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2022年3月3日に思う

今日は桃の節句ひな祭りだ.

キャプチャhina

私は上記の投稿をした.
東日本大震災2011年3月11日の前のひな祭りまで飾られていた私のひな人形は私が生まれたときに父方の祖母が私に贈ってくれたものだった.

私は長女だったのでそれをもらって自分に最初の女児(長女)が誕生した時22年前から毎年2月の雨水に決まってひな人形を出していた.

確かに11年前まで毎年箱から出され,3月4日には箱にしまわれていたひな人形たち.東日本大震災でがけ崩れで新築15年目の自宅が全壊した家に残されているひな人形たちを思う日が11年続いた.今日で11年だなぁ.

私は11年前までせっせと毎年やらなければならないこととして雛人形を雨水に出して3月4日にしまっていた.

震災に遭って確実に変わった考え方がある.それは「なにごとにも永遠はなくて、いくら一生懸命なにかを作っても何かが理由でなくなることも壊れることもある」ということを身をもって体験したからだ.
丁寧に植えた手入れしたハーブの庭も,子どもが生まれてから植えていた実のなる木も,一生懸命磨いた無垢の床も丹念に丁寧に生活してきたすべてのものごとが,一瞬で色あせてしまった.

そんなことないよ,って思う人もいるだろうけど,私にとってはこれはマイナスではなく「やらなければいけないことの脱却」「物事に執着しないこと」の心地よさを手に入れたということの始まりでもあった.

ひな人形、五月人形を飾らなければ子どもが幸せになれない、早くひな人形をしまわなければお嫁にいけない(良いんだけどね別にww)等の言い伝え?を守って丁寧に季節の行事を祝ってきた私は、それはそれでいい思い出だけど、今は引き算の生活に満足している。

永遠に続くものはないから固執しなくてもよい(仕事や人間関係)。それは深くかかわらないということではなく、ただ固執しなくていいという一点に限る.

そんなことを思いながら、三姉妹(22才、20才、17才)が大きくなったなぁ~女の子らしくはないけどw元気に好きに生きてるなぁ~とひな祭りにそっと思いを馳せています.



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