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アルーレン(ミドルスクール)

[[魔の魅惑]]デッキはレガシーで強力であるが、それがミドルスクールでも再現可能である。選択できるクリーチャーはレガシーより断然少ないが、問題ない。ポータル三国志の[[帝国の徴募兵]]や、無限コンボの核である[[洞窟のハーピー]]が使用できるだけで十分。

デッキリスト(★は再録禁止カード)

土地
1:《島/Island》
1:《沼/Swamp》
1:《山/Mountain》
3:《森/Forest》
2:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
1:《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4:《真鍮の都/City of Brass》
4:《宝石鉱山/Gemstone Mine》
3:《反射池/Reflecting Pool》
4:《ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battleground》
2:《裏切り者の都/City of Traitors》

エンチャント、呪文系
4:《魔の魅惑/Aluren》
3:《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《生ける願い/Living Wish》

クリーチャー
1:《魂の管理人/Soul Warden》
1:《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
2:《大クラゲ/Man-o'-War》
1:《ギトゥの投石戦士/Ghitu Slinger》
3:《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
3:《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
4:《極楽鳥/Birds of Paradise》
2:《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》
2:《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》

サイドボード
1:《魂の管理人/Soul Warden》
1:《厳格な試験監督/Stern Proctor》
1:《大クラゲ/Man-o'-War》
1:《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》
1:《蛆たかり/Maggot Carrier》
1:《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
1:《ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan》
1:《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》
4:《帰化/Naturalize》
3:《防御の光網/Defense Grid》

土地

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・島
・沼
・山
・森
基本土地。このデッキはほぼ5色なので、使用する基本
土地の種類も多い。

・ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
・ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
ダメラン。緑中心で、黒青が多いので、ダメランの色は
緑青と緑黒となっている。

・真鍮の都
・宝石鉱山
・反射池
5色土地。ほぼ5色のデッキである以上、これらの土地を
多めに取る必要がある。

・ヘイヴンウッドの古戦場
★裏切り者の都
2マナ土地。[[魔の魅惑]]を1ターンでも早く置きたい
ので、2マナ土地を合計6枚取っている。緑マナが重要
なので、[[古えの墳墓]]ではなく緑マナ2点が出せる
[[古戦場]]を使うようである。また[[洞窟のハーピー]]
を使う都合上、ライフを減らしたくない点でも、
[[古えの墳墓]]の使用は控えられるようである。

エンチャント、呪文系

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★魔の魅惑
デッキ名のアルーレン(Aluren)とは、このカード。3
マナ以下の生物を0マナで、しかも瞬速で唱えることが
出来るようになる。この恩恵は相手も受けられるので、
ミラーマッチなどの時には注意したい。基本的に、この
カードと[[帝国の徴募兵]]さえ揃えば無限コンボに突入
することができる。再録禁止にふさわしいパワーである。

・悟りの教示者
[[魔の魅惑]]をサーチするために使用する。ドロー1回
分損してでも[[魔の魅惑]]を入手するべきである。

・陰謀団式療法
相手のコンボ妨害手段を捨てさせるカード。[[FoW]]や
[[解呪]]、[[帰化]]など、相手の色に応じて危険なカ
ードを正確に狙うようにしたい。

・生ける願い
サイドボードから好きな生物をサーチするカード。土地
もサーチできるが、このデッキではサイドボードに土地
は入らないので、土地サーチは考えていないようである。
ミドルスクールの特別ルール上、[[ソープロ]]などで
追放された生物もサーチできる。

クリーチャー

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・魂の管理人
無限コンボでは[[洞窟のハーピー]]でライフを支払い続
けるので、この生物は必須になる。序盤に単体で出した
場合でも、多少の延命にはなるので無駄にはならない。

・フェアリーの大群
無限コンボ中にマナが必要になった時に役に立つ。特に
[[魔の魅惑]]を土地フルタップにして出した後に
[[生ける願い]]を打ちたい時に頼りになる。

・大クラゲ
無限コンボで活躍してくれる上、[[魔の魅惑]]を引く前
でも、相手の生物をバウンスしてビートの速度を落とす
こともできる。

・ギトゥの投石戦士
無限コンボの勝利手段。この生物と[[大クラゲ]]と
[[洞窟のハーピー]]を[[魔の魅惑]]で回し続ければ、
無限ダメージとなり、勝利できる。

