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Sneak of Summer

デッキレシピ

メインボード(60)
土地(19)
3《古えの墳墓》 
2《裏切り者の都》 
2《冠雪の島》 
1《冠雪の山》 
3《Volcanic Island》 
1《Tropical》 
4《沸騰する小湖》 
2《汚染された三角州》 
1《溢れかえる岸辺》 

クリーチャー(8)
3《引き裂かれし永劫、エムラクール》 
4《グリセルブランド》 
1《厚かましい借り手》 

インスタント&ソーサリー(22)
4《実物提示教育》
1《直観》
4《渦まく知識》
4《思案》
2《定業》
4《Force of Will》
1《呪文貫き》
2《夏の帳》

その他(11)
4《騙し討ち》
3《全知》
4《水蓮の花びら》

サイドボード(15)
2《秘儀の職工》
1《ヴェンディリオン三人衆》
2《外科的摘出》
1《紅蓮破》
1《赤霊破》
2《紅蓮地獄》
2《削剥》
1《花の絨毯》
1《墓掘りの檻》
1《防御の光網》
1《すべてを護るもの、母聖樹》

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土地の解説

・《古えの墳墓》《裏切り者の都》 
《騙し討ち》や《実物提示教育》を早く打つための2マナ
土地。墳墓3都2の比率が一般的。たまに墳墓4都1も。

・《冠雪の島》《冠雪の山》 
《不毛の大地》に破壊されない基本土地。序盤に安定して
1マナドロー呪文を打つための《島》、《騙し討ち》を安定
して起動する《山》は必須。たいていは島3山1の比率だが、
このデッキでは《夏の帳》のために《Tropical Island》
が入っているので、島2山1となっている。《山》の代わりに
《Taiga》を入れているレシピもある。また、序盤に
SnowOkoに扮するために、このデッキでは氷雪マナを使用
することはないが、あえて冠雪基本土地を使用している。

・《Volcanic Island》《Tropical Island》 
デュアルランド。ただし、《不毛の大地》で割られるため、
基本土地と併用。たいていの場合、《Volcanic》は3積。
そして《夏の帳》のために《Tropical》を1積している。
《夏の帳》をさらに打ちやすくするために《Taiga》を
使用しているレシピも存在する。

・《沸騰する小湖》《汚染された三角州》《溢れかえる岸辺》
フェッチランド。《島》《山》が入っているため、《小湖》
は4積。あと3枚は、青ければ何でもいいが、《Taiga》を
入れる場合は《霧深い雨林》3積にする必要がある。
もう一枚青系のフェッチランドを入れて、土地20枚体制に
するレシピもあるようだ。

生物の解説

・《引き裂かれし永劫、エムラクール》 
《騙し討ち》のお供と言えば、やはり《エムラ》。相手の
ライフとパーマネントを一気に壊滅させることができるため、
攻撃に成功すれば勝利も同然。また《全知》から《エムラ》
を唱えられれば、《Karakas》すら怖くない。時には、
《実物提示教育》により《エムラ》を直接戦場に出すことも
あるが、返しのターンに《オーコ》や《Karakas》で対処
される危険性があり、できればその勝ち手段は避けたい。

・《グリセルブランド》 
戦場に一度でも出せれば、即で除去を打たれても、7ドロー
することによりハンドアドを大幅に稼ぐことができる。
また、引いた中に《FoW》等があれば、除去を防ぐことも
できる。その点で《エムラ》以上に信頼できる性能である。
さらに、絆魂を持っていることが非常に強力であり、
7ドローで支払ったライフを帳消しにできる他、burn等
ライフを高速で詰めてくる相手にライフアドで勝利できる。

・《厚かましい借り手》
バウンス除去and飛行生物。相手がメインから《罠の橋》を
使用していたりしても、《借り手》が対処してくれる。
《デルバー》と相打ちを取ったり、《エムラ》や《グリセル》
だけでは打点が数点足りない時に足しになってくれる。

インスタント&ソーサリーの解説

・《実物提示教育》
このデッキの勝ち手段。《全知》《エムラ》《グリセル》を
戦場に出すために使用するのは言うまでもなく、時には
《騙し討ち》を1T早く置くために使用することもある。
相手も何かを出せてしまうため、できれば《騙し討ち》に
よる勝ち手段の方が理想である。

