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外遊び計画

この日は2つ目の枯枝コンポストづくりに着手しました。
コヤキチで出た生ゴミは最初のコンポストに入れています。上に腐葉土を乗せていますが、うまく発酵までつながっているかは、まだ寒いので未知数。
でも匂いもないし鹿たちにいたずらされることもないし、
それに何といっても枯枝を積み上げたいくこと自体が楽しいのです。
何だか手作り積み木で遊んでいるみたいです。
というわけで二つ目の製作になったわけですが、他にも数カ所で建設予定!
前の所有者が森の樹木を整備した際にできたと思われる腐りかけた枯枝の山が敷地の中に何箇所かあるので、その片付けも兼ねています。


それから作業の途中で発見した〝焚き付け〟に使えそうな木たちを1箇所に集めました。 
こちらは太い枝も混ざっているのでノコギリでは疲れそう。小型チェンソーが必要かもしれません。
チェンソーと言うと燃料がガソリンだったりするので、サスティナブル的に
どうよ、という思いが浮かんだり、じゃあバッテリーにしては? とも思うのですが、室内の電気で充電するのも今ひとつ違うような気がして、携帯用に買った持ち運びができる太陽光パネルで充電するのなら良いのでは? と思案するのですが、さてどうしたものか。


テントサイトの場所も決め、そこにあった木たちを移動させ、
「う~ん、夏までにはテントを簡単に設置できるような平場もつくりたいものだ」と思惑をめぐらし、さらに、ポタジェ用の候補地を決め、
「う~ん、鹿対策を勉強しに、森の先住民へ話を聞きに行こう」などと、勝手にピザ屋と山荘を営む安達さんの少年のような笑顔を思い出しては、ニンマリとしてしまいました。

昼食後は、
都会で鈍った体をほぐしつつ、体力づくりを兼ねて薪割りを楽しみました。
すると来場された方があったので、どうしてコヤキチをつくることになったのか、と言うところから話をはじめ、未来の暮らし方まで、話は尽きません。
どうも弊社のブログを読み込まれている方のようです。
「7坪の家がどんなものか気になったので来ました」とのこと。
有難いことです。
ちゃんとブログ書かなきゃな! と気分も一新されます。

その方と、野鳥たちがテーブルで餌をついばんでいるのを見ながらお話しすること小一時間。
何でも二人で話し合いながらここまで歩いてきたご夫婦の歩みが見えるようで、この家づくりの仕事をしてきて良かったな、とつくづく思うのです。
もう二十年以上も、さまざまな家族と出会い、気持ちを込めて、その方々の未来への〝背中を押す存在〟になりたいと願ってきました。
その思いを目に見える形にできればと、住宅づくりの大先輩『筑羽工務店、秦社長』のお力も借りて、スモールキャビン『コヤキチ』をつくりました。

人は試されながら、生かされているのだ、と深く感謝感謝です!

今頭の中には、全体的な森のランドスケープデザインが静かに誕生しつつあります。
たたき台をすぐにつくりたい、根っからの実践派です。
まず行動しては是正していくタイプなので、この森のランドスケープデザインも、枯枝コンポストやポタジェやテントサイトをつくりつつ、少しずつリアルに想像&創造していきます。
庭づくりも、ただ見るだけの庭から、遊べる庭、収穫できる庭など、日々の楽しみのある外遊び計画を描いていきます。
その俯瞰した視点が、大切なイマジネーションのような気がしています。


「小さな居場所」づくりを啓蒙するセミナーを全国で展開しています。