・帝国の徴募兵
このデッキのキー生物。[[魔の魅惑]]を置いた上で
[[帝国の徴募兵]]を出せば、勝利も同然。[[大クラゲ]]
をサーチして出し、[[帝国の徴募兵]]をバウンスして出
し直し、[[ハーピー]]をサーチすれば、以後は好きなだ
け生物をサーチし続けることができる。

・ザンティッドの大群
生ける[[防御の光網]]とも言える生物。1T目に出せれば、
2T目以後はこの生物が殴り、第二メインフェイスで動け
ば、妨害を食らうことがなくなる。飛行を持っているた
め、ブロックされて倒される心配も少ない。

・極楽鳥
マナ生物。[[魔の魅惑]]を早く設置したいため、必須
である。また、このデッキはほぼ5色のため、コンボが
揃う前に色々な生物を唱えて凌ぐ手助けをしてくれる。

・ワイアウッドの野人
これもキー生物になりうる。[[ハーピー]]がビースト
であるため、[[魔の魅惑]]設置後は、[[ハーピー]]を
唱えて自身の効果で手札に戻し続けることで、無限ド
ローができる。[[魔の魅惑]]が引けていなくても、
この生物と[[ハーピー]]により、(U)(B)支払うたびに
ドローができるので、コンボ完成の手助けになる。

・洞窟のハーピー
戦場に出せば生物1体を戻して出し直せる上、自分自身
も出し直せるという優れた生物。言うまでもなく、無限
コンボはこの生物無しには出来ない。

サイドボード([[生ける願い]]のウィッシュボード)

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・魂の管理人
・大クラゲ
・帝国の徴募兵
・洞窟のハーピー
ライブラリーから引けなかった時のため、[[生ける願い]]
用にサイドボードにも取っている。[[帝国の徴募兵]]を
サーチすることが多い。

・厳格な試験監督
ミドルスクール内で唯一[[解呪]]のようにエンチャント
もアーティファクトも戦場に出すだけで除去出来る生物。
実は他にいないのである。[[魔の魅惑]]を設置した上で
[[ハーピー]]と合わせれば無限に除去できる。

・ワタリガラスの使い魔
3枚掘り下げられる[[衝動]]もどきなETBを持つ生物。
[[魔の魅惑]]の設置後は、たいていは[[帝国の徴募兵]]
がサーチされるからわざわざこの生物をサーチすること
はあまり無いが、土地ばかり引いてしまって苦しい時に
は、[[生ける願い]]でサーチすると非常に頼りになる。
[[ハーピー]]で使いまわして、コンボ完成を目指したい。

・蛆たかり
対戦相手を対象に取ることなく無限ライフロスさせられ
る。[[象牙の仮面]]や[[法の領域]]などで[[投石戦士]]
の効果で相手を倒せない時にサーチしたい。ライフロス
も、[[魂の管理人]]のお陰で自分には降りかからない。

・ウークタビー・オランウータン
アーティファクト破壊。[[試験監督]]のバウンス除去で
は再度出されるだけな状況の時は、こちらをサーチする。
[[抵抗の宝球]]は天敵なので、いち早く除去したい。

サイドボード(ウィッシュボード以外)

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・帰化
置物対策。[[仕組まれた疫病]]、[[浄化の印章]]、
[[抵抗の宝球]]など、置物で無限コンボを妨害してくる
相手にはインする。

・防御の光網
インスタント対策。相手が打消しや[[解呪]]などインス
タント呪文でコンボ妨害をしてくる相手にインする。
赤青など[[ザンティッドの大群]]を火力で除去しながら
妨害できる相手には、それとこのカードを入れ替える。

コンボ1:[[帝国の徴募兵]]

[[魔の魅惑]]設置後の動きの事例を数個示すことにする。

[[帝国の徴募兵]]さえいれば、基本的に勝利である。

①[[帝国の徴募兵]]を出し、念のために2枚目の
[[帝国の徴募兵]]をサーチして戦場に出す。3枚目を更に
サーチして出してもいい。
②[[大クラゲ]]をサーチして出して、[[帝国の徴募兵]]
を出し直し、[[洞窟のハーピー]]をサーチして出す。
③[[ハーピー]]で[[大クラゲ]]を出し直し、更に
[[帝国の徴募兵]]も出し直す。
④[[ハーピー]]を1ライフ払って戻して出し直し、③の手順
を繰り返す。そのことでサーチし放題。
⑤[[魂の管理人]]と[[ギトゥの投石戦士]]をサーチして
出せば、③のような手順で代わりに[[投石戦士]]を何度も
出し直せば、無限ライフと無限ダメージで勝利。