・《直観》
強力なサーチ。同じカードをデッキから3枚見せれば、
欲しいカードが確実に手に入る。しかもインスタント。
ただし効果の特性上、サイド後に多用される《外科的》
に非常に弱いので、サイド後はOUTすることが多い。
対戦相手を対象に取っているため《夏の帳》にも弱い。

・《渦まく知識》《思案》《定業》
コンボパーツを揃えるための1マナドロー。たいていは、
渦4思案4定業2が一般的である。定業も4枚積みにする
デッキレシピもあるが、それは多すぎる気がする。

・《Force of Will》
レガシーの打消しの代名詞。コンボの妨害を防いでくれる
最高のカード。《封じ込める僧侶》など致命的なカードを
除き、主に打ち消すのは相手のコンボ妨害の打消しや
除去呪文。このデッキはコンボ完成が優先なので、
むやみに相手の生物やPWに打消しは使いたくない。

・《呪文貫き》
《FoW》以外の打消し枠。《目くらまし》《狼狽の嵐》など、
この枠は他にも候補があり、どれも一長一短。

・《夏の帳》
相手の青い打消しや黒いハンデスに対して使えば1マナの
《謎めいた命令》相当、《紅蓮破》など青黒以外の打消し
に対して使っても1マナの《対抗呪文》相当。コンボ妨害を
防ぐために打消しを使うこのデッキにとっては、緑をタッチ
してメインから使用する価値がある。相手が青黒以外の
デッキでは無駄になることもあるが、そのようなデッキは
コンボ妨害が少なく、このデッキの方が有利に戦えるため、
多少の無駄牌は問題無し。

その他の解説

・《騙し討ち》
このデッキの理想的な勝ち手段。《エムラ》で奇襲攻撃を
仕掛ければ、相手はライフもパーマネントも壊滅する。
また、《グリセル》を置いて7ドローして《花びら》と
《エムラ》を引けば、22点の打点になり確実に勝利。

・《全知》
隠れ勝ち手段。《実物提示教育》で出せれば、やりたい
放題できる。《エムラ》を出せればほぼ勝利。《グリセル》
を唱えて、7ドローして大量に呪文連発するのも楽しい。
相手が《Karakas》や《封込僧侶》を使用していても
《全知》が解決してくれる。ただし、《全知》の他に
《実物提示教育》と《エムラ》or《グリセル》と3点を
手札に揃える必要がある。

・《水蓮の花びら》
コンボ完成を早めるのに重要なマナ加速。当然4積み。
序盤にすぐに戦場に置いてしまうと、デッキが
Sneak and Showであることがバレやすいので、
あえて手札に抱えておくプレイングが必要なこともある。
相手が《サリア》を使用している場合は、逆に即置くべし。

サイドボードの解説

・《秘儀の職工》
新たな勝ち手段。サイド後に相手が生物除去系を抜くこと
を逆手に取れる。相手のパワー2以下をブロックしながら、
ルーター能力を回していかれるので、万能である。
ただし《紅蓮破》や《赤霊破》には弱い。

・《ヴェンディリオン三人衆》
主にコンボデッキ相手にINする。コンボを妨害しながら
ライフを詰めてくれる。奇蹟を無効化することもできる。

・《外科的摘出》
墓地対策。コンボデッキ相手に、有効牌1発目を打ち消して、
その後に根こそぎその有効牌を追放する使い方もできる。
INするかどうかは、他のカードとの優先順位次第。

・《紅蓮破》《赤霊破》
どちらも青対策。青い打消しを打消したり、《デルバー》や
PWを除去したりと、青い相手には非常に便利。

・《紅蓮地獄》
部族系や赤単プリズン、デスタクなど、小型生物を並べる
デッキ対策。一枚で全員流せるところが強力。《封込僧侶》
など、致命的な生物がタフ2以下なのも追い風。

・《削剥》
《罠の橋》も《封じ込める僧侶》も除去できる万能カード。
また《騙し討ち》を指定している《真髄の針》も除去可能。

・《花の絨毯》
相手が青い場合、強力なマナ加速になる。ただし、
相手に《レオヴォルド》を出されると大量ドローされる
ので、BUG相手にはINしないように。

・《墓掘りの檻》
墓地対策であり、ライブラリーから生物を呼び出すことも
防いでくれる。

・《防御の光網》
打消し入りのビート系相手にINする。そのようなデッキは
ワンキルコンボを決めてくることがないため、相手ターンに
こちらが打消しを打てなくなっても構わない。

