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ルールスショップの所感

私がルールスショップを使用してみた所感を述べることにします。
さすが、ヴィンテージで禁止になったカードは違いました。
レシピ及び所感は以下のようにまとまりました。

デッキレシピ

20 Lands
4 Ancient Tomb
2 Glimmervoid
2 Karakas  
4 Mishra's Workshop
2 Spire of Industry  
1 Strip Mine  
1 Tolarian Academy  
4 Wasteland  

・21 Creatures  
3 Arcbound Ravager  
2 Dark Confidant
4 Phyrexian Revoker  
4 Stonecoil Serpent  
4 Thalia, Guardian of Thraben
4 Walking Ballista  

・2 Instant and Sorcery
1 Ancestral Recall
1 Time Walk

・17 Others
1 Black Lotus  
1 Chalice of the Void  
3 Chromatic Star
1 Mana Crypt  
1 Mox Emerald  
1 Mox Jet  
1 Mox Pearl  
1 Mox Ruby  
1 Mox Sapphire  
1 Sol Ring  
4 Sphere of Resistance  
1 Thorn of Amethyst  

Sideboard(15)  
1 Lurrus of the Dream-Den
4 By Force
1 Deafening Silence
2 Drannith Magistrate
1 Seal of Cleansing
2 Swords to Plowshares 
4 Tormod's Crypt

①サリアは美人&強い

エスパーカラーにしたおかげで入れることができたサリア。
[[磁石のゴーレム]]や[[三なる宝球]]が入れられない以上、
マナ拘束をしっかりかけてくれる存在は非常に重要。
髪長でスタイルもよく、絵柄の価値もかなりある(個人的所感)。

②ルールスがいなくても十分に強い

ルールスを出せなかったのに勝利した局面も多かった。
ルールスを相棒にする条件は、3マナ以上のパーマネントを抜くだけ。
純正のMUDの3マナ以上で強力なカードは、[[三なる宝球]]、
[[磁石のゴーレム]]、[[神秘の炉]]くらい。[[サリア]]と青P9が
2枚あるので、その代わりになっている。3マナ以上の呪文系には、
縛りは無いが、このデッキには、そもそもそれすら必要ない。

色マナが安定せず[[ルールス]]が出せなくても、十分デッキとして
成立する。特に相手が[[ルールス]]を使用していないデッキの場合、
こちらが[[ルールス]]を出せなくてもアド差を広げられない。
それでいて息切れしたら、[[ルールス]]を出せばすぐに
立て直せる。そりゃ、みんな[[ルールス]]使うわけだ。

相棒は、デッキ構築の厳しい縛りと引き換えに初手が一枚増える
デザインのはずが、[[ルールス]]の相棒条件は縛りが緩すぎるため、
メインデッキがほぼ弱体化しない。初手はタダで増やせているも同然。
そりゃ、[[ルールス]]は禁止されても無理はない。

③フェッチとデュアランが欲しい

当たり前のことを言う。[[ルールス]]を安定して出すなら、
フェッチランドとデュアルランドを使った方が確実である。

このデッキは、本来は色を使わないMUDというデッキなので、
色マナ源が限られていて、時には色マナが出せないままゲームが
終わることも多かった。そのため、色マナの安定する相手に先に
[[ルールス]]を出されて、アド差を広げられて負けることが多く、
なかなか勝率が上がらなかった。ルールスMUDがあまりtop8に
残れていなかったのも、そのためと考えられる。

[[ルールス]]が禁止にならなかったら、MUDの時代は終わっていた。
その意味で、今回[[ルールス]]は禁止になってくれてよかった。
逆の考え方の方々には、まことに申し訳ございません。

④[[彩色の星]]を使うのが難しい

[[彩色の星]]の使い方は主に、
・ラベジャーに食べさせてワンドロー。
・[[サリア]]や[[闇の腹心]]や[[ルールス]]のための色マナ供給。
・[[ルールス]]で使いまわしてハンドアドを取る。

このように口で言うのは簡単。しかしのこのカード、私には
使いにくかった。置くのに1マナかかる上、自分で置いたマナ拘束に
より置くためのコストが増えてテンポを失い、色マナ供給までに
1ターン待つ必要があることもしばしば。また、色マナの必要なカード
が手札になくて、この星を[[ラベジャー]]のエサにしたら、
トップで色カード引いてしまい後悔することも多かった。

やはり、ルールス使うなら、フェッチとデュアランが欲しい。

⑤ルールスは相棒のPWも同然

今後、相棒のPWが出ないかな、と思っている方は多いようだ。
しかし、この[[ルールス]]自体が、相棒のPWも同然なのである。
PWと同じように、毎ターン手札を消費せずに継続的にアドが
取れるから。マナは消費する必要あるが、2マナ以下なので誤差。

0マナの[[ミシュラのガラクタ]]を使い回すだけで、毎ターン
追加ドローできる。[[炎の印章]]や[[浄化の印章]]を使い回せば、
3マナのPWとは思えないくらいのアド。軽い生物を、手札使わずに
リアニメイトするだけでも十分に強い。多少マナコストかかっても、
全然痛くないレベル。

相棒という「必ず初手にあって、初手が一枚多い」状態にするなら、
PW並に強すぎる能力を付加しないorマナコスト重く作るべきだった。
もしくは、相棒の条件をもっと厳しくして作ってほしかった。
スペル系も2マナ以下に縛った方が、まだ適正だったかもしれない。
それでも、ヴィンテージでは問題起こしたとは思うけれど。

日本での発売日およびMOでイコリアが解禁されてから1か月、という短い間でしたが、[[ルールス]]のおかげで、楽しんだり苦しんだりで、最高で貴重な時間でした。
そして、前代未聞の禁止カードがヴィンテージから出るという歴史的瞬間でした。
以上が、ルールスショップの所感です。

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