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◆健康公社で医師の説明を聞く②

健康公社に着くと、こここは検査専門の場所なので、ウンターの中に居る事務員さんの他は、ほとんど人もいずに閑散としていました。

体温を計ってコロナ関連の問診を済ませると、二階に行くように指示されて、すぐに担当の医師の面談室に通されました。

まだ若い女性のお医者さまは、夫の胃カメラを担当してくださった医師だったようです。さっそく、胃カメラの写真と結果の書類を見ながら説明が始まりました。

「まず生検の結果ですが、十二指腸にポリープが見つかりました。生検で採取した部分は良性の腺腫です」

と、このような趣旨のことを話されたと思います。まずここで、下調べをしていた私に分かったことは…

「ただの潰瘍ではない」

ということです。そして、腺腫はガン化するおそれがあるということが分かっていたので、すぐに切除が必要、ということも理解できました。お医者さまは私が想像しているよりも楽観的に話されて、大至急で精密検査を…という感じではなく、「早い方がいいですよ」というニュアンスでした。最初は。

ただ、私がお医者さまの手元にある資料をチラッと見るとはっきりと「ガン化のおそれあり」と書いてあったので、このお医者さまは、検査の担当で、紹介状を書いて、精密検査を促すまでがお仕事なのだな、と思いました。

もちろん、生検ですべて良性、と分かってない限り、安易に「大丈夫ですよ」とも言えないし、かといって、「ガン化するおそれがあるので、早急に手術が必要」と、今の段階で、私たちを震え上がらせる必要もないわけです。

とりあえず、検査担当のお医者さまが行った生検ではガン化した細胞は未検出でしたので…。なので、今分かっている事実だけと、ご自身の責任の範囲内での説明をしてくださったのだと思います。

その後、「十二指腸腺腫」について、普通は内視鏡でとれること、まだそんなに大きいものではないことを話されたと思います。(具体的に何ミリ、何センチ、部位などは訊けませんでした…><;;)

とりあえず…私たちにとっては、すごく良くも、すごく悪くも無い、文字通り、グレーな状態の病状だという事実が告げられたのでした。

安心したような、それでも手術が必要だということで、ガッカリしたような…やっぱり、わずかでもただの潰瘍、という結果を期待していた分、帰ってからも、夫はもちろんでしょうが、私も、気持ちが下がるのを抑えることができませんでした。

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