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枯枝コンポスト

見よう見真似で枯枝コンポストをつくってみた。
この森の所々に積んであった枝打ちした枯枝の山。それが気になっていて、何かできないかと考えていたのだ。
その枯枝の山の下の方は、おそらく腐っているから、それを堆肥づくりに応用することも含めて、何かできないか、と。
するとある日YouTubeを観ていると、北海道の人がガーデンづくりで枯枝を使ってコンポストを作っている映像が紹介されていて、これはやってみたいな、と即行動にうつしたのだった。

枯枝をポキポキ折りながら、多角形に組んで積み上げ、その中に腐った土壌を入れていくだけなのだが、これが単純で、実に面白い。
シャベルで腐った枝を割り、腐葉土をすくいあげ、隙間だらけの手作りコンポストに投げ入れていく。
あいにくの小雨模様だが、すぐに暑くなってダウンジャケットの下で汗をかいているのがわかる。
「枯枝の組み上げ方もセンスだよな~」などと頭のどこかで自画自賛しながら、六角形とも七角形とも見えるような枯枝積木を組み上げていくのだ。
童心に帰るとは、まさにこのこと。
いや~、森には植物や鉱物などの小神様たちに混じって、こんな大人のオモチャがそこかしこに点在しているのですね、実に愉しい!

やはり、家はちっちゃく、庭はおっきく、が森暮らしの基本ですな。


途中で、投げ入れた腐葉土の上に昨夜出た生ゴミを入れ、その上にさらに腐葉土を重ねていく。
鹿やウリ坊がイタズラしないか、ちょっと心配もあるのだが、きっと大丈夫。実は先日、土を浅く掘ってそこに生ゴミを入れ、一晩様子を見てみたのだが、翌朝も鹿が掘り返した痕跡はなかったので、実証実験済みではあるのだ。

この枯枝コンポストを何箇所かでつくり、そこで堆肥作りをしてみたいと考えている。
上手くいくかどうかは、鹿と天候次第だろうか?
堆肥ができあがれば、ガーデンづくりに使いたいと願っている。
果たしてどうなることやら。
しかし待てよ、この自然の枯枝コンポストもそれなりに絵になるから、ガーデンデザインの一つのツールにはなりそうな気もするぞ。

都会ではできない森遊び!
これを書いているのは、福岡のマンションなのだが、心は森に向かって放たれております。
今日は午後から戸建てリフォームのご相談があって、車で一時間ほどの現地まで、現場調査に行く予定。その戸建てにお住まいの方(山大好きな方々なのである!)も、実はコヤキチをご見学いただいていて、とても気に入っていただいた。

そこで、どこかに森を感じる要素をデザインインできないか、自然素材をどう使うか、断熱気密をどこまで行うのか。もちろん予算も睨みながら。などと想像しつつ、森からつながる様々な物語をどう紡いでいくのか、いろんな思いを抱きながら、今日も二拠点生活を楽しむのである。

「小さな居場所」づくりを啓蒙するセミナーを全国で展開しています。