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◆人間ドックの生検の件で健康公社からの連絡が…;;

人間ドックの日から、10日ほど経ち、自宅にも、夫の方にも連絡がくることはありませんでした。私は毎日郵便受けや、家電の留守電のランプを見て、ああ、今日も連絡が無くてよかった…と一日一日ほっとしていました。

そろそろ、もう連絡はこないかも、生検はしたけれど、特に問題がなかったのかもしれない。それならそれで連絡してほしいな…などと思っていました。

そして水曜日。そろそろ週末の予定など立てようか、と思っていた夕方、いつものように帰ってきた夫が、玄関で言いました。

「健康公社からさっき連絡があって、先生が生検の件でお話があるそうなので、明日聞きに行く」

と…。思わず、身体の力が少し抜けて、次に、すごく重いものが身体に入ってきた感じがしました。私はすぐに、「ついていくよ!」と言いましたが、夫は、何を大げさな、という感じで、最初は笑ってとりあってくれませんでした。

それでも、せめて一緒に行って、車の中で待っている、というところまで了解してもらい、そうすることにしました。

その日の夕食は、やっぱり二人とも心配だったのか、言葉少なになりました。夜も、私はなかなか眠れず、とうとう、うつらうつらとしたものの、ほぼ眠らずに朝を迎えてしまいました。…夫は、普段通り、眠れたそうですが…。

夫は以前、義母の介護が始まったときに、「もう後戻りはできないんだな…」とつぶやきましたが、そのときの私の気持ちは、まさにそうでした。

帰れるものなら帰りたい。何も案じることのない日々に。もっと夫の心身を気遣って、大事にしてあげればよかった。

私が悪い。私は自分を許せない。
自分に対する怒りと後悔で、涙もでませんでした。

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