2024年1月良かったもの
■ゲーム
・放課後シンデレラ2
※18禁サイトのリンクを貼ってよいのか分からなかったのでCS版のページ
ここずっと、姉妹ブランドのSMEEよりSMEEっぽいゲームを作っていることで有名な、HOOKSOFTの放課後シンデレラシリーズ?の続編。
買った時は気づかなかったけど全ヒロインがインナーカラー入れてて、今っぽさを意識した華やかなデザインと思う。
一言で言えば王道恋愛ADVの良作だった。
こういうゲームは、個別ルートで山場を作るために、半ば義務的に低レベルで稚拙なトラブルあるいはトラウマを発生させ、こんなんなら山落ち意味無い方がマシだと思うものも少なくないけど、本作は一応全ヒロインルートでそこそこの強度かつ一定水準のいわゆる”憑き物落とし”が描かれていた。それそのものは別に好きでも何でもないし、本作の展開がすごく良くできているわけではないんだけど、ストレスフリーでヒロインとイチャイチャイチャイチャするだけのゲームにも食傷していた中で、逆に少し新鮮で良かった。
あとヒロインの好感度をある程度上げた状態でしばらく放置すると発生する嫉妬イベントが激萌えだった。オタクが恋愛ADVに求めるものをサッと満たしてくる。
萌え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
■書籍
・プラチナウインドコンセプトワークス
ゲームは20年以上前(2002年発売)の作品ということもあって特に言うことはない(強いて言えばLump of Sugarは学☆王とMagical Charming!しかやってないので萌木原ふみたけ原画作品をプレイしたのは初めてだった。これはLump作品ではないけど……)が、本書籍は出来が良かった。
当たり前だがネット上にほぼ情報が無く、駿河屋の商品紹介ページでは「原画集」というタイトルだったので、SMEEの原画集のように本当に線画状態の原画しか掲載されていないことも覚悟していたのだが、キャラ&ストーリー紹介は勿論、各雑誌に載ったイラスト・ショートストーリーや開発者コメントも充実しており満足度が高い。
特にキャラクターが本作品の舞台や設定を紹介する体のオリジナル特集が良かった。こういう企画ページはゆのかにベルスターズ♪(PULLTOPの「ゆのはな」、「遥かに仰ぎ、麗しの」、「しろくまベルスターズ♪」)のビジュアルファンブックで充実していて、非常に嬉しかったのだが、本書籍は一般流通ルートで出たゲームではないにも関わらずしっかりと作られていた。当時どれくらい売れたゲームなのかは分からないが。
■音楽
FORTUNE ARTERIAL キャラクターソングアルバム2 プロジェクトB
古いとはいえ正直ダサすぎるゲーム版OP(アニメ版は好き)と、そこそこシリアスな作風からあまり期待していなかったが、聴いてみたらコミカルド直球のキャラクターソングばかりで驚いた。調べたら2曲目のキャラソン(つまり2周目のキャラソン)らしい。
現状ゆずソフト以外の美少女ゲームキャラクターソングはもう本当に貴重なので、引き続きdigっていきたい。
■展示
・ブラザーミュージアム
名古屋にあるブラザー工業の企業博物館。
ソフトベンダーTAKERUの実機展示目当てで訪問し、ブラザー工業の祖業であるミシンの展示も充実しており興味深かったが、一番見応えがあったのは事業多角化期の製品展示だった。
当時を経験しておらず勉強不足なのでよく知らないが、扇風機、掃除機、電子レンジ、オートバイ、オルガン、電卓、FAX、ノートPCまで、日本の経済成長に応じて必要なものをなんでも作ってみて、最終的に残ったのが工作機器と家庭用高性能ミシン、ラベルプリンタなどニッチ領域で、結構な規模の売上を上げているのが面白い。
上記写真は家庭用ミシンの最上級モデルで希望小売価格550,000円(税込)とのこと。どんな人が買うのか、何を作っているのか、、、
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