは語られている。

正直ごちゃごちゃうるせえ、これが個人的な本音ではある。

そういったもっともらしい御託を並べられるよりも、年一のこだわりトップダウンでやらしてくれ、と言われる方が少しは共感出来る気がするので、そのように解釈して折り合いをつけている。

尚、こうやって憎まれ口を叩いているが、その実、当日になればトップクラスに餅をつきまくっていることは弁明させてもらおう。


どうやっているのか

弊社、事業体からしても、会社として資産計上すべき様な設備や備品はそう多くはないはずだ。

しかし、餅に関しては徹底的に設備投資している。

木製の特大臼を2台保有し、杵も10~20本は揃っている。紅白幕などの会場デコレーションもバッチリお手のものだ。

さらに昨年から餅つきの前にご祈祷を本格的にやって頂けることになっており、神祭具も買い揃える勢いである。

ご祈祷はとても良い時間だ。1年が締まる感じがとても良い。

ご祈祷が終わるとともに、特に武闘派なスタッフもいない中で圧倒的肉体労働集約なアクティビティが6時間前後、ぶっ通し際限なく行われることとなる。

つくのも大変、返すのも大変、丸めるのも大変、蒸すのも大変、すべて大変だ。

そして1臼当たりの所要時間というKPI管理もきっちり機能し、ペースが落ちようものなら現場の雰囲気はこれまたトップダウンでピリつく。

参加者へ

さて、ウォンテッドリー風な紹介はここまでにして、参加者へ。

「参加してくれる皆さん」へと書きたいのが本音だが、お客様扱いしてはならないという通達がなされているため、粗野な言い回しを許して欲しい。

参加者へ、と言うのは主に、弊インキュベーションオフィスの入居企業の代表ならびにスタッフの方になる。

昨年参加した人は重々承知しているかと思うが、上記の感じで、中々ハードなアクティビティとなることは覚悟してもらいたい。

それでも、たくましく充実感を持ちながら良い感じにやり遂げられるメンバーが集っていると、信じている。

この餅つきも、10年以上前、自分が入社する前から始まっていた行事だ。

当時は社内メンバーだけで、目黒の車1,2台が入る様なスペースを借りていたのが、今じゃカフェを丸々貸し切って、400キロをつき上げるという大掛かりなイベントだ。

来年、再来年にはまた、入居スタートアップが増え、新顔の面々にはこう言ってやりたいと思う。

400キロの餅つきだって、たくましく、イノベーティブな雰囲気をつくり、このメンバー達でつき上げたんだと。

まだオレ達は、こんなところで立ち止まるわけにはいかねえんだ。

力を貸してくれ、飛餅隊!

そんなキングダム雑オマージュな檄で、筆を置きたいと思います。

これをやりたかっただけ説は否定できません。


そんなこんなでみんな、当日はよろしく!




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