・《すべてを護るもの、母聖樹》
《実物提示教育》を確実に通すために使用する。土地なので
打ち消されない。また、相手が青系フィッシュの場合は、
《紅蓮地獄》を確実に通せる点も見逃せない。

他にSneak and Showで使用されるカード

・《猿人の指導霊》
5枚目以降の《水連の花びら》。《騙し討ち》や
《実物提示教育》をさらに早打ちできるようになる。
《全知》を入れない純粋なSneak and Showでは
メインデッキに2枚ほど積まれることが多い。

・《目くらまし》
マナのかからない優秀な打消し。ただし、島を1枚戻すこと
により、打消し合戦で負けたらテンポを失う危険性もある。
《呪文貫き》や《狼狽の嵐》と比較すると一長一短。

・《狼狽の嵐》
効果の特性上、分裂した《目くらまし》も同然であり、
相手の打消し呪文をほぼ確実に打ち消せる。ただし、
相手はコンボ牌を再度対象に取って他の打消しを打てば
済むので、コレも完全に信頼できるわけではない。
また《夏の帳》にも完全に無効化されてしまう。
《呪文貫き》や《目くらまし》と比較すると一長一短。

・《衝動》
《全知》の着地から《狡猾な願い》で《火想者の発動》を
唱えた時に2マナのインスタントとしてサーチする対象。
また、序盤に手札に引いたら、4枚掘り下げるドロー呪文
として機能するので強力。《狡猾な願い》を入れる場合
に、メインデッキに1積されることが多い。

・《狡猾な願い》
サイドボードからサーチができる優秀な呪文。状況に
応じて対策カードを入手できる。特に《全知》着地後
に打った場合は、サイドボードの《火想者の発動》から
《蟻の解き放ち》につなげ、インスタントタイミングで
1キルすることも可能。《全知》着地時以外は3マナ
かかってテンポを失いやすい点や、サイドボードをコレ
専用に多くのインスタントで埋める必要がある点で、
私は使用していない。

・《残響する真実》《拭い捨て》
強力なバウンス呪文。特に《残響する真実》は、相手の
無限トークンを一掃することも可能。エンチャントを
除去する機会が多い環境になった場合は、サイドボードに
積んだ方がいい。《厚かましい借り手》の方が基本的に
コストパフォーマンスがいいが、この2枚は《狡猾な願い》
でサーチすることが可能。どれも一長一短。

・《コジレックの帰還》
《紅蓮地獄》より1マナ重いが、インスタントのため、
《狡猾な願い》が入る場合は、こちらが優先される。
欠色なので、プロテクションにも引っかかりにくい。

・《蟻の解き放ち》《火想者の発動》
《全知》着地後、《狡猾な願い》➝《火想者の発動》➝
《狡猾な願い》《衝動》《渦まく知識》という手順で、
《エムラ》をデッキトップに置いた上で《蟻の解き放ち》
を連発すれば、インスタントタイミングで1キル可能。
《実物提示教育》で《全知》着地時に、相手が
《忘却の輪》などを同時に出してきた時には、この
手順が重要になる。

・《計略縛り》
《実物提示教育》で《全知》着地時に、相手が
《忘却の輪》などを同時に出してきた時に、コレで
《全知》が除去されるのを防ぐことができる。
また、Doomsday相手に《タッサの神託者》の勝利効果を
無効化できることもポイント。

・《戦慄衆の秘儀術師》《若き紅蓮術師》《稲妻》
本来のコンボに加えて、URデルバーのように盤面やハンド
アドを稼ぎながらビートする勝ち手段を導入するために、
サイドボードに積まれることもある。コンボ妨害優先で
サイドINを行った相手の不意を突くことができる。

・《裂け目の突破》
一度限りの《騙し討ち》。《狡猾な願い》からサーチ
できる。またインスタントであるため、相手のエンド
ステップに打てば、出した生物を自分のターンに持ち
越すこともできる。

・《瞬唱の魔道士》《森の知恵》
息切れした時にアドを修復し直すことができる。特に
《瞬唱》は、攻撃してきた《封込僧侶》をブロックして
返り討ちにすることも期待できる。どちらもサイドボード
に1枚だけ積むことがある。

・《王冠泥棒、オーコ》
モダン以上では禁止になっただけある強力なPW。相手の
《封じ込め僧侶》や《罠の橋》を無効化しながら、時には
ライフ補充やブロッカー用の鹿を作ることもできる。
サイドボードに1枚程度積んでおくのも悪くない。

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