※もしも[[魂の管理人]]が墓地に置かれている等で準備
出来ない場合、⑤の手順で代わりに[[ワイアウッドの野人]]
をサーチし、無限ドローで[[生ける願い]]と
[[フェアリーの大群]]を手に入れて、サイドボードから
[[魂の管理人]]を入手するといい。また、ライフが十分
に残っていれば、[[魂の管理人]]無しで[[投石戦士]]の
コンボを始めてもよい。

コンボ2:[[ワイアウッドの野人]] + [[洞窟のハーピー]]

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[[帝国の徴募兵]]の代わりにこの2枚からでも無限コンボ
がスタートできる。この2枚を並べれば無限ドローになる
ため、コンボパーツを揃えることができる。

コンボ3:[[蛆たかり]]

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[[象牙の仮面]]、[[法の領域]]などで[[投石戦士]]が使
えない時、[[蛆たかり]]のルートを覚えておくといい。

コンボ1の⑤の手順で、代わりに[[ワイアウッドの野人]]
をサーチして、無限ドローで[[生ける願い]]と
[[フェアリーの大群]]と[[魂の管理人]]を入手。土地を
2枚アンタップすることで[[生ける願い]]用のマナを準備
し、サイドから[[蛆たかり]]をサーチし、[[ハーピー]]
と合わせて何度も出し直して勝利する。[[生ける願い]]
を2発以上打ちたい場合は、[[フェアリーの大群]]を
[[ハーピー]]で何度も出し入れすればいい。

天敵1:[[翻弄する魔道士]]

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[[翻弄する魔道士]]で[[魔の魅惑]]を指定されてしまう
と、このデッキは中途半端な生物デッキと化してしまう。
[[生ける願い]]や[[帝国の徴募兵]]で[[大クラゲ]]や
[[ギトゥの投石戦士]]を入手して除去したい。ただし、
[[大クラゲ]]ではバウンスにしかならないため、7マナ
準備して[[魔の魅惑]]も一緒に出せる場合でない限り、
対策手段にはならない。どうしても除去手段がうまく引
けない場合は、生物並べてビートで勝利するしかない。

天敵2:[[仕組まれた疫病]]

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[[洞窟のハーピー]]の出し入れができなければ無限コン
ボは成立しない。相手に[[仕組まれた疫病]]を置かれて
ハーピーかビーストを指定された場合は、[[ハーピー]]
は出た瞬間即死なので使い物にならなくなる。対策とし
ては[[生ける願い]]で[[厳格な試験監督]]を持ってくる
くるか、[[帰化]]をサイドインしてサイド戦後に対抗す
るしかない。もしくは、[[ハーピー]]と生物タイプが被
る生物が他にいないことに注目し、他の生物を並べてビ
ートして勝利するのも手である。

天敵3:インスタントタイミングのエンチャント除去全般

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[[魔の魅惑]]設置後に[[帝国の徴募兵]]を唱えたスタッ
クで[[魔の魅惑]]を割られてしまうと、コンボが止まっ
てしまう。手札に都合よく2枚目の[[帝国の徴募兵]]が
あれば、瞬速で出せば[[魔の魅惑]]が破壊される前にコ
ンボが決まるが、そういう幸運はそう簡単に来ない。
相手が打消しを使わないデッキであっても、
[[ザンティッドの大群]]や[[防御の光網]]でエンチャン
ト破壊を防ぎたいところである。何枚そのような防御系
カードを使用するかは、メイン戦の状況で考えよう。
ただ、[[浄化の印章]]にはそのような防御系カードも
通用しないため、[[試験監督]]をうまく使うか、
[[魔の魅惑]]2枚目を引くなどして何とかするしかない。

天敵4:[[抵抗の宝球]]

[[魔の魅惑]]の設置が遅くなる上、設置後も生物を唱え
るのに1マナ要求されるため、無限コンボが出来なくなる。
[[帰化]]や[[ウークタビー・オランウータン]]等で除去
したいところである。


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