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【調査レポート集】離婚後共同親権問題を追って

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離婚後のカップルが、子どもに対する親権を共同で行使するという、離婚後共同親権制度。その導入の是非をめぐる議論が続いています。玉石混合のネットの議論を、正確な事実と信頼性の高い法律…
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#民法

家族法制の見直しに関する中間試案/18の疑問点

〔写真〕「ゴルディアスの結び目を断ち切るアレクサンドロス大王」ジャン=シモン・ベルテレミ…

【離婚後共同親権】「こどもまんなか」政策論は、議論の打開策になるか?

君子豹変人を偏見で見てはならない。 と改めて自戒したいと思いますが、これにびっくりしまし…

【離婚後共同親権】日本共産党ジェンダー平等委員会の見解を"批判的に”読んでみた(2…

〔写真〕言わずと知れた、代々木の日本共産党本部ビル。 【おことわり】当noteでは、信頼性の…

【ブックレビュー】「離婚後の共同親権とは何か」―虚妄の離婚後共同親権推進論と対峙…

梶村太市・長谷川京子・吉田 容子編著「離婚後の共同親権とは何か 子どもの視点から考える」(…

【離婚後共同親権】面会交流原則的実施論はなぜ間違っているのか(3)「原則論の微調…

※前記事 前回記事でご紹介したように、面会交流原則的実施論は、裁判実務関係者からの総批判…

【離婚後共同親権】”子の意思”はどのように反映されるべきなのか(3・完)立法趣旨…

※前記事 これまでの連載で、法律上の子の意思の反映させる制度として、家庭裁判所調査官の調…

【ブックレビュー】「離婚後の子どもをどう守るか」―”子ども中心”の権利構成が提示する、離婚後共同親権推進派への対抗案

1、目指したのは批判だけではなく”対抗案”の提示同じ編著者による、親権・監護権をめぐる法律問題を論じた三部作の集大成となる本です。 まず、「離婚後の子の監護と面会交流」については、現在も問題となっている、いわゆる”面会交流原則的実施論”の弊害を検証し、その非科学性や、裁判所の自己保身的な実務運用を厳しく批判しました。 次に、「離婚後の共同親権とは何か」では、現在、議論が進められている離婚後の共同親権制度について、一知半解の”国際常識”や、画餅ともいうべき共同養育の理想によ

【離婚後共同親権】親権=「親の基本的権利」は本当か?―民法学者たちが考えてきたこ…

この弁護士は、アメリカ合衆国憲法修正14条を引き合いに、民法819条の単独親権制度を違憲…